第12話 ある山賊アジトの制圧風景にて
このアジトに入る前の準備で、
縫い針より10分の1細くて、短い針を100本を
儂特製の『強力睡眠薬』に浸けて居て、
あとは鉄の入れ物を100カップにハンドクリーム型の回復薬を入れて、カードにいれて置いた。
上の5人と前の部屋の10人の首筋に刺した。刺された本人は虫に刺されたと勘違いして、騒がれる言なく刺されて1分後、10時間の覚めない夢の世界に誘われるだろう。
残りはおっさんとバカ貴族のみだが、面倒だから刺しちゃえ
結果、貴族に殴られてた少女を残して、おっさんと貴族は夢の世界に旅立った。
何が起こったのか理解できてない少女はあたふたしている。
よし此処でいちごを出しても問題ないだろう。
"いでよ。いちご"
黒い女型の全身鎧が儂の目の姿を現した。
儂はメッキを剥がし、剥がした金を収納した
いちごはおっさんか儂を救い、背中に装着する。
「きゃ、今度は何?誰?」
次々と起こる事で理解許容オーバーの様で頭を抱えてパニックしている。
〔うーん念話接続してもいいんだが男声は怯えるだろうし〕
『いちごちゃん喋れないのは少し不便ですね』
〔よし、いちご、回復薬渡すから左手を後ろに出して、男1人入っている牢屋に右手を掲げて、そして合図と共にぎゅっと握りしめて〕
いちごは命令通り、
左手を腰の後ろに回し回復薬を受け取る。
そして、右手を牢屋に向けて…
〔握って〕
ギュっと握り締める
グシャ〜ギギギッ
「なっ!」
そこにあった鉄格子は紙をくしゃくしゃに握り締めたかのような塊が宙に浮いていた。
腕を降ろすと同時に、ゆっくり塊を降ろす。
少女はペタンと地に尻をつく。
他の牢屋に入ってる人らも騒ぎ立てる。
いちごはゆっくりと捕らわれている瀕死の爺さんに向かう。
「ま、待って。辞めて。お父さんに手を出さないで」
と少女は爺さんの間に割って出た。
いちごは少女に手を伸ばす。
間に入ったは良い物も成す術も無く、恐怖で目を瞑る。
ぐしゃぐしゃ
「……っへ?」
髪がぼさぼさになるぐらい頭を撫でられて、気抜けた声をこぼす。
少女の手を掴み回復薬を持たせるいちご
そして、いちごは、その回復薬の蓋をあけ、人差し指で少量の薬を掬い、少女の腫れた頬に馴染ませる。
「…!。これ薬なの?」
少女のパァと明るい表情していちごを見る。
いちごは頷き爺さんを指をさした。
「分かった。任せて」
爺さんの所に向かって行った
〔手を掲げて握ると言う命令しかしてないが、いちご、良い仕事だ〕
『ヤドク様の望む行動は、ある程度理解してるみたいですね』
〔そうだな…しかし見た感じ親娘って言うより、爺と孫って感じがするが〕
『娘の耳が若干長いです。
ああ、エルフってやっぱ長寿でハーフエルフもその影響があるって感じかな?
〔さて、いちご。山賊どもを一箇所にまとめるぞ〕
アジト前に山賊共と貴族の青年を集めて、それらを入れる、歯車見たいな車輪のついた檻を創造し、中に詰める。檻には鎖が付いておりその鎖を全員を繋いでいく。外れないかと確認し終わったら、歯車を固定して、
時間はまだ日中、干からびても目が覚めないし、半日では死なないし問題ない。
死にそうになったら、半回復ぐらいしてやるから問題ない。
牢屋部屋に戻ると、すぐさま、鉄格子を全て取り外し、捕らえられた者の繋がれた鎖を解いて行き、衰弱している男性たちは特製の栄養剤の錠剤を10錠を精製水と一緒に含ませる。即効性は無いがしぬことはないだろう。
女全員には栄養剤は勿論、万が一の場合のため栄養剤に避妊薬を混ぜて飲ませた。
『栄養剤と精製水って薬のカテゴリーなんですね』
〔ああ。基本、体に良いものは薬で、悪いものは毒って感じで、健康食品も薬になるじゃ無いかな〕
『野菜も薬になるんじゃ』
〔いや、創造できる薬の最低限ラインは、加工物。手を加えた物なんだよね〕
『じゃあ料理は』
〔出はするけど、味気ないと思うよ。栄養バランスが良く塩分糖分を控え目の病院食みたいな物だから〕
さて問題は拷問されていた爺さんなんだが、
少女の看病で外傷はハンドクリームで処置したんだが、爺さんはまだ苦しそうだ。
やっぱ内臓が痛んでるかな?
参ったな。貴族を裁くのに、爺さんの情報が必要なんだが
仕方ない。
〔いちご、爺さんにこれを〕
と錠剤1錠を爺さんに飲ませる。
「おお、痛みが引いて行く。黒い騎士様有難うございます。」
とムクっと起き上がって、節々を触り何とも無いと確認すると、いちごにお礼を言う。
『何を飲ませたんです?』
〔…エリクシールを10倍に薄めた物を錠剤にしたやつ〕
『ってエリクシール作れるんですか!』
流石ファンタジーオタク、食いつきいいな。
エリクシール。万能薬とも言われ。外傷、病気を完全に治し20年は病気知らずになり、絶頂期の肉体をも手に出来る秘薬で有り禁忌薬だ。まあ、分かりやすく言えば、ご老体が病気知らずの青年の肉体に若返理を引き起こすんだ。時の権力者が喰いつかない訳がない。
寓話も、たった一滴のエリクシールで何百万の人が死ぬ。とあるほどだ。
絶対にバレたらいかんものだ。
『もしかして、蓬莱薬も作れたりして…』
〔これ以上聞かないほうが身のためだよ?〕
『あ、はい。もう聞きません』
うん賢明だ。
蓬莱薬。不老不死の秘薬といえばわかるな?
死ねなくなるのは恐ろしい呪いだ。
作りたくもない。
脱線したな。
〔いちご、今から爺さんと念話する。動作頼むな〕
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