第4話 ある神のいない異世界にて
世界名:不明
世界座標:不明
世界強制崩壊まで:99998505年後【変更不可】
創造神:無し
世界神:無し
在籍神:無し
現地神:無し
接続顕現:フリー
現在地:極東辺境の密林
……はぁ?
神が居ない?そんな世界があるの?
え?この端末正常?あとこの世界と端末の情報が違うとか?〕
『全くもって正常です』
うおぅ
頭の中で女性の声がした。
〔念話か?何処から?〕
『目の前の端末からですよ。私はこの端末のA.Iです。これ位で現実逃避しないでください。衝撃事実があと何個かありますから』
え?端末のA.Iの声?
あの世界の技術だもんな。
〔……よし、落ち着いた。どんと来い〕
『先ずは、今のの状況をお知らせします。
今現在、貴方様は遭難しております』
〔…へーそうなn『言わせませんよ。早く理解して現実戻って来てださい。この世界は貴方様が転移すると決まっていた世界とは全くの別世界です。"世界座標"も不明な点からも、この世界は只々創ってすぐ、神に棄てられた世界ともて言うでしょう。棄てられたと言っても"抹消"されてないのは"世界強制崩壊"が設定されてるのが原因かと』
〔あーつまりどう言うこと?〕
『この世界は「どうせ近いうち消えるから放置で良いんじゃね」と創造神が創ってそのまま放棄したと。その放棄された世界に事故であなた様と私が遭難して行き着いたってとこです』
〔OK分かった。(こいつ、人間味溢れるな)
遭難か?創造神はなぜこの世界捨てた?
〔この世界に、バグはあるの?〕
『バグは有りません。それどころか素晴らしい調整を為されてる世界です。ただ一点の問題はこの世界はには天界がない事です。創造神は起動した後で天界が無いと気づいて止む無く放棄したのかと。起動した後に付け加えるのはすごく面倒ですから。かと言って抹消手続きも面倒、なら自然崩壊をするまで他の世界を作ると言うのもあり得ます座標登録しなければ何個でも世界は作れますから』
〔え?天界が無いから棄てる?。何で?勿体無い〕
『はぁ…いや、貴方様は下界出身の神だからに身体がありますから大丈夫ですけど、いいですか。2世代以降の神はほとんど下界用の身体は無いのですよ?』
〔え?じゃあ彦坊たちは……〕
『…私の姉妹へ呼びかけて居ますが、まだ応答がありません』
〔姉妹って…そうか…。なぜか一緒にいた二柱の神の能力が使えるようになったんだがそれって〕
『…維持できなくなったエネルギーは近くにあったエネルギーの渦に吸い寄せられ吸収されます』
〔あーいや悪い。意地の悪い質問しちゃったな…〕
そう言えば、俺の変化した姿は天界での姿だった。だから神像のまま…
つまり、下界に合う身体があった儂は助かって、身体の無い彦坊たちは儂に意図せずに取り込まれて…生滅した。
〔すまぬ、彦坊〕
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