2-1
私はおこげの事を話した、病気の事 これから飼い始めることも
すると、お爺さんが親切に教えてくれた
(外には行きたがるのは性格にもよるけど、元が野良なら行きたがる猫は多いよ、でも、危ないから家の方がいい)
私は、事故に合うからですか?と聞き返すと
お爺さんはこう答えた
(それもあるけども、俺の世代の連中は特に猫を嫌いな人が多いからな
なにされるか解らんのよ)
その後にもお爺さんが言った内容はこうだ
事故もあるけども それ以上に外に出ると人から何かをされて
怪我する方が心配だという
小動物だから威嚇しても怖がられず、人からの反撃もその分多いからと
お爺さんは、自分自身も若いときは、猫を煙たがっていて、色々な酷いことをしたそうだ
殺虫剤を撒いたり 木刀で叩いたり
昔の人間はそうゆう猫に対しての事が当たり前になっていて
首輪をしていても酷いことをする人は多いと言った
今もそれは変わらないとも話した
私は心の中で言われた事に共感した
それは、おこげの診察の時に医師からの想像だが言われた事があったからだ
それは
(元々、野良だから、人から薬を撒かれたり、小さい体に衝撃を与えられたり、事故に遭っていた可能性もあるかもね)
と、言われていたからだ、そして、おこげはその時、すでに腎不全に近い症状だとも言われた
香水や殺虫スプレーは、動物に掛かると、皮膚からや、体を舐めるときに体内に入って
腎不全になることもある
お爺さんは話を続けた
庭に居たただけで猫や犬に、人間はそうゆう事を平気でする
でも今は自分が猫を飼っているし、色々と励みにもなっていると
それに自分がしていた事だから、外に出すのは想像も出来ないとも言った
お爺さんは、関わってからイメージも他の野良猫の見方も変わったと言った
私は(だから沢山飼われてるんですね?)と言い返す
お爺さんは(まーな)と言って 診察室に呼ばれていった
そのあと、私も自分の面会の順番が来て、おこげの居る部屋に入る
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