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電話コールが鳴る間。。 何度も出てくれ、居てくれ、と

そんなことを心の中で叫んでいた


今思えば、焦りと言うよりも、早く早くとゆう気持ちが

目の前で苦しむ猫に、[助けて]と言われている様な気がしていた


コールが終わり、電話を取ってくれたのが解ると

私は電話先の相手に、いまの状況だけを ただ伝えていた


自分が言いたいことを言い終えた後、ほんの僅か数秒後の無音の後に、女性の声で

落ち着いてくださいと言われ、我に帰った。。


相手に自分の名前と、動物の種類と年齢を聞かれる


(野良猫で、歳は解りません でもまだ子猫だと思います)


正直、大きさだけで言えば、大人だとは思う

けれど、小さい時から認識してから、まだ一年程なのは知っていたから

どっち付かずな返答をしてしまった


そのあとは、状況と具合の悪くなった時間帯を聞かれた


私はさっきと同じことを今度は冷静に話す


(苦しみだしたのは9時頃で、それからずっと お尻から体液みたいな物が出ています)


そこでようやく時間を自分で確認した。。病院を探してから一時間半が経っていた


電話の相手は、状況確認を聞いたのち、返事をした


(わかりました、それでは、今連れてこられますか?)


私は

(それは出来ない)と答えた


そこは車で四時間は掛かる所で、私は相手に、地元の病院が開いていない事と

電話をした理由を説明した





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