第4話 クラーケン
帆船ほどにもなるイカの形をした超大型の水棲モンスター。
多数の触手と巨体により、船をも沈める。
主な生息地は、大海や湖。
・体格
小型船~大型船サイズまで。
差異は大きいが、その触手だけで船を巻き取ることも珍しくない。
いわゆる頭部の口だけでも、人間を丸呑みできることもある。
・脅威度 高
巨体でありそのパワーは非常に大きい。またほとんどの場合、戦いづらい水上であるため、その点でも脅威度は高い。
仮に倒せても船が破壊され、海に投げ出されることもある。
・生息数 稀
縄張りを持ち、単独で行動する個体が多い。一度に複数のクラーケンに襲
われるのは、極めて珍しいといえる。
・文明度 低
軟体生物に準じた知性しかないため、文明は持たない。
しかし年経たクラーケンは、自分に匹敵する大物との戦闘経験も積んでおり、一層手ごわい敵といえる。
・特殊な個体
元々が稀であるためか、特殊な個体例はほぼない。
加齢によって、さらに巨大な個体が目撃される程度である。
クラーケンはかつて、実在すると思われていたモンスターです。
そして恐らく、伝承に近い生物(ダイオウイカ等)が現実にいる、数少ない例ともいえます。
そのため、クラーケンもファンタジーが確立する前より様々な伝説がありました。
今日でも彼らの出番はありますが、どうか物語の際はご用心を。
逃げ場のない海で襲われれば最後、駆け出し冒険者なぞ一瞬で海の藻屑にされてしまうことでしょう。
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