7.宴にご招待

  すでに外は暗くなっている。シャーとリーフィは、街をアテもなく歩きながら話をしていた。

「ごめんなさいね、シャー」

 先ほどのサリカのことを言っているのだろう。リーフィは、少し申し訳なさそうだった。

「ううん、慣れてるし、平気だよ」

 シャーは言って、左頬に軽く触れる。すでに痛みはなくなっていた。そして、ふと、空を見た。雨の落ちそうな曇り空だ。すでに夕刻ぐらいにはなっているだけに、その暗さは相当なものだった。シャーは、ランプに火を入れて、それを持ちながら歩き出した。遠雷の響く音が不気味に聞こえる。

「手は大丈夫?」

「え、ああ。これ? 大したことないって、気にしないで」

 リーフィに心配されていることをしり、シャーは少し嬉しくなったらしく弾む声で応えた。そして、すぐに少し気の毒そうな声になる。

「サリカちゃん、大分参ってるみたいね」

「そうね、何とかしてあげたいけど……。でも……」

 リーフィはすっと顔を上げた。

「ねぇ、シャー……。今日は、マタリア館にいかないのよね? なのに、どうしてここに来たの?」

 すでに歓楽街の入り口まで来ていた。しかし、今日のシャーはいつもの青い汚れたマントと異国風の青い服にサンダルで、高級妓楼に忍び込めるような姿でもない。リーフィの方はどうにかなりそうだが、シャーのこの格好だと少し無理がある。だから、リーフィは今日は、シャーはマタリア館に行かないのだと思っていた。

 雨の前とあってか、人通りはいつもよりは少し少ない程度だった。煌々とした灯りは相変わらずで、より暗い夜にはひどく街は明るいが、何となく禍々しい感じもした。暗雲立ちこめる空にそびえたつ摩天楼は、まるで悪魔の城のようにすらみえる。

「そうだねえ、えーっと」

 そう言いながら、シャーは不意に背後にちらりと目をやった。リーフィは気づいていないが、シャーはすでに腰の刀の柄に手を触れている。

「オレが行きたくなくても、多分いくことにはなるんだろうなとかね」

「え? どういうこと?」

 リーフィが怪訝そうに眉をひそめる。シャーはわずかに悪戯めかした表情でこういった。

「もしかしたらね、今日中に何とかしてあげられるかもしれないなあってこと。まぁ、明日の朝まで……オレが生きてたらの話だけどねえ」

 不意に不穏な事を言った。リーフィは驚いて、シャーのほのかに青い目を見上げた。

「どうしたの?」

「お誘いが来てるんだ。……だから、今日は道化のカッコしなくても、マタリア館に入れるよ~」

 シャーは声を低くした。

「後ろにいるんだよ。もう」

「えっ?」

 リーフィの表情が変わる。少し青ざめたような彼女は、すぐに後ろを振り返ろうとしたが、シャーの片手がすぐにそれを押しとどめた。そして、シャーは鋭くささやいた。

「リーフィちゃんは顔を見せちゃだめだよ」

「で、でも……」

 シャーはそっと言った。

「今日は、リーフィちゃんは安全なところで待ってて。顔を見せたら、オレが成功しても失敗しても、いいことにはならないでしょ? リーフィちゃんは、部下には顔を見られてるけど、本人には見られてないんだよね。…なら、見せちゃ駄目だ」

 シャーはにっこりと微笑んだ。リーフィは不安そうにシャーを見上げる。

「シャー、それって……」

「あはは、そんな危ないからとかいう理由じゃないよ。ほら、上を見るとあんな風に雷が……」

 シャーは、空の方を指さして軽く笑った。遠くで確かにごろごろと音が鳴っている。

「オレ、雷嫌いなんだよねえ。……リーフィちゃんもでしょ? 妓楼であっちこっち暴れたら、逃げる途中に雨に降られるかもしれないし、運が悪いと稲光の中逃げなきゃってことになるかもしれないじゃない。そんなの嫌でしょ? だから、待っててよ」

「でも、シャー……」

 シャーがわざとおどけているのは分かっている。それでも、心配そうな顔をするリーフィに、シャーは少し強い口調で訊いた。

「信用してよ、リーフィちゃん。オレが負けると思う?」

 リーフィは軽く首を振る。

「そう、だから、一旦、あの辺のお店にでも入って、静かにしておいて」

「……あなたがそういうなら、そうね。わかったわ」

 リーフィはうなずく。シャーは、にっこりと優しく微笑むと、そっとささやいた。

「じゃあ、後でね」

 シャーは、リーフィを暗がりに追いやるようにして、彼女を先に行かせた。リーフィは夜の闇に紛れて、その内に見えなくなる。シャーはそれを見届けると、軽く柄に手をやった。

「さぁてと……。気合い入れてせいぜい死なないようにしないとねえ」

 シャーはぽつりと呟いて、少しだけ伸びをする。そうして、ため息をついてから、彼は背後に迫っている男達の方につま先を向けた。

 街のちょうど灯りの下に、この前と同じような格好をしたウェイアードが立っていた。闇の中の光の元で、すらりと背が高く、顔立ちの整っているウェイアードはひときわ目立つ存在だ。それとはある意味対極の目立たないゼダが後ろの方にいたようだが、ウェイアードに何か申しつけられて、どこかに何か買いにいったようだ。

 シャーはそっとその横を通り過ぎようとする。目の端でちらりと見やったウェイアードの腰には、刀身が極端に湾曲した鎌のような形状の武器がさがっていた。

「ちょっと待てよ。そこの青いの」

 不意にウェイアードは口を開く。通り過ぎようとしていたシャーは足を止めた。サンダルが砂を噛む音がする。

「何の用でしょう?」

 びりびりと漂う緊迫した空気とは裏腹に、シャーの口調自体は、普段と変わらぬものだった。ただ、彼の目は、明らかに普段の彼とは違う様相を浮かべている。それにウェイアードが気づいたかどうかはわからない。ただ、ウェイアードは、端正なつくりの割には、彼自身は少し粗野な所があるような感じだった。

「この前の芸人じゃねえのか、お前」

 ウェイアードは、その綺麗な顔に似合わない言葉遣いで、そういってにやりとした。

「どうだ? 今日はいつものメンバーが一人足りなくて寂しかったところでね、…どうだ、芸人、お前もオレ達と一緒にあそばねえか?」

 そういってウェイアードはくくく、と笑った。ウェイアードの背後にいる取り巻き達も、なぜかにやついていた。彼らは屈強な男共で、腕力には自信がありそうな連中達だった。ウェイアードのボディガードを兼ねた遊び友達なのだろう。

「へぇ、旦那様も太っ腹ですねえ」

 シャーはそう言って刻むように笑った。

「それじゃあ、御相伴に預かりましょうかね」

「そりゃあよかった」

 ウェイアードはそう言って、右手で剣の柄を叩く。金属的な音が散る。その音を聞きながら、シャーはウェイアードの右手を見た。

 ウェイアードの綺麗な着物の袖口から、しろい新しい包帯が右の手首に巻かれているのが、袖が踊るたびに覗いていた。


 妓楼というものは、別にただ妓女と遊ぶだけの場所ではない。

 そこにいる女性達と遊ぶにもルールがあるし、ただの無頼者は入れない。妓女の方も、それなりの学のある者が多いし、それと遊ぶ方も、ある程度風流を理解していないといけない。

 そんな風流な場所に、彼らのような無頼が集まっているのは少し滑稽だ。美しく整った顔立ちのウェイアードはともあれ、シャーにしてもその手下共にしても、本来ここには似合わない存在だった。

 ウェイアードの側には、二人ほど、美しい女が侍っていた。連れている取り巻きは少なくとも五人ほどで、ゼダの姿は見あたらない。それはそれで良かったのかもしれない。ゼダのような善良で臆病な人間は、こういう荒々しい場にいてはいけない。

 妓女達は、時折お互い話し合っては、笑い声をあげてはいたが、この物々しい雰囲気には薄々気づいているのだろう。その表情がひきつっていることはわかっている。第一、ウェイアードと彼の取り巻き、そしてシャーの間には会話が一度もないのである。この空気に気づかない方がおかしいというものだ。

 遠くから聞こえていた雷が次第に近くなっていた。雨は降ってはいなかったが、やがて時折だが、稲光がパッと窓のほうから差し込んでくるようにもなっていた。その度、娘達はふと笑顔をこわばらせる。この空気でこの状況はかわいそうだ、と、シャーは思った。リーフィなら、雷を見てどんな顔をするだろう。しかし、あの娘なら、恐がらないのかもしれないな。

「さぁすが、マタリア館。おねえさんたちも、きれえだねえ~~。ね、今度おつきあいしてよ、ってオレみたいな文無しがいっても駄目だよねえ。オレから見ると、二人とも、天上人ってカンジだもんね」

 シャーが、緊迫感もさらさらない声で妓女達に声を掛けた。普段なら、彼女達はシャーのような男など鼻にもかけないのだろうが、今日は違う。彼の言葉が救いになったのか、二人は思わずホッとした顔になり、「まぁ、お世辞も甚だしいわねえ」とくすくすと笑った。

 目の前に差し出されるのは贅沢な料理とうまい酒。カタスレニアの酒場ではけして出てこないような、そんなごちそうだった。取り巻き共はとにかく、ウェイアードは酒ばかりで料理には手をつけようとしなかったが、シャーは、遠慮なくそれをつまんでは口の中に入れている。

 毒が入っているという危険はおそらくない。仮にそうだとしたら、相手の態度で分かるし、まさか、こんな妓楼でそんな事ができるはずもない。いくらウェイアードが上得意だといっても、人一人がここの料理を食べて死んだとなれば、すぐに店がつぶされてしまうだろう。

 それに。と、シャーは思う。ウェイアードは、すでに曲刀の刃に巻いていた布を外しているのだ。この緊迫感は、けしてシャーだけが緊張しているから感じるものではない。むしろ、殺気を発しているのはウェイアードの方だろう。

 ウェイアードは側に妓女を侍らせながら、一度も彼女たちの方を見ていない。ウェイアードは、外敵の前の獣のような目で、シャーの方を気にしている。いつ斬りかかるか、タイミングを見計らっているのだ。だから、料理や酒に毒を入れることはしないだろう。そもそも、彼のように腕の立つものは、そんなまどろっこしい真似などしないものだ。

 シャーは、一瞬だけ鋭い笑みを浮かべる。緊張感に戸惑う娘達に適当に声を掛けていたが、それもそろそろギリギリかも知れない。スパイスの利いた肉料理を噛み、それを酒で流し込みながら、シャーはそろそろいいかと声を掛けた。

「ところで、ウェイアードさん」

 シャーは、わずかに足を浮かせながら言った。ウェイアードは、酒をわずかに傾けていたが、シャーの方をすっとその鋭い切れ長の瞳で見る。シャーは笑みを刻んだ。

「……アンタのその右手の傷はなんでしょね?」

 ウェイアードは、右手の襟からみえる包帯をちらりと見た。シャーは、再び笑いながら、横に置いていた刀をそうっと左手で持ち上げる。ウェイアードもそばに刀を置いていた。その極端に刀身の曲がった特殊な形状を指さしながら、シャーは敢えて軽い口調で追及する。

「その鎌みたいな妙な形の武器、……この前、オレを襲ったの、アンタでしょ?」

シャーの言葉に、ウェイアードは顔を引きつらせる。

「何の話だ?」

「わからねえというんでしたらわからねえままで結構でござんすよ、ウェイアードの旦那」

 シャーは珍しく絡み口調になっていた。顔色をわずかに変えるウェイアードとは対称的に、シャーはすんだ表情で少し目を細める。真偽を探るようなシャーの目は、赤い灯の下にあるにもかかわらず、何故か青ざめて見える。

「目的はなんだい? 一体オレの何が気にくわなくて、オレを狙った?」

 ウェイアードの手がそうっと例の曲刀にかかっていく。それでもシャーはまだ動かずに、そのまま話を進める。

「オレが何か探り出したのが気に入らないのかい? それとも、オレが、アンタの女遊びに水を差したのが気に入らないのかい?」

「黙れ!」

パッとウェイアードは、むき出しのままだった刀を払った。シャーが座っていた足下向けて、真横にである。

 すでにかかとをあげていたシャーは、難なく後ろに素早く飛び退いた。飛び上がった足の下を、鋼鉄の刃がすり抜けていく。同時に立ち上がったウェイアードや、彼の取り巻き達のせいで、料理が皿ごとひっくりかえった。あの豪奢な絨毯に、ひっくり返った贅沢な料理が、容赦なく飛びかかる。同時に稲光がバッと窓から入った。

 側に侍っていた娘たちが思わず悲鳴をあげていた。取り巻きの一人が短剣を抜いて、シャーの方に飛びかかる。だが、何が起こったのか、シャーがふっと手を動かしただけで、料理の飛び散る床に叩きつけたれた。

「あーあ、天上の楽園と見まごうばかりの料理が……。もったいねえなあ。折角だから、たらふく味わえよ」

 シャーは、床で泡を吹いて気絶している男にそう呼びかけて、片目を閉じた。片手にはすでに刀が無造作にぶら下がっている。いつの間に抜いたのかがよく見えなかったので、取り巻き達の間にわずかな動揺が広がった。

 ウェイアードは秀麗な顔に険しい表情を浮かべている。右手には、例の曲刀を握ったままだ。

 部屋の片隅で妓女二人が抱き合うようにして震えていた。シャーはそちらに目を軽くやる。

「ねえさんたち、はやくお逃げ」

 シャーはそっと妓女二人にささやくように言った。

「ごめんね、恐い目にあわせちゃって」

うおおおお、と雄叫びをあげて、二人ほどが襲いかかってくる。狭い部屋で、長い刀を振り回すのは上策ではない。シャーはするっと一人をかわし、もう一人に足払いをかけた。

 そっと妓女達のいる方にまわり、もう一度言う。

「さ、はやく逃げて。巻き添えをくわせたら、オレも辛いよ」

 震えながら、娘達はそっとうなずき、急に戒めがとけたかのように、さっと部屋から出ていった。シャーはそれを見届けると、足下の皿を邪魔そうに軽く横に寄せながら、にやりとする。

「さあ、このまんま部屋の中でやらかすのかい? オレはどこでやろうと気にしないぜ? でも、どうせやるならお前らの好きなところでやろうじゃねえか」

「……なるほどな」

 ウェイアードがようやく声をあげた。

「それじゃあ、お望み通り、移動しようじゃないか。ただし!」

 だっとウェイアードが仕掛けてくる。やはりそうだ。直前までまっすぐに飛び込むように来て、そして不規則に曲がる太刀筋。シャーは、戦慄を覚えつつ、口をゆがめた。自分の勘と経験と、そしてある程度の運が頼りだ。シャーは、構えていた剣を耳の横まで引き寄せた。

 ギィン、と耳に残る音が響き、ウェイアードの剣はシャーの刀に受け止められて止まる。

「このまま、戦いながら移動する気かい。狭い部屋の中で、アンタも物好きだことぉ」

 残りの言葉をシャーが継いだ。それに同意するように、ウェイアードはにやりとした。シャーは冗談めかしていったが、自分に不利なことは分かり切っている。さっと身を沈め、ウェイアードの刀を外して、部屋の外に飛び出す。廊下の先には、急な階段が見えている。

 ウェイアードと彼の仲間が後ろから迫ってくる。シャーは、転がるように階段降りながら、繰り出される刀を受けて返す。曲刀のウェイアードは、さすがに建物の中で戦うには不利である。中にいる間は、味方にやらせるつもりなのか、短剣で四人ほどの男達が突っかかってくる。

 シューッと忍び込むように突いてくる短剣を、シャーは直前になってかわす。バランスを失い、前のめりになる男の腕を掴み、シャーはそのまま引き倒した。男は悲鳴を上げて、階段を転げていった。

「あーら、お気の毒」

 シャーは軽く言ったが、実際あまり余裕はない。その隙に、さっと階段を駆け下りていく。後ろからはまだ男達が追ってくる。それを目の端で監視しながら、シャーはとにかく出口への道を急ぐ。

(狭いところでよくやるよ)

 騒ぎに気づいた客や妓女や芸人達が騒いでいるようだったが、それに気を留めている暇はない。ここで大立ち回りができない以上、今はとにかく、外に出なければ――



 雨の降りそうな空だ。時折、ごろごろと雷鳴がとどろいては、稲光がパッと散る。リーフィも、雷が恐くないわけではないが、彼女は少なくとも普通の女性よりは恐怖心が薄い方だった。雷よりも、今はシャーの状況の方が気になる。

 シャーはまだ戻ってこない。リーフィはマタリア館の裏側に立って摩天楼を見上げていた。雲行きの怪しい天気に裏側を通る少ない通行人も、すでに店の中に引っ込んでしまって、ほとんど人気がない。ただ、マタリア館の放つ灯りが、その場をそれなりに明るく照らしていた。

「やっぱり、わたしも行った方がよかったかしら」

 リーフィは不意にそんなことを思う。一応酒場で働いている彼女は、危ない客のあしらい方や、そんな客から情報を引き出す為の話術なども知っている。

 ウェイアードにはきっと取り巻きがついている。多勢に無勢は、シャーにとっては慣れたことなのだろうが、リーフィは少し心配になる。自分がいれば、もしかしたら取り巻きぐらい、引き離す事ができたかもしれない。

 ガタンガタン、とけたたましい物音がして、リーフィはハッと建物の壁に身を潜める。マタリア館の裏口の方で、積み上げられた木箱が倒れる音がした。

 直後、わめき声と同時に転がり落ちるようにマタリア館の裏口から人の集団が飛び出てきた。一番先を行く影は俊敏な獣のような動きで外に出る。マントが大きく翻るがみえ、雷光に刀が光って見えた時、同時に男の容貌がはっきりと見えた。

「シャー…!」

 リーフィはポツリとつぶやき、彼がまだ無事であることに少しほっとした。

 シャーの前には、何人かの男が立っていた。その中で、ひときわすらりとした男の姿が見えた。もう一度雷鳴がとどろき、稲光が走る。

 そして、シャーと対峙する男の顔が見えた。黒い布を被った麗しい容貌の男だ。リーフィは、他にも戦っている連中と彼を比較しながら、ハッとした。あることに気づいたのだ。

「……シャー。……あれは……!」

 リーフィは建物から飛び出した。一応、腰には短剣がある。それをわずかに握るようにして、そのまま走り出す。

 

 シャーは、まだあのことを気づいていない。すぐ教えてあげなければ――。

 

 ぐっと手を引かれ、リーフィは危うく転びそうになる。慌てて振り返れば、そこに男が立っていた。稲光が男の容貌一瞬照らし、リーフィはハッと息をのむ。

「あなた!」

 男はにやりと笑った。

「おや、こりゃえれぇ美人さんだな。悪いな、別嬪さん。……ちょっとつきあって貰うぜ」

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