第二十話

第二十話


 紀州和歌病わかやま県に三つの勢力あり。

 一つは根来忍者。もう一つは和歌病わかやま県警刀狩署。そして最後の一つが、入国者シャンヤーハイアンである。


 三組織間の同盟により、これらの組織は反目しながらも全面的に交戦することなく、膠着状態を維持していた。

 だが、根来忍者の代表選手である外道一群斎が伊痩いせで討ち死にしたことで、彼らの勢力図に影響が発生した。


 折しもその時、鳥婆とば駅を立とうとした西大寺衆の前に友人であり、紀州橘家のご令嬢でもある橘ゆわいが現れた。

 橘家は紀州出身の名家であり、少なからざる影響力を持っていた。


 紀州の事情に暗い西大寺千秋は知らなかったが、この出現は三勢力にとって予想以上に厄介な事情を孕んでいたのだ。


 さて、何も知らない西大寺衆は、橘さんが乗ってきた巨大ヘリコプターに乗って紀異きい半島上空を移動していた。


 彼女らが行くのは鳥婆とば駅より伊痩神宮周辺へ舞い戻る空の道。

 西大寺衆は一旦伊痩いせ神宮へ戻ったのち、そこから熊脳くまの三山へと至る伊痩いせ路を南下することにした。

 伊痩いせ路と言えば、伊痩いせ神宮から熊脳くまの三山へと至る参詣道であり、熊脳くまの古道の一つとして知られる、世界遺産である。


 紀州全体に張り巡らされた熊脳くまの古道はインドの高僧モラメンテが唐代に来日した際に整備したとされる程に歴史ある道である。

 モラメンテは日本名を厳提と名乗り、奈良時代の朝廷にあって吉野に厳提寺を打ち建て、ヨガによって政治を支配したと地元の人たちに言われている。


 公共事業とヨガで紀州を支配したモラメンテの威光は現代まで伝わっており、地元の人たちにも未だに信仰されている。モラメンテの偉業を伝える碑も建てようかという話もあったが、ここで待ったをかけたのが、モラメンテの弟エロメンテである。


 エロメンテは高僧モラメンテの弟でありながら、その見た目のエロさからエロメンテと呼ばれた。

 バツが悪いのが、エロメンテのことをこのように呼称したのが当のモラメンテ本人であり、不服に思ったエロメンテは当時の山城国に煩悩エロメンテ教団を設立した。


 これが後々の大山崎油座の母体となるのだが、戦国時代にまで時代が下ると、モラメンテを信仰していた石川五右衛門を釜茹でにしたのが、エロメンテ教団率いる大山崎油座の美肌オイルなのだから因果な話である。


 とにかく、モラメンテの碑を建てようという地元の人たちの提案は、エロメンテ教団によって阻止されたのだ。

 この兄弟の悲劇は教科書とかには特に載ってないが、明治時代の宣教師マッテオ神父の日記に記されている。


 さらに突っ込んだ話をすると、このマッテオ神父は明治時代に来日したイタリア人だが、日本で見た力士の姿に感銘を受け、横嵌よこはまの外国人居留地に殺人デス相撲デスゲームの地下闘技場を打ち建てたことはあまりにも有名なので教科書に載っていない。


 そして、現代でもモラメンテ教団とエロメンテ教団はこの横嵌よこはまの殺人デス相撲デスゲーム地下闘技場(赤レンガ倉庫の辺り)で日々殺人デスゲーム相撲を繰り広げているのだ。

 そして、伊痩いせ路を歩いていると、今でも時折、モラメンテとエロメンテがマッテオ神父の采配の元に相撲を繰り広げている幻影が見られるのだという。


「バナナ美味しい。」


 西大寺千秋は橘さんから頭の湧きそうな紀州昔話を聞かされ、ナポリに行きたい気持ちに浸って現実逃避、バナナを一心不乱に頬張っていた。

 目の前で人が死んだ直後に良く飯が食えるものだが、生きてたら腹が減るのだから仕方ない。


 というかそもそも、今の西大寺千秋は身体内部にまで食い込んだ戦闘スーツの調整機能により、極度のストレスを感じないようになっている。

 これは宝蔵院お春も同じであり、血液内部にまで入り込んだ宇宙微生物やナノマシンの影響をモロに受けている為だ。


 それよりも、千秋が気になるのは叔父の冬次のことである。

 彼は先程からヘリの隅で体育座りになって俯いていた。


 大丈夫とは言っていたが、やはり結果的に自分の手で人を殺したのだから、心のダメージも大きいだろう。


 そう考えれば、芒手のぎす血樽子たるこが残した呪いはまさに忍法の類と言えた。

 ただの自殺でもない。他殺でもない。

 人に殺されることのみを望んだ彼女が唯一すがった物。

 それが命をかけての嫌がらせなのだから、始末に負えない。


 しかし、依然として気になることがある。


「叔父さん、大丈夫?」


 千秋は叔父さんに声をかけようと思ったが、実際に声をかけたのは、宝蔵院お春殿だ。

 冬次叔父さんは笑ってお春に答えた。


「ああ。お春殿かい。実は少し考え事をしていてね。」

「あの女のこと考えても仕方ないと思うよ。」


 お春は千秋よりも人の死にドライだった。

 ドライなのだから仕方ない。

 だが、叔父さんは疲れた顔色であったものの、とりわけ取り乱した様子もなく、いつものように冷静だった。


「仕方ない…か。まったくだ。仕方ない。

ああ、俺は本当に気にしてないんだ。気になっているというのは、あの子の忍法のことさ。」

「忍法『人殺し』。」


 結局、あの女がしたかったことは何なのだろうか?それ自体に興味はないが、わざわざ遠路はるばる伊痩いせに辿り着いてまでやりたかったことが、自分の死なのだから、こちらとしては一抹の不安のようなものが残る。


「あの子の忍法が本当にアレだけで終わるのか…という事を考えていてね。」

「忍法『人殺し』を使えるのが芒手のぎす血樽子だるこだけだし、東突厥高校に他の忍者もいないし、何も分からなくなっちゃったね。」


「そういうことだよ。思うに、アレはあの子が独自に考案した忍法だと思うんだ。

ほら、伊賀でパートのおばちゃんもあの忍法について言っていたろう。他勢力の忍者が本当に忍法『人殺し』を知っていたなら…その時点で、芒手のぎす血樽子ちだるこの忍法は成り立たなくなるわけだからね。」

「誰も、好き好んであの子の趣味に付き合うわけじゃないからね。」


 しかし、だからこそ、とも言える。

 二人の会話を聞きながら、千秋は思案する。

 あの時は、パートのおばちゃんにとってもギリギリの攻防だったはずだ。

 なのに何故、本人がひた隠して然るべき情報を知った口振りをしていたのか。


 その答えは意外な方向から飛んできた。

 なぜか西大寺衆についてきてヘリコプターに乗り込んだ、刀狩署の藤武蔵ふじむさし人魚にんぎょだ。


「お前達…あの芒手のぎす血樽子ちだるこを倒したのか。」

「如何にも。奴は勝手に自滅していきおったわ。」


 上半身裸でポーズをキメながら尋ねる藤武蔵ふじむさしに、お春は古風な言い回しで答えた。


「馬鹿な…たかが小娘でも忍法『人殺し』は厄介だと聞くぞ。発動すれば必ず一人は死ぬという。その忍法を掻い潜るとは。」

「一人は死ぬ…か。その噂はどこで聞いたんですかね?」


 いぶかしむ藤武蔵ふじむさしに、冬次叔父さんは聞き返した。


「えっ、以前、伊賀忍者に聞いたのだが。」

「情報の拡散という奴ですね。本当のことは伝えていないが、嘘も言っていないわけだ。」


 冬次叔父さんは一人勝手に納得していた。

 要するに、あの時のパートのおばちゃんは、伝え聞いた血樽子ちだるこの実力に頼っただけだったのだろうか?


「あの子は言っていたね。物語上、人を殺した人間は必ず死ぬのが道理だと。俺が気になっているのはまさにそこだ。」

「よくわからんが何を馬鹿なことを。殺人の応報論に物語もクソもなかろう。」


 藤武蔵ふじむさしは何故かズボンを脱ぎながら呵々大笑した。

 もうわかるよね。この男は露出狂の気があるんだよ。みんなもこんな男に話しかけられないように気をつけようね。


 本気でキモいので、お春殿は足早に藤武蔵ふじむさしから離れてしまった。千秋も心なしか遠巻きに事態を見ている。

 冬次叔父さんは本当に嫌そうに藤武蔵ふじむさしに答えた。


「全くだ。人を殺した報いを必ず受けるなんて、運命論はそんなに細大漏らさないように出来てはいないよ。可哀想な娘だ。それに、物語がなくても人を殺さなくても、人は死ぬ。

本当に…可哀想な娘だと思うよ。可哀想だとしか思えないんだ。」

「ほう。話半分だが、続きを聞きたいな。」


「俺には兄弟が二人いてね。一人は俺を疎んでいたが、もう一人は俺を守ってくれた。それはもう、その人がいないと、今の俺がいない程だ。だから俺は、その人と家族を守ろうと決めている。」

「成る程な。家族愛という奴か。儚いな。」


「今回だってそうさ。俺は千秋やお春殿を殺人者にせずに済んで…あの可哀想な娘を殺せて、本当に良かったと心から思ってるんだ。」

「確かに。誰も口に出さないが、人が死んだ時、悲しみとともに喜びが生まれる。席が一つ空くからだ。誰かにとって、死んだ方が役に立つ人間というのは実在する。」


 藤武蔵ふじむさしはパンツを脱ぎ、全裸になった。


「成る程な。俺はお前のことを気に入ってしまったようだ。」

「えっ」


 藤武蔵ふじむさしは全裸で冬次叔父さんの肩を掴んだ。


「どうだ?俺の契約一般人にならんか。」

「嫌だ。」


 冬次叔父さんは嫌なことはハッキリと断る性格だった。


「そうか、残念だ。ところで俺の肉体をどう思う?」

「毛深いしキモい。」


 その時、これまでほぼ数日口を開けてなかった変質者(だいぶ最初の方で冬次叔父さんの家に不法侵入した一般人の不審者)、十津川勇蔵がついに藤武蔵ふじむさしに話しかけた。


「おい、なんで敵の筈のお前がここにいるんだよ。」

「今その話する!?」


 十津川勇蔵は好きな動物がコアラだったが、ここ数日はコアラを見る機会がなく、ストレスが溜まっていたのだ。

 この暴言は彼のストレスがついに限界に達したと言える。


「えっ…いや、あの。警察官としてこの状況を見逃さなかったっていうか。ほら、橘家のご令嬢もいるし。」

「ついに私の出番ですね。」


 待ちかねたように会話に乱入してきたのは、やはりこのヘリコプターの所有者、紀州名家の橘さんだ。

 橘さんは千秋に擦り寄ってきた。


「私の可愛い千秋さんをこんな目にあわせるなんて酷いわ。叔父さまにも手を出すなんて下郎の輩を許しては置けないのよ。」

「えっあっはい。」


 橘さんは、昨年千秋を助けた功績から、千秋のことを自分の所有物だと思ってる節がある。

 一方、お春殿に対しては一定の親愛の情を示しており、両者に対しての扱いが微妙に違う気がするのだ。


「さて、そこの下郎の警察官。」

「あっはい。」


 藤武蔵ふじむさしは妙に下手に対応していた。


「ご存知の通り、あなた方が拒否しようとも、既にあなた達は我が錦城高校生達の賭けの対象になっているわ。故に、ルールに違反することがあれば、上層部の人間達が黙ってないのよ。」

「えっええ?そんなことになってたんですか。」


「そういうことよ。クラスメイトの菅原さんを逮捕するなんて言語道断よ。大人しく諦めなさい。」

「はっはあ。でも一ついいですか?」


 藤武蔵ふじむさしはやや慇懃無礼に橘さんに言った。

 橘さんが無言で髪をかき上げると、藤武蔵ふじむさしは了解と捉え、言葉を続けた。


「橘家といえば、古くは紀州徳川家に仕えた武士の家柄。徳川家といえば天皇様の勅令によって征夷大将軍の地位に任ぜられた、これまた武士なわけです。」

「そうね。そういうことになるわ。」


「徳川将軍を任じた天皇様と言えば、これもまた室町時代を経て北朝系の家柄が代々担っておられるわけです。」

「南北朝の争乱ね。確かに南北朝時代は北朝側の勝利に終わったと言えるわ。それがどうかしたの?」


「えー…っと、これあんまり言っちゃいけない奴なんですけどね。ウチの組織、刀狩署ね。これ南朝系の残党なんですよ。」

「…?」


 橘さんは首を傾げた。


「ウチだけじゃないんですよ。同盟に参加した根来忍者とか、シャンヤーハイアンとか、あいつらもみんな纏めて南朝の再起を図るネオ南朝幕府の同盟なんです。」

「なんだか話が複雑になってきたようね。」


 ネオ南朝幕府。

 日本において南朝と言えばやはり室町の南北朝争乱における南朝だろう。

 そもそも南北朝がなぜ二つに分裂したかといえば、これは公家の政治と武士の政治、中世二重の基準論が鎌倉幕府の終焉を経て尚解決しなかったことに起因する。


 当時の日本は平安時代より続く公家政治と、鎌倉時代よりつづく武士政治、二つの身分がそれぞれ並立して存在した、ややこしい時代だったのである。


 公家中心の政治を推し進めた後醍醐天皇が、室町幕府初代将軍、足利尊氏に追われて打ち建てたのが南朝だ。


 当然、南朝は武士中心の政治を認めない傾向にあるので、ネオ南朝幕府とは随分とおかしな響きであろう。


「南朝も幾度かの憂き目を見て時代が変わったのさ。というかまあ、ネオ南朝幕府は立場上秘密組織の色合いが強くてな。南朝と言うからには南朝側の継承者を名乗る人物がいるはずなんだが、俺もそれが誰なのかはとんと分からんのだよ。」

「ちょっ、ちょっと待って。」


 千秋が静止した。意味がわからなかったからだ。

 特に南北朝の時代の流れは複雑なのであまり勉強していないのもある。


「じゃあ何?南朝の天皇が"そっち"にいるってこと?」

「天皇というか、その血を引いてんじゃないかなあ?とは思うよ。でも何せ、ウチも胡散臭い組織だからね…」


 藤武蔵ふじむさしは平然と言った。


「や、ややこしいね…。」

「ややこしいだろう!?こっちの組織はみんな個人主義だからさ、俺もよく分からなくて正直困ってんだよね。」


 豪快に笑う藤武蔵ふじむさしに、橘さんは毛布を掛けた。やはり全裸は見るに耐えなかったのだ。


「でも、わざわざ私に接触しできたということは、何か他にもあるのでしょう?」

「ああ、そうだな。ほら、同盟の最後の一つ、シャンヤーハイアン。俺は入国者達と呼んでいるが…あいつらはアレなんだ。全員が僭称天皇なんだ。」


 愚蘭坊ぐらんぼうが恥ずかしそうに頭を掻いた。

 愚蘭坊ぐらんぼうは根来衆だが、元は別の組織からの出向である。

 つまり、シャンヤーハイアン出身である。


「俺、頭良い。俺が思いついた。」

「えっちょっどういうこと不敬罪?」


「俺、僭称の意味知ってる。ネオ南朝幕府、誰が正当後継者なのかを隠す必要ある。だから、誰が天皇なのか分からないようにした。」


「だめだよ。世が世なら秘密警察にしょっぴかれるよ。」

「俺、大丈夫。本当に南朝の正当後継者がいるのか誰も知らない。俺も知らない。だからこそ、みんなが僭称することで箔が付く。」


 愚蘭坊ぐらんぼうは頭脳派だが、どう見ても外国人だった。


「俺、エチオピア出身。他の奴らも、イロイロ。日本人、一人もいない。」

「へー…ああ、そう。」


 千秋はちょっとこれ色々ヤバいんじゃないかな、と思った。


「でも、俺知ってる。シャンヤーハイアンの一人、神器を持ってた。南朝、神器を持ってる。南朝は神器にかけては当代一。

シャンヤーハイアン持ってたのは、偽物の神器。でも、この世で最も邪悪な神器。いわば邪器。」

「神器…えっ?」


 千秋は頭の中の警告音が大音量で鳴り響くのを感じた。

 つたない日本語だが、神器といえば、三種の神器である。


「ストップ。止めとこう。これ以上は止めとこう。ヤバいと思う。だいぶだいぶヤバいと思う。」


 さて、これ以上はヤバいので話を戻すと、芒手のぎす血樽子ちだるこの忍法とはなんだったのか、である。

 死者は黙して語らず。


 以前、体育座りをする冬次叔父さんに、ドリームランド衆が擦り寄ってきた。


「あんたの物語論。聞かせてもらったが、面白かったぜ。俺たちにも一過言あるからねえ。」

「忍法『人殺し』。物語によって俺が殺されるのではなくて、俺が死んで初めて物語が完成するんだろうね。」


「成る程な。誇大妄想狂の夢は叶えるのではなく、叶うってわけか。」

「だとしたら…俺は本当にあの子が死んで良かったと思ってる。俺の勝ちだよ。」


 千秋は叔父さんに近づこうと思ったが、袖をまくった叔父さんを見て歩みを止めた。


「呪い…そういうことか。」


 あの時、芒手のぎす血樽子ちだるこはメスを握った手を死んでも離そうとしなかった。


 結論から言うと、忍法『人殺し』に殺傷能力は無いと言える。

 誰も殺さないし、死に追いやる能力も無い。


 ただ、死後硬直が起こっても尚、叔父さんを離そうとしなかったその手は、千秋とお春がなんとか"破壊"して話さざるをえなかったのだ。

 "破壊"した。筈なのだが。


「悪いな、お嬢さん。俺の勝ちだよ。」


 叔父さんの両手には切り離された手がくっ付いていた。

 つづく





☆【紀州編】忍杯戦争関係者一覧☆


○西大寺衆

・千秋とお春一行

西大寺千秋

宝蔵院お春

西大寺冬次

薬師博士

太乃悧巧りこう

十津川勇蔵


・根来衆

×外道げどう一群斎 いちぐんさい

愚蘭坊グランぼう

乳出ちちで御児兵衛おごべえ


・伊賀組


・胡姫禁中宴の祭器達

別業なりどころ胡瓶こへい


・ドリームランド公国


・南郎組傘下忍道会

・南郎組傘下鶴詠会

・神兵衛南郎組傘下有門組


・裏正倉院



○和歌病県警刀狩署無刀課刀係

藤武蔵ふじむさし人魚にんぎょ

他不明




○シャンヤーハイアン

???

・死刑囚

竜田川龍之介

妙法寺太郎

他一名






忍杯戦争参加者一覧

×外道げどう 一群斎いちぐんさい

藤武蔵ふじむさし人魚にんぎょ

濃尾のうび透助ノ介すけすけのすけ

本堂ほんどう兵庫ひょうご

織衛おりえ不要人いらすと

未知判丸みちわかまる

×芒手のぎす血樽子ちだるこ

猿紅葉えてもみじ母宗ははむね

ゆき初蓮それん鎌槌かまつち

諸兄もろえ盤也たらいや

海蛍うみほたる

福雷ふくらい茶釜ちゃがま

すわり

別業なりどころ胡瓶こへい

     以上十四名

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