第十二話

 奈落なら市から春火山かすがやまを過ぎて北東へ早25分。西大寺衆の一行を乗せた観光バスは柳死やぎゅうの庄へたどり着いた。


 地理的には奈落なら市と伊牙いが市を結ぶ中間地点にあるこの地は、県の中心地帯から外れた高原、山間に位置する。


 中途半端な山と田んぼ、そして中途半端に古い家屋や小道が続く、要するに町と名乗るのもおこがましい、ただの道、ロードである。


 だが、400年も前の古、かつてこの地は、幕府の剣法指南役を務めた柳生一族の藩だった。

 小説や講談で有名な柳生十兵衛や、その父宗矩、祖父石舟斎などにも所縁のある、異質な土地である。


 そう思って良く良く見れば、住民たちの風情も何やら隙のない佇まいではないだろうか。

 

奈落なら県にこんな土地があったなんて。」


 現在時刻は十四時半。

 ここから車で伊痩いせのイルカ島まで直行しても二時間近くかかるだろう。


 しかし、西大寺衆には一旦この柳死の庄にて立ち寄る理由が存在するのだろう。

 西大寺千秋と宝蔵院お春はよく分かっていないが、しかし、これだけ人が集まってまさか何の考えもなく、とりあえず柳死の庄に来たというわけでもあるまい。


「これだけの武人が集まれば、まるで物見遊山のツアー観光客じゃのう。」

「まさに。何故このような場所に立ち寄ったのか。それには重大な理由があるに違いありませぬ。」

「いつ理由が明かされるのか楽しみじゃのう。」


 気楽にも根来、ヤクザといった連中も同じようなことを言っている。


 だが、おそらく何の心配も無いのだろう。

 ドリームランド公国の連中がいるからだ。

 この黒衣を纏い、般若面で素顔を隠したイギリス王室衛兵風の連中こそが、西大寺衆を柳死やぎゅうの庄へ招いた張本人だからだ。


 それにしても不可思議な連中である。

 千秋にとっては彼ら般若面三人衆が現れてからこっち、瞬く間に西大寺衆の結集に至っている。

 まるで彼らの書いたシナリオ通り。

 だが、奇異な服装や優れた経略以上に、彼らの纏う剣気が人ならざる異様な雰囲気となっている。


 そんなことを考えていると、般若面の一人が不意に手を挙げた。


「では皆さん。これから我々のねぐらへ案内しましょう。」

「成る程。ドリームランド公国の隠れ家ということか。」


 即座に反応したのは太乃長官だ。流石にこういう時は頭の回転が早い。


「いかにも。我らがあなた方をこの場所へ案内したのは、これからの策を練る為です。」

「つまり何も考えてないってことか。」


 船頭多くして船山登るとはまさにこのことであった。


 さて、誰もがそれぞれ他の人物をあてにし、結局全員が何も考えないことが判明した一行はとりあえず般若面三人衆の自宅にお邪魔する事にした。


 案内されたのは普通の民家だった。


「母ちゃんただいまー。」

「たかし!どこほっつき歩いてたんだい!また変な格好してからに!」


 出てきたのはたかしの母ちゃんだ。


「ひいっ何だいあんた達。出て行っておくれ。」

「あっお邪魔しました。」


 千秋は流石に死刑囚や忍者を連れて民家に上がり込むわけには行かないので、出て行こうとした。

 だが、それにも構わず般若面三人衆は土足で民家に入り込み、千秋達に手招きするのだ。


「大丈夫ですよ。さあ入って入って。」

「誰なんだい!?ていうかたかしがいないじゃ無いか!?たかしは何処行ったんだい!?そもそもあんた達誰だい!?」


「大丈夫ですから。マジで大丈夫ですから。私たちはあなたの息子ですよ。」

「怖っ!出て行ってくれないと警察呼ぶよ!?」


「うるせえっババアっ」


 ドリームランド般若面三人衆が一般人に対して激怒していると、千秋達一団を掻き分け、二十代のパッとしない男性が帰宅した。


「えっ母ちゃんだれこの不審者達。警察呼ぶ?」

「たかし!警察呼んどくれ!」


 たかしの帰宅だ。西大寺衆は早くも最大のピンチに陥った。

 だが、ここでパニックに陥らなかったのがドリームランド般若面三人衆である。


「たかしくん!待ってたよ〜!」


 般若面たちはむしろ喜んでたかしくんを受け入れる態度を取ったのだ。


「げっ…!あんたらは同級生の…」

「たかしく〜ん。君のお母さんが僕たち西大寺衆を家に上げてもらえなくて困ってるんだよ。」


「えっ!?何言ってんのあんた達。いきなり来て何言ってんの。」

「はぁ〜?たかしくん冷たいなあ〜。」


 どうやらドリームランド般若面三人衆とたかしくんは知り合いのようだった。

 そしてすかさず、これを好機と見たのが、ヤクザ三組×三人=計九名ものヤクザ達だ。


「おうおう!たかしくんよお!事情は分からねえが!俺たち友達を家に上げねえとは狭い了見じゃねえか!」

「ええっ!?怖っ何こいつら怖っ」


「ああっ?舐めてんのかテメエ!!」

「近寄らないで!怖い!ひい!」


「痛っ!怪我しちまったじゃねえかよ〜おうおう、どうすんだよ。怪我しちまったよぉ〜?」

「それはあなた達が…」

 

 たかしくんはヤクザに囲まれて困っている様子だった。

 そして強敵のたかしくんをヤクザが抑えている間に、菅原さんがおばちゃんに賄賂金とプロテインを贈呈し、一同はなんとかたかしくんの家に不法侵入出来たのだった。


 ヤクザ以外の西大寺衆はたかしくんの部屋で秘密会議を始めた。


「まず俺たちドリームランド公国の難民は普段はこうして柳死やぎゅうの庄の家々で一宿一飯の恩義を受けているわけなんだ。」

「なんて連中と手を組んでしまったんだ。」


 千秋は絶望した。

 あと、ドリームランド般若面三人衆も敬語が崩れ、化けの皮が剥がれてきた気がする。

 所詮は闇の武芸者。クズだったのだ。


「ドリームランド衆が柳死やぎゅうを拠点にしてるとは知りませなんだ。」

「ハハハ。柳生流剣術にも支流が幾つかありましてな。我々ドリームランド衛兵は皆、ドリームランド柳生の達人なのですよ。」


 ドリームランドのクズどもと平然と会話するのは、伊賀衆の忍者達だ。

 多分、伊賀忍者も平和に暮らす機会がむしろ少ない人達なので、こういったゴミどもとも普通に会話する技術を持っているのだろう。


「ほう。ドリームランド柳生ですか。江戸柳生や尾張柳生とは違うのですかな。」

「柳生流は拠点とする地によって江戸柳生、尾張柳生以外にもドリームランド柳生や柳生柳生が存在するのですよ。」


 柳生柳生とは柳死の庄に根付いた柳生流である。

 ドリームランド柳生とは、ドリームランドに根付いた柳生流である。


「じゃあたかしくんやおばちゃんは柳生柳生なんですね〜」

「そういうことですよ。」


 ドリームランド般若面三人衆と伊賀三人衆が仲良く話していると、根来衆の外道一群斎が手を挙げた。


「ちょっと良いじゃろか。そもそもなんで儂らは伊痩いせなんかに行くんやろうか。長州征伐はどうなったんじゃろう。」


 外道一群斎、御尤もな意見である。


 そもそも、西大寺衆は菅原さんが頑張って集めた忍者達の寄せ集めであり、長州征伐ロボシュバリエ一号のカリスマで纏まっているにすぎない。


 だが、目下の敵は西進を続ける神奈皮かながわ県立東突厥高校であり、会ったこともないこの遊牧民ヤンキー達は神奈皮かながわからはるばる伊痩いせのイルカ島を征服し、そして忍杯戦争を勝ち抜こうとしているのだ。


 千秋の目的としては一般人に被害を及ぼさずに忍杯戦争を終わらせることなので、この遊牧民ヤンキー達を打ち倒すことには深い意義があるのではないかと思っている。


「実はこの柳死やぎゅうの庄より西は、既に東突厥高校による略奪と破壊が徐々に始まっているのです。」

「なんじゃと。」


「東突厥とは唐代の中央アジアより東を支配した遊牧民国家。つまり、実はここ日本にも唐代に東突厥の部族が乱入し、そのまま関東平野で密かに暮らしていたのですよ。」

「えっ、へーそうじゃったのか。」


「歴史的に見れば、むしろ東突厥の方がヤンキーより古い存在です。東突厥高校は遊牧民とヤンキーの親和性に着目した神奈皮かながわ県知事が、ヤンキーを誘致したことが始まりとされます。」

「ん、ふん。それは確かに赦せんなあ。」


「そういう事なんですよ。どのみち先に東突厥高校を潰さねば、我々が長州征伐を試みたところで、長州と東突厥の挟み討ちに合う事でしょうね。」

「ふむ。確かに同意する。」


 千秋は長州と東突厥に挟撃を受ける可能性を危惧する根来忍者を生まれて始めて見た。


 さて、状況を確認したところで、裏正倉院の人外の連中がたかしくんの家の冷蔵庫を漁って見つけたスルメイカを一堂に配り始めた。


「あっどうも。」

「…」


 スルメイカを食べながら、西大寺衆はこれからの伊痩いせへの旅程について話し合う事にした。


「まず我々ドリームランド公国は伊牙いがを通り鉄道を利用するルートを提案します。公道はヤンキーの独壇場。故に可能な限り道路を使うべきではありません。」

「いや、伊賀忍者は反対する。」


 ドリームランド般若面三人衆と伊賀三人衆の意見がここに対立した。


「皆の者。実は今まで黙っておったが、伊賀忍者は現在、内乱状態にある。我らがそなた達に近付いたのも力を貸してもらう為じゃ。」

「なんだって。」


伊牙いがの里は身内同士で相争う地獄と化しておる。それに加えてこの度の東突厥高校の西征。非常な混乱を来しておろう。回避すべきじゃ。」

「そんな重要な事を黙っていたなんて。」


「何を言うか。なにもこれは伊賀忍者だけに限った事ではない。そこの薬師博士に聞けば分かるが、甲賀伊賀、その他複数の忍者組織が二つに分裂し、狂都で争っておるわ。それもこれもクーデター政権の首謀者が人知れず廃人となったからよ。」

「ええっマックス函館新首相が!?」


 その場のほぼ全員が愕然とした。

 薬師博士と太乃長官はバツが悪そうに視線を逸らしたり、口笛を吹いている。


「ことの起こりは昨年の霜月。前首相、松平信成公を襲撃し、政権を奪取したのが瀬戸内の戦闘組織、入滅部隊。その入滅部隊を率いていた統率者こそがマックス函館。

 しかし、そのマックス函館も原因不明の病に倒れ、突如発狂してしまったのよ。」

「ええ…伊賀忍者さんの仰る通り、すべて事実です。表向きこそ平静を保っていますが。謎の…発狂…ね。」


 薬師博士は不自然に千秋とお春の服の辺りを交互に見、そして何故か裏正倉院の人外達に会釈した。

 裏正倉院の人外達も挨拶を返していた。


 だが、マックス函館が発狂していたとは寝耳に水である。

 何であろう、昨年度千秋とお春が巻き込まれ、戦った相手こそが入滅部隊とマックス函館だったのだ。


 総理を打ち倒し、政権を奪取したマックス函館はその後千秋達の前から姿を消した。

 その理由が謎の発狂を遂げていたからとは。夢にも思わない事である。

 だが、これまでの薬師博士や太乃長官の行動に少し納得がいったのは事実である。


「薬師博士や太乃長官はクーデター政権に於いても重用された人材であるが…我ら元伊賀組などの忍者連中は即日解雇。その鬱憤も相まり、今や狂都市を部隊に東西に分かれた忍軍がさながら応仁の乱を再現しておるようじゃ。」

「なら、伊牙いが市に寄れば間違いなく厄介ごとに巻き込まれますね。」


「では我らから良いだろうか。」


 ここで意見を提案したのは黒衣の謎の集団、胡姫禁中宴の祭器達だ。

 彼らば自分達で謎の集団を自称するくらい、自分達の置かれた立場を理解できていないようである。


「ここより南に下った室生寺にて、我ら胡姫禁中宴の祭器達の残り二器と合流する予定。まずは公道にて室生寺へ向かう。

 その後、最寄りの室膿口むろうぐち汚野おおの駅から禁鉄きんてつ電車でイルカ島に近い鳥婆とば駅へ向かうのは如何か。」

「旅慣れしてるな、貴様ら。」


 謎の集団は旅好きな一面があったのだ。


「いや謎の衆よ、待って欲しい。室膿口むろうぐち汚野おおの駅は特急が通らないぞ。ヤンキーに先回りされ、特急券を確保されれば我らに勝ち目はない。」

「何い!禁鉄特急といえば有料ではないか。だが確かに鉄道にヤンキーが乗り込まないとも限らないな。」


「だが安心しろ謎の衆!我ら伊賀忍者に策がある!伊牙いがの里に『特急券を自在に購入できる忍法者』が存命する。我ら伊賀忍者が先回りして伊牙の里に向かう!お主達は室生寺へ向かい、その後伊牙いがの里、飢野市うえのし駅にて合流するのだ!」

「成る程な!便利な忍法よの!」


 こうして伊賀忍者は西大寺衆と一時離れ、西大寺衆は室生寺へ向かう事になった。


 ここで、予定が決まった一同は会食パーティーを始めたのだ。

 千秋は気になっていた事を確認するべく、お春殿、叔父さんと共に手紙を読むことにした。

 全ての謎は菅原さんのおじいちゃんに渡された封筒にある。

 封筒は既に封が切られていたが、封筒は綺麗で、菅原さんのおじいちゃんがマトモにこの手紙を読んでない事が分かる。


 千秋は手紙を押入れの中で静かに読もうと思い、押入れの襖を開けた。


 押入れの中には弁髪を結い、コートを来たちょび髭の、刀を腰にぶら下げ遊牧民がいた。


「こんにちは。東突厥高校の遊牧民です。」

「あっすみません。お邪魔しました。」


 千秋はすぐさま襖を閉めた。


「ヤバイぞみんな。この家は既に東突厥高校に侵略されてる。」

「何い焼き討ちじゃあ。」


 漸く危機に気が付いたこの時、西大寺衆は刀を抜き、抜刀した、たかしとおばちゃんに挟み撃ちにされていた。


「ドリームランド公国め、良い加減この家から出て行きやがれ。」

「馬鹿な、何を言うんだたかしくん。俺たちドリームランド柳生は友達だろ。」


「お前達なんか友達じゃない。家々に勝手に居候して回るドリームランド柳生に、柳死の庄の住民は迷惑していたんだ。」

「ならば死ねえええ」


 たかしくんとドリームランド般若面三人衆は室内で剣撃を始めてしまった。


「残念だったなドリームランド柳生の諸君。この柳死の庄は既に我々東突厥高校の支配下にあるのだよ。」


 千秋達はどこからか湧いて出た遊牧民達に囲まれていた。


「我々東突厥高校は服従か死か二択を強制する。東突厥高校は伊痩市を服属させ、この柳死も既に伊痩いせ市という訳よ。」

「はっ!所詮貴様らもやってる事は外道ではないか!」


「ふん、現状を見ろ。柳死やぎゅうの連中はお前達ドリームランド柳生を悪とみなしたではないか。」

「黙れ!黙れえええええ」


 本当の事を言われて激怒したドリームランド般若面三人衆達はマシンガンを構えた。


「やぎゅううううううううう」


 ドリームランド般若面三人衆が三方向に撃ち込んだマシンガンは遊牧民達を完全に蜂の巣にしてしまった。


「きゃあああああ」

「みなさんッ!我々ドリームランド柳生が持ち堪えているうちに早く逃げるです!」


「この悪人どもめえええええ」

「やぎゅううううううううう」


 ドリームランド柳生の奮闘によって家の外に躍り出た一同だが、既に地元住民や遊牧民が抜刀していた。


「危ねえええええ」


 敵意の塊と化した群衆の中へ突っ込んだのは、ヤクザ九名が運転するバスだ。

 ヤクザは既に二名が気絶していたが、バスは群衆を蹴散らしながら西大寺衆を救い出した。


「早く乗るんだーッ」

「発進せよーッ!」


 だが、ここでバスの中ではなく上に降り立ったのが胡姫禁中宴の祭器達が一人、大審院火器だ。

 彼は『大審院』と書かれた雑面を頭部に垂らしていた。

 大審院は両手を前方へ向けた。


「愚かなバルバロイどもめ…見よ!偉大なる"ローマの火"を」

「遊牧民特有の弓をくらええええ」


 大審院の両手から青白いチェレンコフ光が放たれ、辺りに放射能が撒き散らされた。


「忍法『大秦の火ローマ・ファイア』!!」


 遊牧民達は小型のキノコ雲に包まれ半数が即死した。


「これが…ローマの火だ。」

「馬鹿な…即死だと。」


 裏正倉院と伊賀忍者の計六名が乗り遅れたが、なんとか西大寺衆は柳死やぎゅうの庄を脱出することができた。


 さて、バスは南下する。室生寺を目指して。

 千秋はここでお春殿と一緒に菅原さんのおじいちゃんに渡された手紙を見ることにした。


「千秋殿、それなんて書いてあるの。」

「『これは復讐だ。お前達全員に償ってもらう。天臭あまくさにて待つ。』」


「これは…アレですね。殺人事件的な…招待状ですね。」

「ノォォォォォォオ」


 果たして西大寺千秋は西日本各地のイルカショーテロを鎮めながら、天臭あまくさの殺人事件を解決できるのか。

つづく





☆【伊勢編】忍杯戦争関係者一覧☆


西大寺衆

・千秋とお春一行

西大寺千秋

宝蔵院お春

西大寺冬次

薬師博士

太乃悧巧りこう

十津川勇蔵

菅原琴美


・根来衆

外道げどう一群斎 いちぐんさい

他二名

・胡姫禁中宴の祭器達

別業なりどころ胡瓶こへい

・南郎組傘下忍道会

・南郎組傘下鶴詠会

・神兵衛南郎組傘下有門組

・ドリームランド公国

・死刑囚

竜田川龍之介

他二名


別行動

・伊賀組

・裏正倉院


敵方

・東突厥高校

芒手のぎす血樽子ちだるこ

以下不明






忍杯戦争参加者一覧


外道げどう 一群斎いちぐんさい

藤武蔵ふじむさし人魚にんぎょ

濃尾のうび透助ノ介すけすけのすけ

本堂ほんどう兵庫ひょうご

織衛おりえ不要人いらすと

未知判丸みちわかまる

芒手のぎす血樽子ちだるこ

猿紅葉えてもみじ母宗ははむね

ゆき初蓮それん鎌槌かまつち

諸兄もろえ盤也たらいや

海蛍うみほたる

福雷ふくらい茶釜ちゃがま

すわり

別業なりどころ胡瓶こへい

     以上十四名

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