ゴロツキ達のその後

 翌朝、ゴロツキ達がアジトに戻ると中には気絶した奴隷商と、床に座り込んだゲニルがいた。

「ママー、ゲニルもう悪い事しないよぉ。ハッピーポイントを貯めてキャンディをもらうんだぁ。次の問題は何だろうねぇ……」

 ゲニルは虚ろな目で何やらブツブツ呟いている。

「ゲ、ゲニルの旦那しっかりしてください!!」

 ゴロツキ達がゲニルに駆け寄るが、ゲニルは完全にパーになっていた。

「わぁ、君達もクイズに参加しようよぉ、ハッピータイムだこちょこちょ〜」

 ゲニルはゴロツキの一人にしがみつき体をくすぐった。

「ゲニルの旦那……」

 それを見て一同は涙した。

「いいか御前達、これからは俺達がゲニルの旦那を世話してやるんだ。これまで世話になった借りを返そう」

 男達は上を向いて涙が溢れないように答えた。

「「おう」」

「さぁみんなー、スペシャル問題いっくよー」

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