『平行狭症』という存在が消滅してしまう病気と、消えてしまうパラレルワールドの描き方がとても幻想的でした。又、パラレルワールドを金太郎飴に例えている所が面白かったです。作中にでてくる「この景色は、僕がいた世界とは違う、他の世界の景色なんだ」という表現が、切なくも美しいと思いました。アカリとソータが、どこかの世界では幸せになっている……というのが、物悲しくもありますが、想像力を掻き立てられます。