017:格上に挑む

 俺は腰を落とし、ナイフを地面と平行に構えた。

 黒い刃が鈍く煌く。


「眼前を埋め尽くす敵か。多いな……だがこのナイフの意味が分かるか? ああそうだ、お前らの命を刈るんだよ。ぶっちぎり最低ランクの実力を、見るがいい!」


 ザスザスザスッ。


 ふぅ、やっぱ何度か往復させないとうまいこと切れないな。


 恐ろしい魔物の封印が解けるかもと慌てたのが、まるで嘘のように何事もなく、俺の冒険者生活は再開していた。

 俺にとっての冒険――草っぱ殲滅だ。


 欲張って左手で掴める量を無理やり増やしても、手間取るだけのようだ。

 もう少し量を減らしてでも確実に仕留めていこう。


「よっしゃ、今日も同じペースでいけたじゃないか。思ったとおり無理な配分じゃなかった。ふぃー良かった良かった」


 まだ日は真上からやや傾いた程度。

 昨日、シャリテイルと二人でこの場を離れたのとほぼ同じ時刻である。多分。


 草束の上に置いてあった水筒を手に取ると、そこに腰掛ける。

 水の補給と休憩だ。


 森を背にすることになるが、俺は北を向いて座った。

 まだカピボーが活発になる時間帯ではない。

 それは少ない体験からの憶測だけど、そういうことにしておく。


 昨晩思い返したからだろう、なんとなく、山を見たくなったんだ。

 遠くに霞む黒い稜線をぼーっと眺める。


 ゲームでは、ジェッテブルク山と呼ばれていたが、俺は黒山と呼んでいた。ネット上では黒山の他に邪竜山とかボス山とか、適当に呼ばれていたっけ。

 攻略サイトの掲示板なんていう地味な場所くらいでしか見ることはなかったが、全体で見れば中堅の売り上げのタイトルなんて、マイナーだろう。


 俺にとっては現実化してしまったジェッテブルク山は、なんていうかごく自然にそこにある。

 晴れ渡る空を切り取るように聳え立つ、ゴツゴツとした巨大な岩の塊だが、別に禍々しい雰囲気はない。

 俺の乏しい知識のイメージに過ぎないが、アルプス山脈にある、ええと、なにか尖った三角の山っぽい。雪を取り除いて黒くした感じといえばいいだろうか。あれに比べれば小さく、小学生が遠足に行く程度のサイズに見えるが。

 山と麓の街があるだけという、のどかな風景だ。


「くっ……なんだ? 肌をビリビリと焼くように不快な感覚が、来るッ! 幾億の魂の眠りを妨げる漆黒の闇だ。馬鹿な……みんなには見えないのか?! あれほどの地獄の番人の、オーラが……ッ!」


 などと黒歴史が疼きそうな場面が似合うイメージなど、微塵もない。

 あんなところに封じるって、どうやったんだろうな。登るのだって大変そうだ。

 掘って埋めたとか?

 いや物理的な意味のはずないな。硬そうだし。掘ってる間に殺されそう。

 そんな、どうでもいいことを考えて休憩を終えた。




「よっし。午後の部、後半戦再開!」


 さわさわと風が草を揺らす音が耳に心地よい。

 数日ぶりに手に入れた、憂いのない一時だ。


 こうして暢気にしていられるのも今の内かもしれないが、インターバルはありがたい。そろそろカピボーも現れる頃だしな。


 今日はレベルアップしてくれますように。

 憎きカピボーの面など見たくはないが糧になっていただこう。


 まだレベルが上がったら何かあるかもといった期待がある。

 せめてレベル5くらいにならなければ、ステータス変化が実際にあるのか、体感では分からないと思うし。


 草の掴み安さや、ノルマのペースアップ、カピボーの倒し安さ。それらは、初日より翌日の方が改善されていた。

 ただの慣れというよりは明確なようで、レベルアップの恩恵に思えるんだ。


 草刈りに精を出しつつも、ちらと余計な考えが浮かぶ。

 子供たちがやっていたように、森の繁みからおびき寄せても、今ならいけるんじゃないか?

 やらないと決めたが、ただ待っていても毎日出てきてくれるのかは分からないんだ。


 あれは炎天族の素早さがあってこそだろ。鈍足の人族にはどうかな。

 無理ではと思いつつも、目線は森の方を向いてしまう。

 こ、これは警戒行動なだけだから。


 俺は黙々と、森へ向けて、真っ直ぐに刈り取りを進めた。


 森が広がらないように切り取っているんだろうか、背高の草地と木々の間には少しの隙間がある。

 草を抜けて森の側まで来てしまったが、まだカピボーの気配はない。


 さっと背後を振り返る。

 距離は、小走りでなら逃げ切れないこともない。罠根っこも取り除いた。

 別にわざわざ誘き寄せなくとも、ここだって戦うには十分なスペースはある。


「手前だけ。すぐそこの繁みを突くだけだ。外したり、何も出なかったら潔く戻るぞ」


 ナイフだと近すぎるかな。背高草は長いが藪を突くには頼りない。それより石だ、石にしよう。

 丁度良い石が落ちていなかったから少し掘る羽目になったが、準備はできた。


 念のため、一つ遠くの藪を狙ってみるか。

 木々の間隔が広くてよかった。これならぶつけることはないだろう。


 手で掴めるほどの石を、下からゆっくりと投げ上げた。弧を描くように落ちる前に、ナイフを持ち替えて待つ。

 バサッという音と共に、聞き覚えのある邪悪な鳴き声。


「ギャピ!」


 当たりだ。


「え、多くない? 五匹? ち、ちょっと待て落ち着いて話し合おう!」


 思わず後ずさったが、行動パターンは同じだからな。

 こちらがどう動こうと、まっすぐ走り飛び込んでくる。跳び上がる軌道は読めるし、こいつら避けないから、二匹は突き出したナイフに勝手に刺さって消えた。

 すぐ後に続く三匹目にも、突き出したまま一瞬待つと刺さって消えた。


 連携している場合は、着地すると背後に回ってくる。残り二匹が届かず着地すると同時に、右側から回り込もうとしていた。

 ナイフを外に向けて振ったが、当たったのは一匹。


 一度食いつくと死ぬまで離さないから攻撃は避けたかったが、最後の一匹は避けきれなかった。とっさに腕を出す。


「俺のシャツ! 一枚しかないのに」


 シャツを齧られ少しほつれてしまった。

 牙がぐっさり食い込んでいた割には、運よく肌までは到達しなかった。

 どうもこいつら食いついたものを判別できないらしい。齧りなおすこともせず、ぶら下がっているから胴を切りつけてお終いだ。


 こいつら、また腕を狙ってきたな。いや、今は腕でガードしたからか。

 自分の身体を見回してみる。生地が薄い部分だ。前は袖をまくっていたし、弱い部分を狙う知恵くらいはあるのか。真っ直ぐ上に跳んでくるから、本当は頭を狙っている?

 あいにくと跳躍力が足りないし、顔周りは自然と守るからか、胴体の方に食いつく結果となるようだ。


 マグが貯まるのは嬉しいが、レベルアップはなかった。

 無茶をしたのに損した気分だよ。


「次はレベル4だもんな。カピボーごときでは経験値が足りないか……」


 ゲームでは、自分のレベルの高さで敵から得られる経験値が変動することはなかった。だから俺のレベルが上がって、格下のカピボーからの取得経験値が1になるなんてことはないはずだ。

 効率は悪いだろうが、レベル10くらいまでならこうして地道に過ごしてもいいとは思う。


 でも、次の区切りはレベル5で考えたい。

 宿敵ケダマと戦うために!




 おっと。森の側で考え事は危ないな。

 よし、無茶は一日一度だ。持ち場へ戻ろう。


 体を反転すると、足元の土がぼこっと盛り上がった。

 少しあとに、背後の森から葉擦れの音がする。


「え」


 振り返った、すぐ側の藪から頭を出しているものと、目が合った。

 いや、そいつは俺なんか見ちゃいない。生気の感じられない丸い瞳には、何も映してはいない。


 思わず後ずさると、そいつは身じろぎした。

 所々が枯葉のように薄汚れ、泥にまみれたような黒々とした毛並みを持つ、丸く長細い体躯がのそりと頭をもたげる。

 動くものに反応して攻撃をしかける魔物。

 頭の上に、緑の葉っぱを一枚乗せているのが特徴のモンスターといえば……。


「な、なんでお前が、ここにいるんだよ……モグー」


 目の前にいるのは、一つ離れた森の中にいるはずの、レベル5の魔物だった。


 俺の声に反応したのかは分からない。モグーは、藪から這い出した。体長は俺の半分はある。画面の中と違い、現実となればこうも大きくなるとは。


 頭の横から前方にむけて飛び出した、ヒレのような腕がうごめく。

 次の瞬間、モグーは上体を倒すと、地面に向けてヒレを交互に繰り出した。


「モゲゥ!」

「わあっ!」


 めちゃくちゃ早い!

 大きいのに、その素早さはカピボー並みだ。

 ボコボコッと派手に土が盛り上がり、俺の足に湿気た土が襲いかかった。


「おおい洗濯が面倒だろおぉ!」


 まずい。

 今の俺で戦えるだろうか。

 じゃなかった、逃げられるだろうか。


 判断に迷った一瞬が命取りだった。

 モグーの頭にのった手の平よりも一回り大きな葉っぱ。

 それが飛んだ。


「っぶねえぇ!」


 モグーの突きと変わらぬ速度で宙を舞った葉っぱは、俺の頭を掠めていた。

 とっさに半身をねじって避けたが、その隙をヒレ連撃が襲う。


 後ずさっても避けられただろうが、土がかかるという理由で横に跳んだ。

 正解だった。


 ヒュッ!


 風を切る音が、俺が立っていた場所を通り過ぎた。

 くるくると回りながら戻ってきた葉っぱは、ポスッとモグーの頭に着地する。


 どっと汗が噴出す。


「特殊攻撃、木の葉回転刃か」

「ゲゥゲゥゲゥ!」


 俺を嘲笑っている。多分。

 顔が笑ってないが肩を小刻みに震わせている。


 やばい。

 ゲームでこいつと出会う時点では、キャラのレベルも上がり最低限の装備も整っている段階で、一桁のダメージしか喰らわない攻撃だった。


 今は絶対、違うよな。なら二桁かとかいう問題でもなく。

 あんなのが首でも掠めたら、間違いなく……死ぬ。


 あれを避けられても、ヒレ攻撃がある。今は土をかけられてうざいだけだが、体に当たればどれだけの威力があるか。

 大きく深呼吸しナイフを向けつつも、じりじりと草むらへと後退する。


「ニゲゥ!」


 ばれた!?


 そして、また葉っぱが浮く。

 しかも今度は、さっきよりも速く回転しているように見える。

 さらには、より勢いをつけるためか大きく下がった。


 クソッ避けられるか……?


 背後に大きく回った葉が、こちらへ向かって加速する。

 よ、横に避けろ! 動け!


 高速で打ち出された葉を、まったく頭の指示に従ってくれない体に、問答無用で言い聞かせるが、視界の情報は絶体絶命のアラートをけたたましく鳴らす。


 バシュッ――ガガッガッ。


「ぐわああぁぁ……あれ?」

「ゲゥ?」


 葉の刃は、モグーの後方にある木に思い切り刺さっていた。勢いつけようと大回りしてくれて助かった……。

 モグーは幹に縋りつき必死に体を伸ばすが、腕が短くて届かない。

 ヒレをパタパタと伸ばしている。


 い、今の内に!


「うらああああっ!」

「ゲピゥ!」


 がら空きの背にナイフを突き出した。

 違うだろおぉ!

 今の隙は、逃げるところだろうが!


 俺がナイフを突き立てたと同時に、モグーは身を捩じらせていた。

 勢いのおかげでモグーの背には引っかいた赤い筋がついているが、致命傷には全くいたっていない。

 慌てて後ろに飛びのこうとしてよろめく。

 とっさに後ろへ飛び退いてバランス保つって結構身体能力が必要だと思うんだ。


「でっ」


 そんなわけで俺は尻餅をついていた。まただよ!

 今度は俺が隙だらけだ。凶悪なヒレ連撃が迫る。

 こういうときは、ええと、転がって避ける!


 避けきったと思ったが、右腿に衝撃が走った。

 食いしばった歯から呻きが漏れるだけで叫びもできない。


 だから、言ったろ。あのヒレは危険だって。


 痛みをこらえて、どうにか後ずさった。涙で霞む目を拭って足を見たが、切れたりはしていない。ヒレの湾曲した外側が当たったのか。内側の爪だったら、無残なことになっていただろう。

 急いで立ち上がるが、骨が痛むような感じはない。


 俺が立ち上がれない間に、敵は止めを刺そうと近付いているはずだ。

 だが、モグーの姿は眼前に無い。

 また、葉っぱの刺さった幹に張り付いてパタパタと蠢いていた。

 ……モグーが葉っぱ愛好家で助かった。


 さっきはうっかり叫んだから、音を聞きつけられたんだ。次は外さない。


 無言でモグーの背に近付くと、ナイフを両手で持ち、バットを振るようにして横から切りつけた。フルスイングだ。


「ゲゲゥ!」


 足音に反応したのか、また胴体がうねったが、毛に覆われた背を抉る手応えがあった。

 いくら俺のレベルが低かろうと、これならかなりのダメージになるはずだ。

 いやなれ!


「どうだ!」


 しかし消滅はしない。

 やや距離を取って様子を見る。

 モグーは怒ったのか毛を膨らませて振り返ったが、よろめいている。

 効いてる!


 背の傷から、うっすらと煙が漂っている。

 あれって血が流れ落ちているようなもんだろうか。


 モグーは葉っぱを諦め、全身を思い切り縮めて溜めに入ったように震える。

 これはまさか、突進攻撃!


「モゴグゲゴゥ!」


 モグーの体でカピボー並みの体当たり技だ。当たればタダでは済まない。

 済まないが、バネのおもちゃのように単調な動きだ。

 すっと横に移動すると、俺が立っていた場所にモグーは頭から地面に刺さった。


 今の内にと、じたばた蠢く背に何度か切りつけるが、土を掻く力は強いんだったよ。一瞬で這い出してきやがった。


「しぶといな!」

「モグルゥ」


 目を回しているのか、よろよろとしたままヒレだけで必死に攻撃してくる。

 だが、もう初めの威力はない。

 俺は正々堂々と正面からヒレを切りつけていった。


「モ、モゲウゥ!」

「さっさと、もげろよ!」


 ヒレは土を掘るため丈夫なんだろう。なかなか傷がつかない。

 かといって、無理に背後に回ろうとするのも俺の鈍足では厳しい。

 いいだろう。

 持久力なら俺だって負けないはずだ!




 以下繰り返すこと数十回は打ち合っただろうか。


「な、なんなんだ、おまえはよ……」

「ゥモゲェゲェ……」


 互いに息を切らせながらも睨み合う。

 なんでマグの塊のはずの魔物が息切れしてるんだよ。


「くっ!」


 俺はよろめきながら足を一歩引き、モグーの決死の攻撃をぎりぎり避けた。

 さすが魔物だ油断ならない。


 ザクッと突きを放ったモグーだが、もう交互に見舞う元気はないようだ。

 片手を地面に突っ込んだ状態で一休みしている。


 魔物の生態に気を取られている場合じゃない。どうにかケリをつけないと。

 だからといって手立てもなく、力を振り絞って切り付け続ける。


 まだか、まだなのか!


 気力が尽きかけたとき、モグーの体が歪んだ。

 身をくねらせているのではない?


「モグニュェ……」


 全身が赤みを増し、透過が始まる。

 モグーは最期に、幹に残された葉を名残惜しそうに振り返り、煙となった。


「やったのか、やった……やれたんだ」


 思わずへたりこむ。

 タグに吸い込まれていくマグを見ると、実感が湧いてきた。それに、活力もだ。


 その活力が湧く感覚が一旦治まると、もう一度来た。

 これまでの感覚よりも強い。しかも、さらに追加だ。


 なんと、3レベルも上がるとは……どんだけ強敵だったんだよ。

 でも、一日だけで目標のレベル5を突破しやがった。

 レベル6だ!


「おおおっしゃ!」


 いやあ、死ぬかと思った。

 そして、やっぱりだ。レベルアップで、体の痛みは消えていた。




 気がつけば景色は一面真っ赤だ。急いで戻らないと。

 ふと気になって、モグーが見ていた幹を見ると、葉は刺さったままだ。

 ええ、残ってるの?


「なんでだ」


 ナイフの柄で、コンコンと叩いて取り外し拾ってみる。

 硬い手触りは金属としか思えない。見た目葉っぱなのに。まん丸だし縁はギザギザとしていて凶悪だが。

 まあ、念のため持って帰るか。




 ギルドへ戻った俺は、窓口で腰が抜けそうになっていた。


「ご、ごひゃぅ」


 モグーの奴、驚きの500マグだった!


「ミノタロウさん、金額はあまり声に出されないほうが良いですヨ」

「はっ! そ、そうすね。すみません」


 いや大枝嬢よ、俺に蓑はついていない。

 毎回変な名前つけないでくれ。


「あの、コエダさん。姓名どちらかで呼んでくれませんか」

「あら、こちらがお名前だと、シャリテイルさんに訂正されたものですカラ……確認もせず失礼しましタ」


 シャリテイルめ何を教えてるんだ!


「名前はタロウです。というかタロウだけでいいですから」


 大金を手に入れた高揚感が一瞬台無しにされてしまったが、気分が良いから許そう。

 カピボー五匹、草二十束と草のおまけも合わせて計536の稼ぎ。

 昨日の残額と合わせて571マグだ!


 これは、いいよな。もう飯食ってもいいよな。


「ではタロウさん、これなのですが」


 大枝嬢の、ぐにゃりとした笑顔も怖いと思っていたが、表情を消すとより怖い。

 いやそれは俺自身に思い当たることがあるからだ。


「どうしてモグーのような、やや難度の上がる魔物を?」


 うう、問い詰められるよな。

 正直に経緯を話した。


「まあ、そんな近くに? それは、不運でしたネ……でも、お怪我もないようで良かったですヨ」


 打ち身はありましたが、ヤツは裏技で消した。

 同情的な反応が出たということは、滅多にないことなんだろう。

 やっぱり俺の運のなさは、ちょっとばかり幸運値を上げたくらいでは覆らないようだ。


「念のために、砦にも報告しておきますネ」


 他には特にお咎めもなく解放された。




 宿に戻って体を見たら、モグーから殴られた太腿に大きな痣が残っていた。

 痛みは引いてるが、やはり完全に傷が消えるわけじゃないのが恐ろしい。

 無理をしないように重々気をつけないとな。


 今日は運が悪かった……いや、今日も運が良かっただけかもな。

 なんで俺は慎重になれないのだろうか。

 よっぽど飯が食えないのが堪えているのに違いない。

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