016:聖域の綻び

 街道を南の森へ向けて、両腕を大きく振りながら競歩の如く歩く人影がある。

 俺だよ俺。

 律儀にも、それに付き合うのはシャリテイルだ。

 肩を並べて歩くシャリテイルは、口を尖らせていた。


 多分、俺が刈り取った草の納品証明をもらってからホクホク気分で、顔にも表れているからだろう。友達にも顔にすぐ出て分かり易いとからかわれていた。


 だから諦めて思い切り喜ぶ!

 午後も半ばで十六束刈れたんだ、二十束の目標は達成したも同然だよな!


「封印が大変なことになっているかもしれないのに、ニコヤカで羨ましいわ」

「まだ状況も分からないし。先の懸念より今日を精一杯に生きようではないか」

「よく悠長でいられるわね」

「野宿は嫌なんでゆるしてください……」

「もう……いいのだけど。あなたは来たばかりだし、私の方に責任があるもの」


 意外にも責任感が強いらしい。

 俺が気まぐれに案内役を頼んだばかりに、気苦労をかけさせてしまったかな。


「急ぐなら、先に行っても……」

「逃げるつもり? あなたの行動の検証のために向かうんじゃないの」


 その理由、まだ有効でしたか。


 急ぎましょうと言ってシャリテイルは足を速めたが、それでも俺の前に出る程度に合わせている。俺も真剣にサカサカと後を追うが、はたから見たら引きそうだ。

 結果を考えれば気が急くのも当たり前、なのか?

 街の様子からは、悲壮感などかけらも感じないが。

 本当に邪悪なものが潜んでいるとして、それを住人がどう理解しているかを知る機会と思えば、俺も興味はある。


「結界は、すぐに、どうこうなるものではないのだけれどね」

「そんなもんなんだ」


 いきなり壊れるといったものではないらしい。

 もしそうなら、もっと焦ってるよな。

 魔物を倒したときに得られるマグのように、はっきりと目に見える煙ではないが、結界も聖なる質のマグ――魔素を放出している。

 日本で言えば、虫を退治するための霧を発生させる医薬品のようなものだろう。

 そんなことを聞かせたら怒られそうだが。


「こっちよ」


 シャリテイルが急に足を止めて森へ入った。

 もっと先に通り易い場所があるから俺はそこから入っていたが、よく地面を見ると縫うように枝がはらわれている。


「藪で視界が悪いところもあるから、しっかり見ていてね」


 シャリテイルの言葉に、景色を見回すのをやめて見失わないようにと慌てて後を追った。




 ほどなくして、聖なる祠前を囲む木々の合間に到着した。ほんとに近いな。


 隣を見れば、シャリテイルは困ったような顔をして立ち尽くしている。

 本来なら入れないはずなんだったな。

 俺が先に行くか。


 小さく開けた場所に進み入って振り返ると、シャリテイルは木々の合間で身を竦ませているようだった。


「大丈夫だと、思うよ?」


 多分。

 というよりも、俺だけでなくシャリテイルも通れて欲しい。

 おれは怪しい者ではないのです。


「そ、そうよね」


 躊躇しているのだろうか、目を泳がせている。

 それもわずかな時間で、すぐに意を決したように口を引き結ぶとジャンプで藪を越えてきた。


「えいっ! ほっ、ほんとうに押し返されない……」


 それってさ、もし結界あったら跳ね返されて痛いことになるんじゃないのか。


 さっきまでお前も通れるがいい、などと思っていたが、その意味を考えると気が楽になどならなかった。

 目を見開いて呆然としているシャリテイルを見ると不安になってくる。

 誰でも通れるってことは、結界が弱まっているのではという懸念に真実味が出てきてしまった。

 

「きっと、この辺だけよね。そうよそうに違いない。誰にだって、ちょっと力が出ない日ってあるもの。祠さんだってそんな日なのよ……」


 シャリテイルは、さくらんしている!


 またしても思い切り聞こえる声で呟いている。

 独り言なら人のことは言えないが、今はこちらの世界に戻ってきてくれ。


 聞いているのも面白いが、俺は祠の入口にかかる鎖に触れた。

 正確には鎖の表面にある見えない壁にだ。

 これに変化がないことに、今はほっとする。


「シャリテイル、こっちも試してくれないか」

「ふぇ? ああっやっぱり聖なる鎖に触れてるじゃない!」

「だから鎖じゃなくて、見えない壁だって。シャリテイルもここに立ってるんだから、同じことができると思うぞ」

「そ、そうね。試すわ」


 そうして両手を猛禽類の爪のようにして前に突き出した。

 掴むもんじゃないと思うんですが。


 ともかく俺と同じく入口の壁に触れたシャリテイルは、思い切り息を吸った。

 かと思うと、泣きそうな顔をして壁に張り付く。


「う……一体、どうしちゃったのよ祠さん。昔はこんなじゃなかったのに……あの頃の祠さんに、戻って?」


 いや誰に話しかけてんだよ。


 しばらくうんうんと唸っていたシャリテイルだったが、ぱっと顔を上げた。


「うぅん、でも。そう、これだけでは結界が弱まった、とは言い切れないわね」


 悩みは解決したようだ。

 あっさり気を取り直しやがった。


「ええとですね、無知で最弱冒険者の俺にも分かるように解説をお願いします」

「少し焦って我を失っただけじゃない。そんな卑屈な言い方しないで」


 さすがにバツが悪かったのか、そう言いながら頬を赤くしている。


「だってね、結界は確かに有効なんだもの。この押し返す壁の感覚。少し話したけれど、この入口付近がこんな風だったのよ」


 ほぅ、そうなんだ。


「だから、それが無くなったんじゃないのか? いや範囲が狭まったというか」


 シャリテイルは首を振って否定した。


「祠の聖なる魔素の質が高いから、副次的な効果だっただけ。入口に張ってある聖なる鎖の効果は効いているわ。壁としてしっかりと遮断しているし、聖魔素のにおいもはっきりある」


 ゲームに直接関係のない、専門的なことはよく分からないな。


「じゃあ、封印が解ける心配はないのか? でも何か気懸かりなんだろ?」

「ええ、問題があるとしたら効果の形が変化したことね。これはギルドに報告するとして、後は国に任せるしかないと思うわ」


 え、国?

 そんなおおごとになるのか。


「残念だけど、聖なる質の魔素を取り扱える技能持ちは、この街に居ないの。王都まで連絡しないとならないわ」

「あーそうなんだ」


 ゲームのエンドは、もちろん主人公が封印したわけだけどさ。

 最終のボス戦が終われば、自動で流れるメッセージに合わせて、静かになった山や街の背景が流れているだけだった。

 陰鬱だった背景が、明るい色彩を取り戻していくような演出だ。


 最期には、ジェッテブルク山を中心に、この地一帯を封印したという祠が光って終わりだ。

 プレイヤー自身が何かを施したわけではなかった。


 うん? どうも、ここも違和感があるな。


 なんだろう。

 最期、祠が光って――そうだ、その光は。


「青い光だ……」


 邪竜を封じたことを、表示された祠の絵を青く光らせて知らされ、すぐにシーンを切り替えただけの演出だった。手抜きかよといったあっさりさだ。

 現実にすると、視界全てを青く染めるほどの、膨大な聖なる質の魔素が必要ってのはありそうだな。


 考え込みそうになるのをやめて顔を上げると、シャリテイルが目を丸くして俺を見ていた。

 やべ、何かまずいこと言ったかな。


「よく知ってるわね。聖なる質の魔素は、青い光に見える。魔物の赤い魔素とは違ってね」


 あれ、なにか感心されているだけのようだ。

 でも今度は、憐れむような眼差しになった。

 なんだっていうんだ。


「あなたって、冒険者やこの街に関係しそうなことには妙なところで物知りよね。よっぽど夢だったのは分かるけど、書物で調べたのでしょ。偏ってるし、頭でっかちなのが残念」


 俺って知識をひけらかしてドヤ顔系のオタク扱いすか。そうなんですか。

 間違ってはいないな。

 不本意だ。


「どうかな。これで、俺が怪しい行動をしていたように見えた理由は分かってくれただろ」


 シャリテイルは疲れたように頷く。


「ごめんなさいね。疑って悪かったわ。いえ、そのお陰でこの変化に気づくことができたんだから、あなたの方向音痴に礼を言うべきかしら」

「疑いが晴れたなら、それでいいんだ」


 ふう、ようやく心配事が一つ減ったか。


 俺の返事に、シャリテイルはいつもの笑顔に戻った。


「この変化が確認できただけでも十分ね。これ以上は私たちでは分からないでしょうし戻りましょうか」


 俺は頷くと、街へ戻るためシャリテイルの後に続いた。


 その辺の冒険者にはどうにもならないことだというならば、俺の憂いリストからも削除していいじゃん。そう思うと、次第に気持ちも晴れやかになる。


 これで明日からはまた、草軍団の殲滅に励めるな!




 結界が変化している件を伝えに、早速俺とシャリテイルは冒険者ギルドへと戻ることにした。


 道中に、俺が祠に飛んできた日、シャリテイルがいた理由を尋ねてみた。

 聞いた話によると、滅多に人が通らない場所らしい。シャリテイルが俺を見つけたのは、あの先にある採取場所の洞窟へと向かう途中だったからのようだ。

 ショートカットできる道筋と言っていたし納得。


 そんなことをするのは森葉族だけだそうだ。例のトレッキングスキルみたいな、種族特性のお陰だろうな。森林の中だけとはいえ隠密歩行できるのは魔物にも見つかりにくく便利らしい。

 それがソロでもクエストをこなせる主な理由と言っていた。

 全員がそうではないというし、やはりそれなりに実力があるんだと思うけどな。


「ま、まあね」


 と照れながらも鼻を高くしていたから、一応謙遜のつもりだったようだが。

 自分から、結構すごいことなのよ、などと言っては台無しだと思う。

 それにしても、疑われることにはなったが、そうじゃなければシャリテイルも素通りしていただろうし、結果的には俺にとっても良かったよな。




 そんな他愛もない話をしていたが、ギルドの看板が見えると俺たちは口を閉じて、扉をくぐった。

 窓口で大枝嬢に伝えるのかと思ったが、さすがに内容が聞かれてはまずいと考えたのだろう。シャリテイルは別室での会話を希望した。


 窓口の裏手にある狭い会議室に、なぜか俺も促され報告することになった。なぜかってことはないか。

 大枝嬢の他に、岩腕族にしては細身の男性職員も呼ばれて同席している。

 特殊な状況って緊張するよな。

 ほとんどシャリテイルが話して、俺も同じようなことを話しただけだったが。


「あとはこちらで調査しよう。報告ご苦労様」


 その調査結果をまとめて、国へ報告だろうか。

 挨拶もそこそこに男性職員は素早く身を翻して出て行った。早速調査の手配をするんだろう。やはり優先事項のようだ。

 他に何かを聞かれることもなく、それだけで終わった。


「これで、俺たちが出来る仕事ってのは終わり?」

「ええ今のところはね。お疲れ様でした。それじゃコエダさんに依頼の分を清算してもらいましょうか」

「驚いてばかりもいられませんネ。日常の生活もしっかりと守らなければ」


 大枝嬢は結界の話をした途端、緑の葉っぱが絡みついたような髪をペタッとしぼませていたが、気持ちを切り替えたようだ。ふさふさに戻っている。

 困ったような笑みを浮かべてはいるが、てきぱきと俺のタグを処理してくれた。


 なんと成果は、17マグううぅっ!


 小脇で小さくガッツポーズだ。

 草の束の報酬に加えて、草が1マグ分。塵も積もって増えていた。

 ほんと、おまけにしちゃ良いペースだ。心が軽いと身も軽い気がするな。



 ギルドを出ると空は赤くなっていたが、まだ十分に明るい。

 シャリテイルがこちらを向いた。


「それじゃタロウ。続きはまたその内ね」

「は、続き?」

「あなたの偏った知識を矯正する会の続きよ!」

「なんだよそれは……」


 詳細をつっこむ前にシャリテイルは走り出していた。当然、俺がそんな動きについていけるわけもない。

 俺は彼女とは逆を向くと、宿へと戻ることにした。




 またいつもの部屋に入ると、さっさとベッドに寝転がる。

 変わったことがあって疲れているかと思ったが、さすがに早すぎてすぐには寝付けそうもない。


 数日過ごして分かったが、ここの宿のおっさんは昼間にきちんと部屋の掃除もしているらしい。

 ベッドカバーや枕カバー類は、泊まるたびに違った。

 日本のホテルのように統一されてないから、色も大きさもばらばらだ。

 俺が貰った石鹸の香りがすることに安心する。

 ボロいが過ごし易い宿なのは間違いない。


 なぜか勝手に天井の隅には蜘蛛が巣を張り、ベッド類は虱やダニにまみれてるのではといったイメージを持っていてゴメンナサイ。


 不運にも別世界へ来てしまったが、それがこの英雄軌跡の世界だったことだけは運が良かったといえる。

 もっと途方に暮れても良いはずが、生活がどうにかなりそうだと思うと、やはり嬉しくなってくるのは抑えられない。


 好きで二年近く遊び続けていたゲームの世界だ。どのゲームよりも細部まで覚えている。

 普段は説明書も読まずに遊び始める方で、読んでも初めだけだ。でも、この英雄軌跡だけは、世界観も知りたくて説明書もよく眺めながら楽しんでいたし、ゲーム中の些細な説明も読み込んだ。

 きっちり覚えているかは別として、それが今、結構身を助けている。

 そう考えると不思議なもんだね。




 奇しくも暮らすことになった街を頭に描いた。

 俺の記憶の映像は、ゲームの絵ではなく、実際に歩いて目にした景色に塗り替えられ始めている。


 目を閉じて、その光景に改めて思いを馳せる。


「冒険者街ガーズか……」


 魔物が特に多い地域に作られた街。

 実入りがいいからと冒険者が自然と集ってできた、ということではない。

 ここは、冒険者が居なくてはならない街だ。

 邪竜が現れたのは、ほんの数十年前。


 この地域を治めているのは、ええとなんだっけ……そうそうレリアス王国だ。

 国のことなんか導入部にしか出てこないから思い出すのに時間がかかった。


 ともかく、当時のレリアス王は、危険を知ると戦える者を全てこの地に送った。

 砦はその頃に作られた名残だ。


 邪竜が現れ住処とした黒山――ジェッテブルク山の麓に砦はあり、その背後に広がるようにして、初めから冒険者を置くための街作りが行われた。


 一応ここはレリアス王国の領地だが、逆側の山の麓からは他国との国境になる辺境だ。裾野の広がる山のおかげで、周辺とは隔絶されている。どの国も、付近に市街地を置かなかったのだ。

 冒険者街だけがぽつんとあるのは、封印された場所を見守るためである。


 しかし首都から遠く離れたこの地に、軍を常に配し続けるには維持費がかかりすぎた。日常的に軍を動かすことは、民への負担が大きい。


 時が経つほどに、周囲の理解を得ることは難しくなる。

 貴族階級が文句を言えば民衆にも伝わり、無駄な出費として反感を買う。

 民衆は、貴族階級よりも、身近に魔物の危険があるので理解はあるようだが。

 どちらの声が通り易いかは、考えずとも分かることだ。


 特に、当時に結んだ各国との協定による出資も嫌がられはじめたのだ。

 領土を解放しても良かったが、どの国もが反発した。

 当然ながら、誰かに責任を押し付けたいし、何よりも盾役が欲しかった。

 その点をのむ代わりに、中立国となったという。


 うまく封印できたからといって、もしもを考えれば国も放置はできない。

 そういった事情が重なって、足りない防衛の人手を補うための打開策として、戦える民を集めて留める政策を執った。

 いっそ民間組織に委ねようと、傭兵や難民らを集めて冒険者制度をはじめたということだ。各国へも受け入れられたようで、冒険者ギルドも提携済みである。


 特にガーズは、冒険者に居ついてもらわなければならない。ここには魔物が多く発生するし、仕事には尽きないだろう。

 それ以上の理由として、国は冒険者たちへ誇りを持たせた。


 人同士の争いには兵が活躍するだろう。

 冒険者は、国を魔物から守る剣であり盾だ。

 魔物専門の民兵だよな。


 要するに、実のところ冒険者たちも国は軍同様に扱っているといって差し支えない。

 ゲームの主人公である、英雄と呼ばれるに至る冒険者シャソラシュバル。彼は後半に猟騎兵として活躍した。ゲーム内で馬を入手するのは、フィールド移動速度を上げる理由づけだが。

 軍に属しない主人公に兵と付く理由は、国の扱いがそうだからというわけだ。




 おっと、ゲームの長ったらしいプロローグを思い出していたはずが、自分の感想や推測まで混ざってしまった。

 まあいいか。

 きもい語りをしたって誰に聞かれるわけでもないぼっちだし。


「この街の本当の役目は、邪竜ウォッチングだよなー」


 祠でのことがぼんやりと思い返される。


 聖なる質を持つマグは、青い光を持つ。

 祠の中にあったでかい石も青く光っていた。

 それに、俺――。


「ああっ! コントローラーのアクセスランプ!」


 なんということでしょう。そういや、色、そっくりだよな……。


 俺は誰も入れるはずのない祠から出てきた。

 石が薄ら青く光っていた。

 アクセスランプはもっとはっきりとした色だけど、薄くしたらあんな感じになるはずだ。


 はじめから気付けと思わんでもないが、こんな色、日本だったらどこにでもあるから関連性なんて考えなかった。


 この世界では、これは聖なる色だ。

 その辺もよく考えてみた方がいいのかな。


 問題は封印の効果だったか、形が変化したこと。

 シャリテイルの心配とは別の意味で、俺にとっては問題だ。


「俺とまったく関係ない、ってことはないよな……」


 人が近寄らない場所なら、いつから変化したのか不明だろうが、タイミング的に俺が来た時のような気がする。

 受け入れたくないが、コントローラーの光と変な石の青い光を見ると、ねえ。



 封印が解けそうかどうかは分からないし、シャリテイルは効果自体に変化はないと言っていたから、そこはいいか。何もできないのに不安がってもしょうがない。


 もっと度々、ゲームのことも思い返してみたほうが良いのかもしれないが。

 覚えていたらな。


 ごろんと寝返りを打つと、頭が疲れて程よい眠気が襲ってきた。

 難しいこと考えると眠くなる。道理。

 ……寝る前なら色々と考えてみるのもいいかもな。

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