【スネイクス・リトルクラウン杯運営】
メモリー・エアー クルー
この時代においては所持をしている人間でさえ骨董品。買い手の決まっていない廃ビルに雑居する根無し草のように、無線ラジオの周波帯をそっと
その内、人気があるやらないやら微妙なセンを行っているのが『メモリー・エアー』
どうせ責任なんて求められやしないから、というわけで無責任に私的感情をふんだんに盛り込んで、
<DJ>マシィ
本名マクシミリアン=シーウォーカー。けっこうイイ歳妻子持ち。プロト版強盗童話では本編と同じく登場回数たったの二回でありながらその台詞量がトップに食い込むほどに喋りまくったマシンガントーキー。
本当は自分がFPライダーになりたかった、ソレが世に認知された時には既に大人だった人。それでも夢を見ることを止められなかった、こどもな人。
飛行船がゴール、というなかなかにアレな大会の舞台設定は、そんな彼の憬れから。
見上げるばかりの鳥たちが自分の場所まで飛んで来てくれる、という歓び。参加賞や優勝賞金は僅かなモノしか用意できず、だからこそその手に掴む『栄光』は公式でさえも凌駕するモノにしようと人生を懸けた男でもある。
彼の努力が――あるいは彼のみた夢そのもののように――報われた、と言うと、それまでがそうではなかったようで語弊を生みかねないが。その時まではFPライダーのトップと言えばエルとジーナであり、それより以前は二人が同じチームで常に優勝を取っていた常勝無敗。だから二人はチームを分けて『頂点』を争うようになった。それを打ち破って君臨した、本当に幼い少年の姿を見た瞬間に、マシィはそっと、涙を流したのだ。
『ありがとう。オレは、オレたちはきっと、ずっと君を待ってた――』
その名はランスロット。後に<足無し>と蔑まれ、世界を沸かす【大強盗】になる一人の少年だった。
少年がFPライダーのプロとしてライセンスを取得したきり、スネイクス・リトルクラウン杯以外の公的な大会にまったく出なかったのもあり、この非公式な大会はその後、FPライダーの目指す最高の舞台へと変貌することになる。
そんなDJマシィの宝物は愛する妻と娘。それから一人のファンでもあるからこそ、特権とばかりに撮らせてもらった歴代優勝者との写真である。……最新の一枚は、後ろがヒドいことになっているのはご愛嬌。
スキルとしてはFPライダーの名前をはじめとしたデータ、全シリーズのFPボードの名称、特徴、現存するトリックの全てがその頭に叩きこまれているというデータベースさん。
エリー
本名エリー=ハイブリッジ。プロト版には登場しなかった新キャラで、ラジオとしてのDJマシィの相方を務めるサブパーソナリティかつ、飛行船メモリーエアー副艦長。危ないことには首を突っ込みたくないけどできる限り傍で見ていたい野次馬根性バツグンのミーハー。困った事にFPライダーにあまり興味がなく、もうその見た目とかで好感度が決まるスイーツかつ変化球な女の子。『空が堕ちた日』より後の参入なのでマシィの語る日々のことを、彼づてでしか知らない。マシィのことを『先輩』と呼ぶ。先輩だしね。
ただ新参でありながらも能力値は高く、なんだかんだと苦労していた大会運営や管制を『実況』に本分を置いてしまうリーダーの代わりに全てこなしてしまったりと、DJマシィ的にはとても良い拾い物ではあるが、悲しいかな彼の視線は憬れたちに向きっぱなしでエリーの下心には気づかない。
アヤ
アヤ=ハイドラジア。開催される大会が過去最大の熱狂を生むであろうと予想されたのに合わせDJマシィが採用したフリーのシステムエンジニア。その正体はなんと!
なお、マシィとエリーのフルネームは由来があります。ここで言うのもなんですが。
お寿司美味しかったです、ありがとうございます。
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