第十八話

「まだ仲間がいたんですね。」


少女の声が聞こえる

なぜ君がこんなことを?と聞きたかったが掠れた声のようなものが出るだけ。


少女が俺のお腹を蹴り吹っ飛ばす。


ーーぐっっ!?胃の中の物がっっ


そのまま数バウンドし仰向けに倒れた。


「貴方の処理は後回しです、言葉がわかるならそこで大人しくしていてください。」


何かを切るような音がする。


ーーもう何をされているか考えている余裕はない俺はもう、、、怜奈はこい ぐっっあっ


お腹を踏まれ首の真横に何かが刺さる音がした。


「あのバグを何処で!誰に貰ったの答えなさい!この刃があなたの首を切断する前に!」


ーーくそっ意識が朦朧としてる

横に刺さってるのは刃物か 、

にしてもバグ?そんなの知らない、と云うかバグってあげれるものなのか?

んな事より、


「、、、を、、に、、、こ、、ろう」


お腹の上から足がどく。


「怜奈を何処にやったこの野郎!!」


「えっ?、、、、、まさか、、、おにいちゃん?」


ーーえっ、?その声はれい


俺の意識は途切れた

途切れる前に月の光で見えた妹の顔だった


これから世界の真実を知ってしまうそんなことは知らず目を閉じた、






暗い森で少女は言う


「リーダー、侵食者を2体排除、目標確保しました。」


「了解です。」


「ごめんねお兄ちゃんもっと被害が出ないようにしたかったんだけど」


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