第十一話

あれから午前の授業が終わり昼食時

学食でいつものメンバーと集まって昼食を食べていた


「かずぅくーん?白鳥先輩となんのお話ししてたのかな?」


「特に特別なことは話していない」


「かずくん?私の目をじっと見て」


「いや、見てるんだが」


じっと俺の事を見つめてくる静香、怜奈もこちらをちらちらと伺っている

一ノ瀬はと言うともきゅもきゅと可愛い効果音が出て来そうな食べ方でサンドイッチを食べていた


「和葉?素直に言った方がいいぞ?」


隣からメガネがニヤニヤと俺達のやり取りを見てる


こいつは如月優希きさらぎ ゆうき俺の親友だ

目元まである黒い髪を耳にかけメガネをかけている

責任感が強く周りをよく気にして行動でき

成績がよく常に学年のテスト順位トップ5には入っているが

運動がからっきしダメ

見た目はいい方だが告白された事はないらしい、俺もないが

まあ欠点としたら、、、めんどくさがり屋だ

人に頼まれたらすぐ行動して終わらせる、頼まれていない事でも手伝ってくれる

そんな奴だが、、、自分の事に関してはめんどくさがり屋な所がある

こいつと仲良くなり始めて半年位の時、奴のマンション、奴の部屋に入った途端絶句した、これ以上は言わないでおくが、今でも暇な時に奴の部屋に遊びという名の掃除をしに行っている

まあこんな奴だがよく気が合いこうしてつるんでいる


「優希もそう言うのやめような?静香?委員会の事を喋っただけだ放課後集まった時に話に出るから」


「朝の件ですよね?兄さん」


怜奈が口を開く

生徒会に所属しているから話は知っているのだろう

でも今生徒が大勢いる所で話す内容ではない


「ああ、だが話すなら放課後だ」


怜奈が黙って食事に戻る


放課後集まる前に直接情報集めするか、消去法で伊那宮の責任になってるけど

もうすぐ大会もある、星章の自作自演の可能性も存在はする

サッカー部の部長と顧問の先生辺りに聞いてみるか


放課後すぐの予定を組みながらめのまえのカツカレーを食べる


サクサクしている衣に噛みごたえのある肉さらにカレーでしっとりした部分と二種類味わえ

この熱々のご飯、しかもご飯の代わり無料 したことないけど


少し値段は高いがここの学食で気に入っているメニューの一つだ


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