第26話 『Great Divide』
「どうだヴァン、巣らしきものは見えるか?」
「……巣じゃないけど、大穴猫なら。あの辺だよ」
「じゃあ下りるわよ」
俺達五人を乗せたティアは森の中の茂みへと降り立ち、人型へ戻った。木々が高く密集しており、枕の森よりも薄暗い、手つかずの自然が広がっている。深い緑の香りを嗅ぐと、仄かに獣の死臭らしきものも混ざっていた。
「スコール」
「
呼びかけるまでもなくスコールは周囲を【
「ヤイヴァはどこですか?」
「こっちだ。死体を見つけたぜ。ヴァンが指さしたのはこいつだろ」
声がする方へ茂みを掻け分け進む。少し開けた場所の真ん中に両手を組んだヤイヴァがしゃがみ込み、大きな獣の死体を観察している。
猫というよりかは狸に近い見た目だ。毛は黒と焦げ茶色の縞模様。数メーダー離れた位置に頭部が転がっている。頭は猫だな。大きな眼球が完全に見開き、舌が飛び出している。血が全て流れ落ち、死臭に釣られ虫が湧いている様子からして死後数日は経過している。
立ち上がったヤイヴァが大穴猫の前足を足で持ち上げると、胸に当たる位置が大きく切り裂かれていた。
「頭を切り飛ばしてから体を切り開いて心臓を喰った、ってとこか。争ったような痕跡もねぇ。あの恐怖に染まった目ん玉からして、怯えて身動きの取れねえ無抵抗のとこを殺られたんだろうな」
「惨いわね……」
「心臓を奪ったということは、この子も魔力を持っているんですね」
大穴猫の生態を調べず一直線にここまで来たから詳細は知らないが、ディヴァイダーの標的となったからには多少の魔力を持っているのだろう。そして巣へ向かったという情報と、今までの
「巣を探すぞ。俺とヤイヴァとアリン。ヴァンとティア、スコールの三組に分かれて、スコールを中心に周囲を探索だ。スコールは警戒を重点に。俺達はスコールから離れすぎないよう注意しながら行くぞ」
探し始めて四半刻も立たない内に洞窟の入口らしきものを見つけた。土が掘り返され大きく盛り上がったかまくらのような土砂に大穴が開いている。入口周辺の土には大穴猫の足跡に混じり、大きな細長い菱形の形をした異様な跡。恐らくディヴァイダーの足跡だ。一直線に巣へ向かっている。だが……
「この足跡の数は……ヤイヴァ、ディヴァイダーは四足歩行だったりそれ以上の多足歩行だと書かれてたか?」
「いんや、ヴァンの写しにゃ二本の足で立つ
「リオ、ヤイヴァ。こっちに人の足跡がありました」
アリンが見つけた足跡。俺が履いているものとほぼ同じ大きさの靴跡がくっきりと残っている。ちょうどアリンのいるところで立ち止まり、ディヴァイダーが中に入ったのを見かけたのか、足跡で判断したのか、中へ駆けて行ってるな。
「アリン、首飾りを吹いて他の奴を呼べ」
「はい」
「この鋭い土を踏んだ跡……うん、僕もディヴァイダーだと思う。それも一体じゃないね」
「三……四……五体」
「イシシシ、今回は歯ごたえのある戦いになりそうだな」
「ちょっとヤイヴァ? アタシ達の獲物でもあるんだから、全部取るんじゃないわよ?」
「それはリオに言ってくれ。オレは振り回されるだけだし」
集まってきたヴァン、スコール、ティアを伴い洞窟に潜る。さっきの大穴猫の全長から考えてもかなり大きい巣穴だ。ヴァンの魔法とアリンの道具で照らされた内部は湿度が高く、土壁は粘土質で叩いてみると結構固く、軽く水分を含んでいる。洞窟の崩壊は心配する必要はなさそうだ。天井は高く幅も俺達六人が横並びになれるほど。先程の死体は成体の大穴猫ではないかもしれない。
「ぅ、臭います」
巣穴の中は外気より暖かいのか、生温い風に乗って運ばれてきた強烈な死臭が鼻を刺激する。奥で大穴猫の大虐殺が進んでいるのだろう。これだけ湿気っていれば腐敗も早い。
「こんな臭えの嗅ぎ続けてたら飯が不味くなっちまうぜ。さっさと探知してぶっ殺しに行こうぜ」
「閉鎖空間なら反響音を利用してスコール得意の音波探知で構造も把握できる。アリン、もう一度吹いてくれ」
頷いたアリンが大きく息を吸い込み、首飾りを響かせた。同時にスコールが【
「見つけた。ディヴァイダーが五。体が大きいのが一。魔力が大きいのが一。小さいのが三……今、体が大きいのが死んだ」
第26話 『Great Divide』
「「「ミー、ミーミー」」」
「ダイジョブだ。お前らはおれが守る」
巣穴を魔法で照らしフェリクスは走る。しかし右足がうまく動かない。太腿を一直線に走る傷が足を引きつらせている。太腿だけではなく、左足の甲や左後ろ肩、二の腕、頬も深く切られ、垂れ続ける血が服を赤く染め、べとりと肌に張り付く。背負った剣が鞘の中でガチガチと暴れた。
(父さんも母さんも、大勢の人を救って死んだ。英雄だって言われた。なのにおれは……おれは……勝てるはずもないのに)
『考え無しの大馬鹿野郎』
(そうだ。おれは何も考えて無かった。父さんも母さんも凄い人だと褒められてて、それならおれも凄い奴だって勘違いして……おれの……おれの大馬鹿野郎!)
フェリクスの後方で大きな悲鳴が上がる。自身を犠牲に彼を逃がした、この巣穴の主の大穴猫の絶命の声だった。
(くそっ! くそっ! あいつだって出来るのに! おれとこいつらを守って死んで……駄目だ駄目だ! こいつらだけは助けてやらなきゃ! それが今のおれに出来る事だ!)
ここで自分が死んでしまえば、手に抱える幼い大穴猫まで死んでしまう。それだけはさせないとフェリクスは懸命に駆ける。
何をしてもまかり通り、それに逆らおうものなら自慢の拳を振るって黙らせ、多くの子を泣かせた。父と母は偉く、強い。自分も同じだから、それが許される。それが悪い事ではないと信じていた。
だがそれ以上の力でねじ伏せられた。力を見せつけていた子を守りに駆けつけ、自分を殴り飛ばしたのは同じ魔人族。自分は強いはずなのに、全く通用しなかった。
意識が戻った時、フェリクスを覗き込み悲しい顔をしていた二人の友人。負けたからだろうか、とフェリクスは考えたがそうではないと首を振る。気付かされたのだと。強いと思っていた自分は、弱く、情けない存在だった。
『君達もリオ様の友達かい? だったらこの蜂蜜餅はタダにしてあげるよ。何でかって? リオ様にはいくら感謝しても全然足りない恩があるからね。ちょっとでもいいから返したいんだ』
『おめえらが悪戯っ子の三人組だったか。あ? 王子様がどんな奴かって? そりゃおめえすげえ人さ。あちきみてえなノータリン相手でも差別しないし、頭はいいし強いしイケメンだし。将来はすんげえいい男になりそうだなぁ』
『ん? 王子様かい? あの方は言うなれば特別な人さね。王子だからってことじゃないよ? 子供っぽく振舞ってはいるけど、まるで大人のようなあの落ち着きっぷり。お城でどんな経験をしたんだか知らないけど、辛い事を自然と受け入れるあの態度は並大抵のモンじゃない。魔法が使えない事以上に、辛い事を沢山背負ってるんじゃないかね』
フェリクスを殴った相手はこの国の王子であった。王子に興味を持ったフェリクスは彼について調べ始め、彼に関わった者からその人柄を聞いて回った。誰もが王子を褒め称えて、その純粋な人柄に好意を抱いていた。
自分よりも年下の王子はその立場を利用することなく、己の力のみをもって認められていることにフェリクスは何よりも驚く。王子の成したことを追いかけ続けるうちにその物語の主人公のような姿に傾倒し、そして焦りを抱いた。
(リオスクンドゥム様……おれも、おれもやります! まだまだ父さんと母さんには遠いけど、ちょっとでいいから英雄になれるように頑張ります!)
そして偶然耳にしたディヴァイダーの話。父と母を英雄にした、殺した
だがそこで待っていた現実は、彼が思うよりも遥かに過酷であった。彼の持つ一切の力が通用しない怪物。体中を切り裂かれながら、巣穴の中を必死に逃げ回る。フェリクスの頭の中は、死という字が浮かび上がっていた。
逃げ惑う中で小さな鳴き声がフェリクスの鼓膜を揺らした。すぐ後ろから死が迫っているというのに彼の足は止まり、その鳴き声のする方へ目を向ける。傷だらけのかなり大きな大穴猫が、三匹の赤子を抱えるようにうずくまっていた。
「お、おい。ここにいたらヤバいぞ。もうそこまでディヴァイダーが来てるぞ!」
何をしてるのかと自分に問いながら、フェリクスはその大穴猫に駆け寄り声を掛けた。親らしき大穴猫はゆっくりと顔を上げ、じっとフェリクスを見つけると低い鳴き声を出し、赤子を咥えフェリクスの胸に抱かせた。
「な、なんだよ。こいつらを連れて逃げろってのか? お前はどうすんだよっ」
だが大穴猫の親は何も答えず、血を滴らせながら体を持ち上げ、フェリクスが逃げてきた方向へ向かい歩き出した。
転びそうになりながらもフェリクスは走り続ける。暗闇の先では明かりが漏れている。出口だと思いフェリクスは最後の力を振り絞り、辿り着いた場所は。
「地底、湖? ほ、他は。出口はどこに?」
広い空間には浅い湖があるだけで、外の明かりだと思っていたものはヒカリダケの発光。何度見渡しても他へと続く穴は無く、フェリクスの抱える大穴猫の赤子より二回り大きな子供が何匹か隅で震えている。
「そ、そんな。行き止まりだなんて……!!?」
背後から押し寄せる強烈な殺意にフェリクスは振り向いた。暗い穴の中でよく見えなかった
まるで骸骨が手足を長く鋭い刃物に変えたかのような怪物だった。どこもかしこも鋭利に尖り、切り刻もうという殺意が形として表れている。赤黒い体表は金属の様に光沢があり、かなりの強度をほこっていることが窺える。顔らしきものはしゃれこうべのように丸い穴が二つ開き、
「くそ!」
フェリクスはバシャバシャと湖を駆け、反対の岸にいた大穴猫の子供達の近くに両腕に抱えた赤子を置く。
「ここから動くなよ!」
ミーミーと騒ぐ大穴猫達を背に向け、フェリクスは再び湖の中へと戻る。背中の剣を引き抜いたフェリクスだが、その剣の姿を見て顔を歪めた。直剣が半分ほどの長さになってしまっている。先程、ディヴァイダーの攻撃を受け止めた際にヒビが入ったような感触が手に伝わっていたが、どうやらここに走ってくるまでに鞘の中で折れてしまったらしい。それでもフェリクスは強く握り、五体のディヴァイダー相手に構えを取る。
(逃げたいっ。逃げたいっ。でも……でも逃げねえ! ここで逃げ出すぐらいならっ、死んでやる!)
一体のディヴァイダーが接近し、鋭い腕を横薙ぎに振り回すのをしゃがんで避け、足を切ろうと折れた直剣を振るうも金属音だけが響き、傷一つ入らない。更に無理な姿勢で剣を振るったことと、全身の切り傷が体を引きつらせ、加えて逃げ続けたことによる疲労で大きく体制を崩してしまい、ディヴァイダーが振り下ろしたもう一方の片腕を避けることが出来なかった。
「ぐああああっ!!?」
左腕に深々と突き刺さり、激痛でフェリクスは剣を落とした。直接心臓を喰らおうとでもいうのか、ディヴァイダーの顔が迫る。もうここまでだった。せめて一矢報いようと、フェリクスは右手を固く握る。
『お前のその拳の振り方、まるでなっちゃいねえ。今から一回だけ手本を見せてやる』
「うぐぅっ……! ま、【
あの時一瞬だけ見えた、フェリクスを殴り飛ばした拳。地を強く蹴り、腰を回して振りかぶる拳に乗せ、殴打する瞬間に反対の腕を後ろへ回し、縮めた筋肉をばねの様に弾けさせ最大の威力が出る箇所で打ち込む。
「【
フェリクスは【
残った魔力も出し切りとうとうフェリクスの膝が折れた。震える両腕はフェリクスの言うことを聞かず、垂れさがったまま動かない。顔を上げれば四体のディヴァイダーが周囲を囲み、剣の如き腕を振り上げる姿が見えた。
(父さん、母さん。大馬鹿な息子でごめん。おれも、二人みたいな英雄になりたかった)
目を閉じたフェリクスに、ディヴァイダー殺意のみを漲らせ、感情の無い刃を振り下ろした。
「危ねぇ危ねぇ。依頼に失敗しちまうとこだった」
「ホントよもう。ヤイヴァ、お願いだからお手洗いぐらい先に済ませておいて。それからいきなり下着を脱ぎだしたりしないでちょうだい。同じ女として恥ずかしいわ」
「生理現象なんだからしょうがねえだろ。それに股ぐら見られるぐれえオレは気にしねーし」
頭上から聞こえる声にフェリクスが目を開くと、そこにはディヴァイダーの腕を受け止める大剣を持った赤髪の少年と、盾を構えた空色の髪の少女が立っていた。彼らの姿、特に赤髪の少年はフェリクスにとって見覚えのある、憧れる少年。
「最低限の羞恥心は持ってくれ。ティア、少ししゃがめ」
王子はティアと呼ばれる少女がディヴァイダーの刃を弾き屈んだのを横目に確認すると、同じく弾きながら手に持つ大剣を不気味な色に輝かせながら振りかぶり、大きく横に薙いだ。
「「【
リオの回転切りによって周囲に分散した衝撃波は囲う四体のディヴァイダーを容易に吹き飛ばし、湖の表面を水切りのように何度も跳ねさせ、壁面へと激突させた。
「あ、もう始めてますね。あの黒い骨のような
「確かにちょっと強そうかな? 大穴猫の魔力も吸収して、多少は強化されてるだろうし。それにしても、巣穴の一番奥は地底湖になってたんだ。だからこんなに湿気ってるんだね」
「リオ、生き残った大穴猫、全部無事」
いとも簡単に四体のディヴァイダーを吹き飛ばした王子の力にフェリクスが驚いていると、地底湖の入口より三人の子供が姿を現した。ディヴァイダーの存在を確認しても特段慌てる様子は無く、むしろ興味深そうに観察している。
ここに集まった全員が何者なのか。フェリクスはよく知っていた。受けた依頼はどんなものでも必ず遂行させる、熟練の冒険者も狩人も一目置くほどの天才少年集団、アスタリスク。
彼らを率いる王子は肩に担いだ剣を地面に突き刺すと、その剣は少女へと変身して気怠げに首を鳴らし、王子は振り返りフェリクスを見下ろした。
「随分切り刻まれたみてえだな。あんな猫ほっておいてとっとと逃げりゃいいのによ」
王子の言う通りではあった。フェリクスは大穴猫に思い入れがある訳でも無く、動物愛護主義者でもない。ディヴァイダーに勝てないと分かった時点で、大穴猫を犠牲にでもして逃げ出せばよかったのだ。
しかし、その判断をフェリクスは許さなかった。
「そ、それは出来ないっ」
「ほう? それはどうしてだ? 言ってみろ」
まるで殴られた時と同じ状況だとフェリクスは思った。王子の提案に対し逆らい自らの意思を押し付ける行為。あの時はがむしゃらに拳だけを振るったが、今回はハッキリと、フェリクスは胸に抱いた感情を王子へ伝える。
「……父さんと母さんは、多くの人を救った。なのにおれは、逆に傷つけてばっかで……。リオスクンドゥム様に殴られて気付いたんだ。おれには何もない。凄いのは父さんと母さんで、おれが凄いんじゃない。何もない空っぽのおれを、おれは守ってたんだ」
リオスクンドゥム様と呼んだ際に微妙な顔をしたようなとフェリクスは思ったが、黙って話を聞いている様子から気のせいかと話を続けた。
「本当の強さってなんなのかって、探した。そしたら、少しだけ見えたんだ。リオスクンドゥム様の事をみんな笑顔で話してて、おれはそうじゃなかった。死んだ父さんと母さんも、みんな凄い凄いって、笑って褒めてる。……英雄は、強いから英雄なんじゃない。みんなを笑顔にしたから英雄なんだ。おれが望んだ英雄は、父さんと母さんなら、怯えるあいつらを見捨てないはずだ! おれは英雄になれないかもしれないけど、父さんと母さんの想いは捨てない! 俺だって一緒なんだ! ここで逃げてあいつらを見殺しにしたら絶対、一生後悔するから!」
思いついた限りの思いを言葉に乗せる。王子は何を言うだろうか。今更何を言うと怒りだすだろうか。王子の友人を傷つけた自分を、許さないと再び殴るのか。だが王子は目を閉じ軽い笑みを浮かべ、先程とは異なる、仄かな優しさを漂わせた。
「考え知らずの大馬鹿野郎から、死にたがりの阿呆にでもなったかと思ってたが、少しは自分がどんな奴かぐらいは理解したみたいだな」
だが一瞬だけ見せた温かさは直ぐに消え、まるで厳格な父親が少年の成長を黙って観察していたかのように王子はフェリクスを軽く突き放し、だが確かにその成長を褒めるような言い方でフェリクスを評価した。
「大馬鹿には大馬鹿なりの生き方がある。だが最低限自分の命ぐらいは守れ。ナーディアとデュドネが、お前を待ってるぞ」
そして最後に叱り付けた。彼らアスタリスクに友人が自分を助けるように頼んだのだとフェリクスは気づく。あの時のように自分を不安だらけの表情で見つめた二人の姿がフェリクスの脳裏をよぎる。もし自分がここで死んでいたらあの二人はどう思うだろうかと考え、それも許せないとフェリクスは自らの矛盾する臍を噛むような想いに胸を握りしめた。
「依頼主の目標は確保した。後はあの
いつの間にかフェリクスを取り囲むように立ち、
この状況に心から愉悦だと言わんばかりに王子は顔を歪ませ、大きな星印の刻まれた外套を翻らせた。
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