第22話 『Well Come To Underground』

 ダークファング。深淵体アビスで上から六番目の階級、ダークの名を冠する獣型で、五体以上の群れを組み集団で殺戮を行う。一体一体の強さは大した事は無いが、連携と追い込み方が巧妙で油断すれば死に繋がる。


「遅い遅い! 【掘削五指ドリルクロー】!!」


「【飛刃斬スプリット】」


 ヴァンが当たれば儲けもんと集団を分断するために放った【匍匐凍上フロストバイト】。避けたファングをティアとスコールが倒す。素早いスコールにファングは追いつけないと判断したのか、ティアの背中へ飛びかかった。


「【光陰翔槍ラピッドランス】!」


「ありがとっ、ヴァン!」


 集団で戦うのはこちらも一緒だが、スペックは圧倒的にこちらが上だ。スコールとティアが翻弄し、隙を見せたダークファングにヴァンの魔法が飛ぶ。一撃では仕留められないものの、それでも致命傷を与えるほど三人の技巧は高い。俺も城の武器庫から拝借してきた長剣で一体切り裂き、大きく下がってアリンの近くまで戻る。


「なあんかいまいちだな。手に馴染まねえ。俺には剣の才能も無えのか?」


 曾爺ちゃん、爺ちゃん、親父と全員剣の達人だから俺もと安直に選んだ武器だが、しっくりこないというか、剣の長所を生かせて無いというか。


「うーー……リオ、出来、ました」


「おう。全員そっから離れろっ」


 俺の命令に従い素早く移動する三人。アリンから受け取った箱をダークファングが集まる場所に投げる。数秒後、箱は爆発を起こしダークファング達は四散した。





 第22話 『Well Come To Underground 』





「これがさっきドーンて光った箱?」


「ああ。【炸裂閃火バルサミナ】の式を魔法紋に書き換えて中に刻み込んである。魔力を流し込むだけで発動する」


「突然だったから、びっくりした」


「ぁぅ、事前に話しておけば、よかったですね」


「アリンが作ったんでしょこれ? 凄いなぁ」


 基地の中で先程の戦いを反復する俺達。正十二面体の銀色の箱をしげしげと眺め、指でつつくティア。ワタシも皆の役に立ちたいですと必死になって完成させた魔法具。構造仕組みを俺が提案し、アリンが形にさせたものだ。ものづくりに対する意欲と才能がとうとう芽吹いた。同時に使用人の作法まで身に着け始めたのは予想外だったが。よっぽどアローネの姿振舞いが琴線に響いたらしく、喋り方も真似ている。

 スピードアタッカーのスコール、魔法狙撃手兼回復役のヴァン、万能型のティア、サポート型のアリン。いいコンビだ。ダーク級でも苦戦することは無かったし、一人前とまではまだ言えないが、もっと経験を積めば一冒険者を名乗ることも出来るだろう。


 問題は俺だ。とうとう魔法が使えないことが明確に差として表れてきた。総合身体能力は一番秀でてはいるが、やはり魔法を使った瞬間最大威力と移動速度、攻撃範囲で三人に劣る。俺の中の力、“破力はりょく”と名付けたこの力は未だ法則が解明出来ておらず、ただ肉体を強化するだけの代物と化している。声に乗せれば脅しぐらいには使えるが、それまでだ。しかも、破力は使いすぎると殺意に飲み込まれ自分を見失いそうになる上に、使用後は精神的な疲労が大きく、無気力状態になってしまう。人目のつかない森で実験をしていたのは幸いだった。気づけば何匹もの野生生物を惨殺していたのだ。護衛の連中が飛んでくるまでに意識が戻ってよかったぜ。俺の肉体も警鐘を鳴らしているような気がするし、おいそれとつかえるモンじゃない。だから剣術を身に着けようと四苦八苦していたのだが……


「あう、あう、ティア、ダメです。それ抜いちゃダメですっ」


「え? なんで?」


 慌てふためくアリンの声に思考を中断し、抜いちゃダメと言われた物を見ればって、おいっ! それ安全装置じゃねえか! なんで魔力込めたまま抜いてんだよ!


「アカンアカン! スコール!!」


 俺の言いたいことを即座に理解したスコールがアリンを抱き上げて窓を突き破り基地から飛び出した。俺はティアの手から光る魔法具を取り上げ放り、ヴァンとティアを抱えて部屋の隅に走り二人に被さる。


 数瞬後、魔法具は圧縮された魔力を解放し、爆裂した。





「リオっ、ヴァンっ、ティアっ」


「あうあうっ、みんな、無事ですかっ」


 スコールとアリンの声が聞こえる。体も痛えトコはねえし、どうやら被害は基地の中だけで済んだようだ。


「ふう……ま、間に合って良かった……」


 俺の脇から手を出していたヴァン。後ろを振り返ると、白い岩壁がガラガラと崩れた。【白石防壁プラスター】だ。あの一瞬で作ったのか。立ち上がって基地の中を見る。何もかもが滅茶苦茶だ。暖炉の墨も飛び散って辺り一面煤だらけ。こりゃ掃除が大変だな。


「あのっ! あのっ! ごめんなさい!! アタシ、アタシ……許して……お母「怪我はねえか?」……うん、全然、大丈、夫……」


 原因を作り出したティアだが、様子がおかしい。異常に震え、何度も謝罪をしている。揺らいでいる目も、ここではなく別の何かを見ている。何か言いかけたのを遮り、胸に抱きしめた。胸の中で何度も謝罪するティアの背をゆっくり撫でる。


「ダンナ達!! すげえ音が聞こえましたけどっ、大丈夫っすか!?」


 騒ぎにご近所さん達が集まってきてしまった。ヴァンとアリンに全員無事な事と、迷惑をかけたことを周りに謝罪するようにと頼み、スコールには基地の外観に異常がないか確認させ、俺はティアが落ち着くまで背中を撫で続けた。









「本っっっっ当にっ! ごめんなさい!! みんな!!」


 調子が戻ったティアが大きな声で謝る。やっぱティアなら普通こうだよな? この間の誕生日の日にも、どうも様子が変だった時が、とヴァンがこっそり話してくれたのを思い出した。お袋さんに関わることで、何か大きなトラウマを抱えているようだ。


「みんな平気だから、何も問題ない」


「そういうこと。じゃあ片づけ始めよっか」


 煤をヴァンの魔法で外に全て吹き飛ばし、バラバラになった椅子やテーブルを外に運び出す。金庫は丈夫なものを買っていたので多少傷ついただけで済み、中に入れていた金と冒険記は無事だ。家具一式はもともと古い物を利用していただけで、後は消耗品ばかり。基地の模様替えと割り切って、この際一新してしまおう。


「…………」


「ぁぅ、スコールのお布団、無くなっちゃいました」


 今回の一番の被害者はスコール。爆心地は普段スコールが寝床にしている藁布団だったので、跡形もなく木端微塵に砕け散った。スコールの背には哀愁が漂っている。ティアがまた何度も謝るが、スコールは藁布団が元あった場所から目を離さない。首を傾げ、その場にしゃがみ、床に耳を当てた。何か音を拾っているのか、そのまま暫くじっとしたのち、耳を付けたまま床をドンドンと叩き始める。


「どうしたのスコール?」


 おかしな行動をしているスコールにヴァンも煤払いをやめて近寄る。俺達が見つめる中、スコールは欠けた石床に指を突っ込み、剥がした。そのままどんどん床を剝いでいくと……黒鉄の板が姿を現した。


「何、かしら。これ」


「蓋か、扉かな? 鍵穴がついてるね」


「開くか? スコール」


 スコールが指を引っ掛け引いてみるが、びくともしない。やはり施錠されているようだな。スコールは首に掛けている基地の鍵を差し込んだが、開く気配は無い。別の鍵か。となればこの子の出番だ。


「アリン」


「はい」


 アリンがピッキングツールを取り出し、カチャカチャと穴を弄る。ものの数秒で、かちりと開錠音が響いた。


「……アリン、あんたとんでもない子ね。盗賊団にでもなりたいの?」


「ぁぅ、物を盗むのは駄目です。ワタシは冒険者なんです……」


 こんだけ手先が器用ならスリも出来そうだと思ったのは、口に出さないようにしよう。

 鍵の開いた蓋をスコールが開こうとし……どうやらかなり重いようだ。立ち上がってうんしょと持ち上げると、そこには土階段があり、光が届かない程深いことが伺えた。


「スコール、一旦閉じろ」


 俺の言葉に従い、スコールは蓋を閉じる。この先には後で調べるから、今は先に掃除をするぞと四人に命令し、ひとまず基地の中を奇麗に片づけた。





 一刻後、すっきりした基地の中で円陣を組んで座り、俺の考えを四人に語った。


 この基地を利用していてずっと疑問に思っていた。それは、基地……唯の物見櫓の扉の施錠に、異常に強固な物が使用されていたということ。あれは城の一部――宝物庫、書庫の閲覧禁止棚、地下にある魔人族専用の封魔殻破部屋など――でも使われている特別な錠前。ベルスさんに何故かと聞いても、昔っからそうだったと言われていた。今にして思えば濁していたのだろうと分かる。そして、今回の爆発で基地自体に何の被害も無かったこと。割れた窓の枠を外すと、石壁の中に黒鉄が使われていた。窓は後付けで、元々無かったものだと思われる。暖炉も同様だろう。


「つまり、この場所は物見櫓としてだけでなく、ベルスさんの思い出の場所だけでもなく、国が極秘管理、王族でも末端の俺には教えられないモンが存在している可能性がある。あの階段の先にあるもの。俺は確かめようと思うが、お前らはどうする? 正直、あまりおすすめは出来ない。つーか行かない方がいい。それでもついてくるってんなら、そこで見たものは一切の他言無用だ。いいな?」


 じっと四人を睨む。……来る気まんまんらしい。ため息がでるぜ。


「分かった。全員で行こう。先頭は俺、二番目にヴァン、真ん中にティア、四番目にアリン、最後にスコールだ。用意でき次第、潜るぞ」









 暗闇の前方をヴァンの【赤提灯レッドスター】が、後方をアリンのお手製ランタンが照らし、俺達は狭い階段を下りる。ヴァンとアリンが補助役、スコールが探知と後方の確認で、中央のティアは前後列どちらにでも対応できる。俺は……万が一引き返す際の殿しんがりだ。一番無能だからな。

 辺りにはひんやりとした乾いた空気が漂い、風の流れを感じない。この先に地上に通じている場所はないのだろう。水源のある土地で地下が乾いているというのは、少し気にはなるが。何にも遭遇せず土階段を降りきり、少し広めの空間に出た。まだ道は続いている。


「スコール、何かいる気配はあるか?」


「……無い。けど、先に大きな魔力、感じる」


「僕も感じるよ。相当大きな魔力だね」


「この魔力、どっかで感じた事、あるような無いような……駄目、思い出せないわ」


「ぁぅ、リベルタス様と、グラウィス様に、似てるような気も、するです」


 隊列は崩さないまま、慎重に進む。足に当たる感触や周りの岩肌の感じから、人工的に掘られた洞窟であるようだ。歩いた歩数から換算して位置的には工業街と放牧場の間辺りか。徐々に中心街側に近づいている。


「あそこ、横穴がある」


 ヴァンが先にある横穴を見つけた。四人を待機させて中を覗き見ると、そこには俺の背丈の五倍以上はある、大きな赤い結晶で出来た八角柱が建っていた。その周囲を幾つもの金剛石がフワフワと浮かび、柱の周囲をゆっくりと回っている。


「何よ、これ……」


「……ぁぅ、中に、人がいませんか?」


 アリンが指さした先、柱の中心に腕を組むように浮かび上がる黒い影が見えた。得体がしれなさすぎる。人か何かを封印してんのか?


「神様と、同じ。同じ魔力」


 神様……曾爺ちゃんの魔力ってことか。待てよ? 今一つ記憶に引っかかった。それに間違いないがないならば。


「ヴァン、スコール、アリン、ティア。これは見なかったことにしろ。首が刎ねられるぞ」


「何か分かったの?」


「ただの予想にしか過ぎないが。俺に教えられてないのも、頑強な鍵を使ってんのも納得した。理由は勿論話せん。引き返すぞ」


 ……こいつは【八紅金剛封陣ディアマンドベール】の増幅装置だ。周囲を漂っている金剛石はおそらくカオスディアマンドの亡骸。だが真ん中の赤い結晶の柱は知らない。歴代の王と八咫紅蓮オクタクリムゾンだけが知る極秘事項。まさかあの基地がこの場所への入り口だったとは。俺達が知ったとばれたりでもしたらどうなる……


「まだ、何かある。別の何か」


 横穴から出てもと来た道を戻ろうとすると、スコールが先を指した。まだ何かあるってのか。どうする? 無視して引き返すか? それとも最後まで調べるか? 


「あ、待ってよスコール! 一人で行っちゃ駄目だってば!」


 おいおい、隊列を乱すなよ全く。仕方がないが、先へ進むとしよう。









 スコールを追いかけると洞窟は行き止まり、そこには大きな漆黒の扉が鎮座していた。


「……リオと、同じ感じがする。真っ黒」


 扉を見つめ探知するスコールが意味ありげに呟いた。どういう事だそれ。


「なんだろうこの扉……うわっ! 魔力が吸い取られた!」


「何よそれ……て、ホントね。今軽く触っただけなのに、半分近く持ってかれたわ」


 なんて危険な扉だ。この向こうに一体何があるってんだ。


「ぁぅ……どんな式、なんでしょうか」


 アリンは扉そのものが気になるようだ。アリンらしいと言えばアリンらしい。俺も何か仕組みが分かりそうなもんがないかざっと全体を見るが、のっぺらぼうで両開き以外には何も分かりそうにない。……俺は触れても大丈夫か? 魔力は無いし。指先で扉に軽く触れてみた。……大丈夫そうだな。両手をべったりと張り付けてみた。やはり何も起こらない。


「その変な扉触れるなら押してみなさいよ。開くかもしんないわよ?」


「それもそうだな。いっちょ気張ってみるか」


 渾身の力を込めて扉を押す。……ダメっぽい。――リオと、同じ感じがする――……ものは試しだ。扉を生物と思い、殺気を込める。破力は俺の内からすぐさま溢れ出し、何と俺の意思から離れ、腕を伝い扉に流れ出した。赤黒い波紋は俺の手を付いた場所からリヒテンベルク図形の様に伸びて扉に絵を描き、扉を覆いつくして薄く輝くと、跡を残したまま消えた。


「リオ、今のは……」


「また今度話す」


 ヴァンだけでは無く、ティアもアリンも聞きたそうにしていたが黙っておく。スコールだけが何も言わず、ただ扉を、その先にある物を見つめている。俺はもう一度扉に手を置き、押してみた。今度は何の抵抗感も無く、扉はゆっくりと開いた。


 そこは、どこか見覚えのある場所だった。広さも、造りも、物の配置も何もかもが、あの城の最下層にある封魔殻破の空間と一緒だ。ただ、中央に位置する場所にあるのは台座ではなく、


「……剣?」


 俺の身の丈程ありそうな大きな大剣が、八つの柱から伸びる鎖に繋がれ、宙に浮いている。柄頭から黒金と白金が絡まり交じり合い、握りとを造り通って鍔で翼のように広がり、その鍔も支えにする程に幅広く、二つの柱が伸びるかのように中心で分かたれた、二つのようで一つの剣身。幾何学模様の透き通った結晶が二つの剣身を繋ぎ、剣の腹、中央には大きな穴が開いている。


「こんな剣、見た事無いです」


 近づいて剣を見たアリンが半ば驚くように答えた。アリンの祖父母は鍛冶職人で、今でこそ鋳造は行ってないが研ぎの依頼は多く、様々な種類の剣が研磨されに運ばれてくる。それは様々な種族の剣を見ていると同義であり、アリンの記憶に当てはまらないということは全くのオリジナル、もしくはグランディアマンダ国に存在しない種族の剣という事だ。


「……リオ?」


 剣を見てスコールが首を傾げる。どうやら俺と同じ気配がするということらしい。スコールが感じていたものは、この剣のことだったようだ。


「ねえリオ。この剣って、リオの為に造られた剣なんじゃないかな。ここの部屋の扉は魔力が無い人じゃないと触れないし、魔力が無くなれば普通は動けなくなっちゃうけど、リオだけは特別。さっきのリオが使った力って、よく分かんないけど特異混血シングラーの能力でしょ? それに反応して開いたし、いつかリオが来るって、分かってたんじゃないかな」


「取り合えず握ってみたらどうかしら。危ない呪いがあるかもしれないけど、リオには深淵の焔の呪いすらも効かないんでしょ?」


「へいへい」


 ここまで来たらやるっきゃないだろう。毒を食らわば皿までだ。目の前を浮かぶ大剣を握る。だが何の反応もないので、また破力を使用してみた。……やはり来たな。しかも今度は凄まじい勢いで俺の力が吸い取られていく。剣の腹の穴に見た事のない式の不気味な色の魔法陣が浮かび上がり、強く明滅する。魔法陣から漏れ出す破力は赤黒い実体となり結晶をドロドロと伝い、柄から切先まで全て染め上げた。あぶねえ、もう少しで暴走するところだったぜ。……と、今度は剣全体に魔法陣が展開した。一般的な文字が使われているが、式は見た事無い。推測する暇すらなく、剣は光に包まれて大きく形を変え、鎖が全て弾き飛ばされた。

 やがて閃光が収まりそこにいたのは、長い黒髪に黒く鋭い瞳の、俺達と同じ年齢ぐらいの裸の女の子だった。女の子は周囲を見渡し、自分の手を見つめて握り締めたり、開いたりし、ペタペタと体を触り……大きく右手を掲げ叫んだ。


「ヒャッッッッハーーーーーーーー!!!! ひっさしぶりのシャバだぜええええ!! 何年ぶりだいや何十年何百年? アヒャヒャッ! どーでもいいや! おっ! 何だよ誰かいんじゃん! ここどこだ? つうかオレって誰って感じ。此処は何処~オレは誰~記憶も体もすっぽんぽ~ん♪」


「どこの種族の子かな?」


「寒そう」


「ぁぅ……風邪を引いちゃいます」


「この言葉遣いと喋り方、調子に乗ってるときの誰かに似てない?」


「なんで俺を見る」





 なんかとんでもないもん拾っちまったな。




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