第二十九

それからは、毎日、とまこたちと朝ごはんを食べて、学校行って、部活して、帰り、ご飯食べて、お風呂入ると、単調ながらも、毎日過ごしていたら、心優は殆ど快復した。 

週末になるっと、心優は、弓道をやりに行った。

大祐と会うと、心優は、嬉しくなり、弁当おばさんが(⌒▽⌒)作ってくれたと、おかずを出すと、二人で仲良く食べていた。

そして、心優は「大祐は、進学先決まった?と、聞くと。「サッカーが、強い高校に進学したいけど、俺サッカー下手だしなー。」

「荒井は?」と、聞くと、「今は、見つかんない。弓道が好きだから、弓道部がある高校に行きたかったけど、このへんないんだよね」と、応えると、「いや、あるよ、確か女子校だったかな?」

「ほんと?なら。また、調べてみようかな」と、言うと、大祐は、寂しい思いになった。

「荒井の成績なら、十分受かるよ」と言うと、大祐は、黙ってしまった。

心優は、なんでだろう?と、思いながら、お弁当を食べていた。

二人で食べ絵悪と、「よっしゃ!気合入ったぞ」と、言うと、また、弓道を始めた。

夕暮れ、二人は反対方向なんで、途中で別れると、互いに寂しさを感じながら、それぞれの家に帰って行った。

心優は、現実の言い訳なんて聴きたくなかった。

帰り道、孝一にあった。

「あれ?」と、二人は同時に言った。「孝一、」「心優、、」

立ち止まると、「今日は、部活だったの?でも、午前中だよね?」と、心優が言うと、「心優の後を追っているんだよ。」というと、「あたしのあとをついてきていたの?」とぞぞぞとしながら、聞くと、孝一は、「ちがうよ、成績だよ、昔は、お前と一、二をあらそってたじゃん。俺、今、馬鹿になっちって、急いで勉強やり直しているんだ」と、言うと、心優は、「あらそっていたのか」と、わかっていなかった。

「心優は、あいかわらず、マイペースだな。その方が、とげとげしていなくて、好きだけど」と、何気にそのまま言うと、「そうか、今みたいにいに、大祐に言えばいいんだ」と、心優は、言うと、「孝一、ありがとう」というと、心優は、とまこの家に、かえっていった。

孝一は、何が良かったんだろう?と思いながら、家路に着いた。

家に帰ると、お風呂に入り、夕飯を食べると、また、勉強を始めた。

孝一の家には、父用の書斎があった。

父は、お風呂に入り、夕飯を食べると、その書斎に入り、寝るまで出てこなかった。

母は、旦那が二人いる気がして、寂しい思いをしていた。

孝一の、二つ上の姉も、一年早いが、受験勉強をし出し、塾に通っていた。

母は、あの楽しい日々は、どこへ行ったのかと、とてもら悲しくなっていた。

そんな時、小さな子連れの男性と出会い、親密な関係になっていた。

子供たちは、母のことを、「ママ」と呼び、とてもなついていた。

でも、その男性には、他にも親しくしていた女性がおり、母は気づいていたが、彼の子供たちが、目的でもあったから、割り切った付き合いをしていた。

十歳歳の離れた、自分には、なんやの魅力もないだろうと、母は思っていた。

しかし、相手の本命は、実は彼女だった。家庭を捨てる気持ちがないことをわかっていた彼は、気を紛らわすように、恋人を作った。

そんな気持ちは、母は知る由もなかった。

仕事に明け暮れる夫に、受験勉強に、没頭する子供たち。

理想の家庭だった。理想だったのに。母は、自分の理想が間違っていたことに、今更ながら、後悔をした。

でも、受験が終われば、少なくとま、子供たちは、戻って来るだらうと、期待をしていた。

孝一の中には、フラれた彼女がいた。初恋だった彼女を忘れる事が出来ないことは、すでにわかっていた。でも、今は昔の頭を取り戻すことが先決だった。

前以上に、勉強ができるように。それが目標だった。

フった彼女は、その後ろ姿を見なから、架空の言い訳をしたのに、私も夢を現実にしようと、勉強にはげんだ。

期末試験も、終わり、みなが、テスト結果をまじまじと見て、嬉しがったり、残念がったり、様々だったが、少なくとも、心優と、大祐と、孝一と、とまこは、オール100点だった。

美歌と、園子も、100点も、あったが、他は、70点以内だった。

そして、一学期は、終わった。

夏休み!とまこたちは、喜んだ。

「プール行こうぜ」と、とまこと園子が言うと、心優も、美歌も、乗り気で、はしゃいだ。でも、心優は、おこずかいをもらっていないのと、水着がないこなとを、思い出し、

「あ、あたし、泳げないんだった。みんなで行って」と、言うと、とまこは、「大丈夫さ、水着あたしが、取りに行くからさ」と、言い、ポンと心優の肩を叩くと、「任せな!」と、もう一声かけると。先をどんどん歩いて行った。

一緒に歩いたら、心優がきまずいだろうと気づいていたからだった。

美歌と、園子は、「勉強会やらない?私、苦手な科目があってさ。

これが、なかなか進まないんだー。」と意見があい、先を歩いているとまこと心優は、振り返ると、「それいいね。やろう」と、ふたりも言うと、最初は、どこでやるかという話になり、初日は、美歌の家てやることが決まり、みな、どの科目をやることにするかと、話すと数学をやるっ決め、みな家路に帰った。

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