第3話:執筆ノルマの課し方01【超重要】

 お疲れ様です。タチマチPです。

 前回までは、私が『光希と楓はフリーランスの模様です』をどのように考案したかというのを記載しつつ、案のまとめ方についてを記載していました。


 今回から、実際に僕が執筆した方法をトレースして説明しようと思います。


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【Q.長編作品を執筆をするにおけるルールとは】


 →A.締め切りを自らに課すことである

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 はい、これは大変重要です。

 タチマチPは、この瞬間、ものすごく重要なことを言いました。


『締め切りを設ける』

 ※すごく重要


 実はこれ、執筆作業を行うにあたって絶対に無くてはならない存在なのです。

 締切があるからこそ、その日までにノルマを達成しないといけないと使命感が出てきますし、その締切までにどうやって動こうかと毎日の生活の中で考えられるようになるのです。


 もしも、締切を決めなかったら――


・調子が出ないから明日でいいや

・面倒だから、来週に回そう

・別に、誰かに急かされているわけでもないし……


 と、結局何かしらの【言い訳】を付けて執筆をしなくなってしまいます。

 真面目に書きたいって言う人が【一番】やっちゃいけないことですね。


 誰かに追われるわけでもないし、責任があるわけでもない――

 そう思う気持ちは良くわかります。

 ――でもね、コンテストの締切だけは絶対にやってくる。

 その締切だけは、絶対に待ってくれないんだよ。



 書けない人たち、

 まずは、締切という存在の重さをよく理解してみてください。

 プロが働くクリエイティブな世界の『締切』と『納期』という言葉はかなり重たいワードです。


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 ――では、タチマチPが自分で決めた締切のルールとは?

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 タチマチPは【1週間ノルマ】というルールを自らに課して、作品執筆に挑んでいました。

 1週間ノルマとは、その名の通り、1週間で◯万文字を執筆するというルールを設けることを言います。


★なぜ、1週間区切り?


 理由としては、途中でダレないようにするためです。

 10万文字をコツコツと書いていこうってなったときに、途中経過の締め切りを設けていないと、


・3万文字書いているし、ちょっと遅れてもいいよね

・2万文字書いたけど、これって予定通りなのかな?


 という風に、きっちりと進行管理が出来なくなってしまうのです。

 本当によくある事例が『◯万文字超えているから、安心しよう、ちょっとサボろう』って言う人です。

 ちょっと頑張ったからもう良いよねって、自分の中で定義付けてしまって【サボる理由】を見つける人がめっちゃ多いですね。


 ゴールはあくまで10万文字であって、数万文字書いて満足するものではない。

 ちゃんとスケジュール管理をしないから、変に安心感を抱いてサボろうとする。


 これは本当に良くない。



 ちなみに僕の場合ですが、1週間で2万文字執筆するというスケジュールで『光希と楓はフリーランスの模様です』を作成しました。


<★タチマチPが実際に管理した執筆スケジュール>

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(日曜日開始〜土曜日終了)

・4月16日〜22日 ……2万文字到達

・4月23日〜29日 ……4万文字到達

・4月30日〜5月6日 ……6万文字到達

・5月7日〜13日  ……8万文字到達

・5月14日〜20日 ……10万文字到達

・5月21日〜31日 ……10万文字オーバーで書きたい場合の予備


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 10万文字執筆の進捗を明確にするため、2万文字ずつの締め切りを設けました。

 2万文字を5回達成することで、最終的に10万文字になるという戦法ですね。

 7日(1週間)を5回繰り返すことで、10万文字を達成する。


 7日×5回=35日


 これが、35日執筆のカラクリになります。


 毎週絶対に破ってはいけない締め切りを設けることで、

 1週間のうちにどれくらい動かなきゃいけないというのが見えてきますので、

 自ずと執筆の管理ができるようになってくるという内容です。



 そうは言っても、じゃあ実際にどんなふうに書いていったのさ?

 ――という件については……


 はい、次回に回そうと思います。


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[次回の執筆予告]

・タチマチPの日曜日〜土曜日の7日間の執筆内訳について

・締め切りという存在をどう考えているか


 の二本でお届け致します。


 タチマチP

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