異世界ネコと和解せよ ――えっ。王女が嫁なのに俺、奴隷すか?

猫目少将

 

■番外■ 前作を読まなくてOK! あらすじ&登場人物紹介

前作を読まなくても三分でわかる、「登場人物一覧」「あらすじ」(ネタバレあり)

「異世界ネコと和解せよ」をさっそく読みたい方は、第一話にどうぞ。

本話はオマケにつき、読まなくても大きな問題はありません。

読んでいて困ったら辞書的に引いてください。


「異世界ネコと和解せよ」第一話に進む>

https://kakuyomu.jp/works/1177354054883225645/episodes/1177354054883225691



■■前作「ネコの裁きは近いかも。ね。」登場人物


物部伊羅将もののべのいらはた

主人公。高一。代々続く「テキトー野郎」一族の一員。エロ祖先のとばっちりで、仙狸せんりのレイリィと契約を持ち、「飼いヒト」として絶対服従と精提供の義務を負う。同じ猫又族ながら仙狸と敵対するネコネコマタ王女の花音は、呪術発動により、生涯の連れ合い。


神辺花音かんなべかのん

中三。ネコネコマタ第一王女。王女らしいおっとりした純真な性格。だが理想のためなら自分を投げ出す芯の強さを持つ。


神辺陽芽かんなべひなめ

中一。ネコネコマタ第二王女。M系ヘンタイ。主人公を「セフレ第一号」に任命。日々、プレイに誘い込む。知力が高く、ネコネコマタ全般に幅広い情報網を持つ。


■レイリィ

封印十八歳? ニセ学生。夢中淫魔能力を持つ猫又、仙狸せんりの皇女。真名は伶倫れいりん。江戸時代にネコネコマタにより封印され、契約した物部家から生命力を吸い取ることで、ようやく復活した。一族を滅ぼされた恨みから、ネコネコマタへの復讐を誓っている。退屈しのぎに、「夢探偵レイリィ」として学園・町内のお悩みごとを解決して回っている。


鷹崎作務蚯慧琉たかざきサミエル

高一。邪悪な鷹崎一族の跡継ぎとして、悪の薫陶を父親から受けている。世界征服のため、花音、そしてネコネコマタに近づく。前作ラストで極刑を宣告される。


大海崎おおみさきリン

中三。ネコネコマタ人類殲滅派「ナベシマ族」貴族の娘。花音の人類救済活動を邪魔するため、伊羅将の彼女ポジションに収まる。前作クライマックスで伊羅将を助けて聖地で大暴れ。英雄扱いとなるが、人類殲滅派からは裏切り者として目の敵にされつつある。


闘鑼トラ

ネコネコマタ戦闘部族「闘羅」たったひとりの生き残り。随一の戦闘能力を誇り、王族の遊軍警護兵として、近衛兵から独立した立場にある。かつて花音が誘拐された際、誤解から伊羅将に咬みつき、伊羅将の猫アレルギーの原因となった。


神辺澄水かんなべすみず

伊羅将や花音が在学する神明学園理事長。ネコネコマタ統合王。花音や陽芽の父親。伊羅将を王家に迎え入れる決断を下す。――だけでなく、なにやら伊羅将に関して複雑なたくらみを巡らせている様子だ。



■■前作あらすじ


「ネコの裁きは近いかも」――神明学園に入学した主人公・物部伊羅将もののべのいらはたは、不思議なポスターを追い、下級生・神辺花音かんなべかのんを手伝うハメに。奇妙なラブレターの主、大海崎おおみさきリンにもひっぱり回される。さらに生徒会を私物化、悪事に手を染める鷹崎たかざきサミエルには、目の敵にされた。


花音と妹の陽芽ひなめが正体を告白。ネコこそ人類の支配者で、意を汲んだネコネコマタは、人類殲滅に乗り出しつつある。それを防ぐため協力してほしいと。ふたりはネコネコマタの王族で、リンは殲滅派貴族だった。


花音と伊羅将は、子供の頃、出会っていた。花音が洗脳されかけたとき、伊羅将が家宝の根付に願って敵を撃退したらしい。花音は「運命のお兄ちゃん」を探していたという。


記憶がない伊羅将は、父親から根付の秘密を聞く。中に封印されていた猫又・仙狸せんりの皇女レイリィが復活。先祖との契約を盾に、まとわりつき始める。封印したのは、対立関係にあったネコネコマタの王。一族抹殺の復讐に協力するよう、レイリィは求める。


デートの日、花音が告白する。十日後、十五歳になると、王族の義務に従い、サミエルと結婚しなくてはならない。子供の頃に預けた「王家の珠」を探し、覆してほしいと。しかし見つからず、サミエルが王家の珠を渡す。助けたのは自分だと主張して。


自らの幸せを諦めた花音は、人類とネコをせめて和解させるため、伊羅将を反対派説得の旅に誘う。ふたりは全力で説得するが失敗。花音は泣きながら今生の別れを告げる。


婚姻当日。関係者を何人も殺害し、王家の珠すら偽造して花音に近づいたサミエル一家の悪事を知った陽芽とレイリィ、リンと伊羅将は、結婚式粉砕を試みる。ついに花嫁奪回に成功した伊羅将。魔法陣の形に貼り回ったポスターから呪法が発動し、ネコと人類との和解が成立。危機はかろうじて食い止められたのだった。



■前作「ネコの裁きは近いかも。ね。――聖地蹂躙編」をご一読いただくと、登場人物の詳細と、主人公の「もふもふ疾走人生」がわかります。

●前作「聖地蹂躙編」第一話

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882246805/episodes/1177354054882246842●前作「聖地蹂躙編」メインページ

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882246805

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