第10話 新・文芸会
~ 放課後 ~
女先輩「というわけで、ここが私たちの新しい城だよ。ようこそわが城へ……なんてね」
男「旧校舎棟の一番隅の教室、ですか。へー。静かで良い所ですね」
女先輩「ふふん」
男「でも、よくこんな辺鄙なスポットをご存知でしたね」
女先輩「いや、実は受け売りなんだよ。私の一つ上の先輩が教えてくれたんだ」
男「ふうん。……野暮なことを聞きますけれど、使用許可とかは要らないんですか?」
女先輩「はっはっは。バレなきゃ犯罪じゃないんだよ」
男「どこの神話生物ですか」
女先輩「まあ、もしバレてもきっと黙認しくれるだろう。別にやましいことをしている訳ではないしね……本を読んだり書いたりしているだけだ」
男「そりゃ……まあ、確かに」
女先輩「そんなことより、昼休みに渡した原稿をさっとと読んでおくれよ。感想が聞きたくて聞きたくてうずうずしているんだ」
男「はぁ。じゃ、お言葉に甘えて」
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