幕間
第9話 秘匿された資料
『第二次ダゴン級陸上侵攻 結果報告』
戦果:ディープワン級×1、ディープワン級臨界態×3、ダゴン級臨界態×1(半壊)
損失:ミニステルアリス第一世代、G1-00~G1-04全個体損失
殉職:澱木ミコト
ダゴン級ハイドラマグナ臨界態『ダンクルオステウス』はG1-00によって迎撃。
第二世代『G2』開発室により作成されたマイクロウェーブ兵器『
だが、近接武器として無理矢理形にされたそれは、指向性に難があり使用者へのダメージも甚大。
G1-00は両腕を焼失しながらも『
『ダンクルオステウス』の身体を目測で三割以上損壊。
『ダンクルオステウス』はG1-00始め、ミニステルアリスの遺体を捕食後、海へと逃亡。
澱木ミコトの協力者であった津田カズマは辞職。
ミニステルアリス第一世代の研究成果は以後全て第二世代研究所へ移管とする。
『ミニステルアリス第二世代運用について 試案-A26』
ミニステルアリス第一世代『G1』のデータから運用上の障害となる自我の封印を提案。
また、『
止む無く近距離戦闘を行う場合はミニステルアリス『G2』、『
両機を損失したと仮定したとしても、量産体制に乗せることが出来れば十分な実用ラインに乗ると試算。実現すればダゴン級の排除において
以上をミニステルアリス第二世代『G2』運用試案とする。
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