詩・蜉蝣と家
辰巳杏
蜉蝣と家
街灯のないくらい道
月明かりに照らされた深いアスファルトの海
その先に見えるのは
ぼうっとした夕焼けのような橙が漏れる家
家には家族と
寝床で眠る犬と猫
蕾のついた
庭でせっせと働く
それを懸命に喰らう
透きとおった美しい羽の
やがて光にとけて消えてしまった
橙の光が消えて
たくさんの命が眠る。
詩・蜉蝣と家 辰巳杏 @MWAMsq1063
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