第23話ガドラン手記3
アイオラ歴52年 10の月 水の日
突入前の小休憩中にこれを書いている。
道中多数のスケルトンたちに追われ戦闘を極力避けながらも進軍し山岳地帯から飛空艇へと向かうこととした。だがついていないことに山岳地帯にもスケルトンたちは潜んでいた。なんとか撃退はしたものの隊員3名が負傷その内1名が帰らぬものとなってしまった。第3部隊第15班所属レテス・ナーグ。彼の勇姿はこの私が必ずや国民に伝え聞かそう。
しかしながら驚いたのは隊の士気は下がるどころか、必ず宝形を持って帰るぞと皆が息巻いていたことであった。それとなく隊員に探りを入れるとどうやら一番ショックを受けているはずである15班班長が彼が亡くなったその日の夜営中に第3部隊皆を鼓舞していたらしい。仲間を失って彼自身も辛いはずなのだが、隊全体への影響を考え行動するとはいい眼を持っている。
そしてついに本日ナムザ帝国の中心部までたどり着くことができた。
初めて間近でみる飛空艇に圧倒されながらも、飛空艇の素材は木でできているようなのでこれからこじ開け突入しようと思う。
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