ツイッター用販促SS
「魔法使いで引きこもり?」の二巻発売に合わせて超小話をツイッターに流しました。その分です。
オチはありません。気にしたら負けです!
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その1 ご機嫌の取り方
シウ「フェレス、おいで。マッサージするよ」
フェレス「みゃ!」(ころん)
シ「お腹からするんですか。お客さんかゆいところ、ありませんか」
フ「みゃぅ~みゃみゃみゃ」
シ「お、ここがかゆいの? 気持ちいいの?」
フ「みゃうん!」(ぐねぐね)
シ「どっちなのかなあ」
その2 ご機嫌の取り方
シウ「ぐりぐりマッサージ好きだね」
フェレス「みゃ!」
シ「顔にもするの? 痛くないのかな…」
フ「みゃみゃみゃ」(ぐいぐい)
シ「痛くないんだ…」
フ「みゃっ」(もっともっと)
シ「よし、じゃあ、ごりごりマッサージね。ちょ、暴れたらできないよ」
フ「みゃう!」
その3 ご機嫌の取り方
シウ「置いていってごめんね。玩具で遊ぶ?」
フェレス「みっ」(ぷんっ)
シ「お仕事だったんだよ。ほら、蝉のぬいぐるみ」
フ「みゃ」(ばふっ)
シ「尻尾で叩くの、やめようよ」
フ「みゃっ」(かぷっ)
シ「遊ばないの?」
フ「…みっ」(ちらっ)
シ「遊びたいんだね」
その4 ご機嫌の取り方
シウ「リグにぐちゃぐちゃにされちゃったか」
フェレス「みー」(ぷんっ)
シ「よしよし。ブラッシングしよう」
フ「みゃっ!」
シ「お顔からやろうね」
フ「みゃぅ」(うっとり)
シ「綺麗になったよ。次は頭から背中だね」
フ「みゃ~」
シ「ぐねぐねしてたら梳けないよ」
その5 遊び
シウ「お風呂で泳ごうか」
フェレス「みゃう!」
シ「先に綺麗にしようね」
フ「みゃん」
シ「洗ってってこと?」
フ「みゃ」
シ「はい、終わり。じゃあアヒルさんと一緒に泳ごうね」
フ「みゃう! がふっがふぉっ」
シ「……お風呂の水を飲みながら泳ぐのは止めようね?」
フ「み?」
その6 遊び
スタン爺さん「今日は留守番じゃの」
フェレス「み」
ス「ほれ、フェレスや。ネズミじゃぞ」
フ「…み?」(ちら)
ス「おー、ネズミがあっちへこっちへ行くのう」
フ「……みっ」(ぴく)
ス「今度はここじゃ」
フ「…みゃっ!」
ス「どれ、遊ぶかの」
フ「みゃみゃっ!」(ふりふり)
その7 遊び?
リグドール「シウがご飯作ってくれるって」
フェレス「みゃみゃ!」
リ「暇だなー。よし、フェレス、遊ぼうぜ」
フ「みゃ!」(ふりふり)
リ「……へへ、お前の尻尾いいな」
フ「みゃっ!」(ぱしっ)
リ「なんだよ触るなってこと? ふりふりしたくせにー」
フ「みゃ」(つーん)
その8 遊び?
アロエナ『ねえ、転がり過ぎじゃない? 楽しいの?』
フェレス『たのしー』
ア『痛くないの? 頭突きが好きだなんて変わってるわ』
フ『ころころー』
ア『……聞いてないわね』
フ『もっともっと!』
ア『この子やっぱりおバカじゃないかしら?』
シウ「ふたりとも楽しそうだね」
その9 遊び?
リコラ「アロエナに遊んでもらってるのか」
フェレス「みゃ!」
リ「…それ遊びか?跳ね飛ばされてるだけじゃないのか?」
フ「みゃみゃっ」(ふりふり)
リ「…楽しいのか。お前、めげないやつだな」
フ「みゃー」
リ「怪我はしないようにな。あとティグリスは山じゃない。登るな」
その10 おやすみ
「もう寝た? 今日はたくさん遊んだもんね」
うつらうつらするフェレスを見て、シウは優しく頭を撫でた。耳がピコピコ動く。静かな夜にフェレスの寝息が流れる。ぴすぴす、時折、ふにゅ。
「いっぱい寝て明日も遊ぼうね」
フェレスが「み」と鳴く。どんな夢を見ているのだろうか。
その11 友人
リグドール「お腹空いたーご飯ー」
シウ「じゃあ、作ってくる。なんでもいい?」
リ「やった! お米がいい。親父が自慢してたから~」
シ「分かった。その代わり好き嫌いなく食べるように」
リ「俺、青菜が苦手なんだけど…」
シ「好き嫌いはダメだよ」
リ「はい…」(目がこわい…)
その12 友人
リグドール「なあ、街歩きしようぜ」
シウ「ダメ。許可をもらってないから」
リ「ぶー」
シ「今日は家の中。その代わり秘密基地を作ってもいいよ」
リ「秘密基地!」
シ「一階の作業部屋で作る?」
リ「作る!」
フェレス「みゃっ!」
リ「お前も作りたいのか」
シ「大きいのが要るね」
その13 友人
リグドール「秘密基地を作るぜ~」
シウ「あ、フェレス、邪魔しちゃダメ」
リ「フェレスが大きすぎるよな」
シ「破壊されそうだね」
リ「まあでも、フェレスだって巣が欲しいよな」
フェレス「みゃう!」
リ「お前、何も考えずに返事しただろ」
シ「何も考えてなさそうな返事だったね」
その14 友人
リグドール「秘密基地って案外狭い…」
シウ「そういうものだよね」
リ「俺、無理だ」
シ「僕は平気だなあ」
リ「…てゆーか、フェレス! お前が無理に入ってくるからだ」
シ「まあまあ」
リ「ぎゅうぎゅう詰めじゃん!」
フェレス「みゃ」(ごそごそ)
リ「わ、暴れるな、壊れるー」
その15 友人
フェレス「みゃみゃ」
アウル「ふぇー」
フ「みゃっ」(ふりふり)
ア「きゃあ!」(もふもふ)
フ「みゃうん」(すりすり)
ア「きゃふ!」(すてん)
フ「みゃっ」(ころころ)
ア「あぅ」(ぷはっ)
シウ「…フェレス、アウルが潰れるから乗らないように」
フ「みゃっ!」(ぴしっ)
その16 同級生
シウ「勉強は順調?」
アリス「そうですね。でも難しいところも多いです」
シ「先生に質問したり図書館へ行ったり、頑張ってるよね」
ア「お父様に無理を言って入学したんです。頑張らないと!」
シ「偉いね。リグに爪の垢煎じて飲ませてあげたいなあ」
ア「え、爪っ?」(ドン引き)
その17 同級生
アレストロ「シウって子すごいらしいね」
ヴィクトル「小さい子なのに飛び級してますね」
ア「でも魔力は20だって」
ヴ「えっ」
ア「きっと秘密があるんだよ」
ヴ「え?」
ア「君、悩んでるでしょう? 教えてもらおうよ」
ヴ「…はい。声をかけてみます」
ア「良い子だといいね」
その18 同級生
アリス「この鞄ですか。シウ君に作ってもらったんですよ」
リグドール「似合ってるね」
ア「お気に入りです」
リ「なんでも作っちゃうから、シウってすごいよね」
ア「ええ。でも変なものもできるそうですよ」
リ「あ、そうそう! 変なのあるよ!」
ア「ふふふ。仲良しなんですね」
その19 先生
トマス「また泥遊びするのかい?」
ドミヌラ「がうっ」
ト「シウのところみたいに毎日お風呂へ入れたいよ」
ド「うぅ」
ト「えー、って。君が毎日汚すからだよ?」
ド「がうっ」
ト「まあ、毎日水浴びさせてあげられるほど甲斐性ないけどね」
ド「がうー」
ト「騎獣に慰められた…」
その20 友人
スタン爺さん「学校の図書館はどうじゃった」
シウ「もう記録したよ」
ス「記録庫とやらは便利じゃのう」
シ「うん。すぐ検索できるしね」
ス「わしも若い頃に欲しかったもんじゃ」
シ「今は?」
ス「エミナに心配されるからの」
シ「…僕、記録庫の本を読んでる時ぼんやりしてる?」
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以上。
ありがとうございましたー!
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