第25話 母と神の使い
ある日、座敷にて寛いでいた私と姉の元に母が慌ててやって来た。
「庭に八咫烏が来た!!!」
私と姉はビックリし言葉が出なかった。
『八咫烏』といえば数々の神話に登場する三本足の鳥の姿をした神の使いとして有名である。
そんな訳ないと内心思いつつも半信半疑で二人とも急いで庭の見える窓へと走った。
指差された方角を見ると......確かに窓の外には一羽の鳥がいる。カラスのように黒いが白い部分もあり一部は青みがかった美しい色をしている鳥。この地区で見るのは珍しい鳥。そう、カササギがいた。
嘘だと理解していても心のどこかで八咫烏を期待していた身としては笑いしか出てこなかった。
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