第13話 噂の母?
ある日、四人ほどの小学生の男の子が歩いていた。一人の子は他の子たちの荷物を全て持っていたそうだ。
私は小学生時代にじゃんけんをして負けた人が次の電柱まで荷物を持つというゲームをしたことがある。読んでいる方の中にもそんな経験をしたことがあると思う。母も子どもの遊びだと思って玄関の掃除をしながら見ていたそうだ。
ところが、一人の子が荷物を持っている子を蹴ったために母はその子たちに声を掛けた。
「それはイジメじゃないの?」
「いえ、イジメじゃないです」
一人の子が声高らかに言った。
「へ~、一人の子が他の子の荷物持って蹴られるのはイジメじゃないの?おばちゃんにはイジメに見えるわ~」
そう言われると、その子たちはすぐに自分の荷物を持って走って帰った。本当にイジメだったのか、そうじゃなかったのかはわからない。
家の前を通る問題時?に母はよく注意をする。そのため、ある意味有名なのか集団で通る子どもたちに母が挨拶すると向こうも返事をした後にボソボソと注意したことのある子は他の子に何か話している。
娘の私は思う。絶対あだ名をつけられていると……。
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