第14話 姉の働いた休日
その日、姉は仕事が休みで珍しく遊びに行かず家にいた。逆にいつも家にいる母は出掛けていたが、それもおやつの時間には戻ってきた。
帰ってきて早々、姉は母に言った。
「はぁ~疲れた~」
そんなに何したんだろう。家事でもしといてくれたのかと思い母は尋ねた。
「そんなに疲れるくらい何したの?」
「宅配が2件来たから受け取った。居留守を使おうかと思ったけど再送させるのは可哀想だなぁと思って」
「…………」
いつもその倍以上の来訪者を相手する母は何も言えなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます