大きな駅前広場。雑踏の見える場所にじっと座って、同じような感覚になったものでした。旅に出る人。旅から戻った人。大勢の観光客。家族連れ。恋人たち。そんな中でただ一人、群衆の中で透明になって存在しているような感覚。誰も私には気づかない。気づいていたとしても、それは物と同じ。しかしその感覚は何故だかとても好きだったのです。孤独だとは感じませんでした。他人に干渉してこない都会の中で、自分だけが異星人にでもなったような感覚。その感覚がずっと続くように、私はイヤフォンで音楽を聴きながら、さらに外界との壁を作っていました。壁がなくなってしまったら、本当の孤独を感じてしまうのを知っていたのかもしれません。この詩のように……。
作者からの返信
うわ~! コメントありがとうございます。
そうそう、そんな感じだったと思います。壁がなくなってしまい本当に孤独な自分に気づくことで、人として生きるということの意味を考える。というところが書きたかったような気がします。
「目に見える不幸がうらやましい」を書いていて思い出した詩ですが、なにせ三十と中頃年以上前に書いた詩でよく覚えてたなと自分でも驚いています。(年齢を隠そうとしているのかしていないのか)他にも書いた詩があったのですがなかなか思い出せないでいるところです。
東京の方に行くと人混みが、すごくて、大変だったのを覚えています。
銀座、新宿、渋谷、今は、もっとすごそうですね。
作者からの返信
本当に、東京はすごく人が多いですよね。って人が多い話?
人を人として認識して初めて孤独を知る、というような詩です。
高校生の頃かなぁ、他人を物のように思って生きている時期があったような気がします。