第31話

さらに屋敷内は、険悪な状況になった。

清秀は、立ち上がって

「それならば、この清雅とか申すモノだって、どこの馬の骨か、わからないじゃないですか。」アゴで指した。

「・・・・」清雅は、顔をしかめた。

「そうですよ・・・」妻、律。「証拠は・・・」

「え・・」とオレ。

「父上の子だという証拠はあるのですか。」清秀。

うう・・・

「確たる証拠もなしに、」


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