安らぎの風 Ⅱ
とある店の前で僕は足を止めていた
シオン「?ベル姉様どうしたんですか?」
シオンの言葉が耳に入らなかった
ここは…確か…
シオン「ベル姉様?」
僕の名前を呼びながらシオンが手を握ってようやく呼ばれてるのに気づいた
ベル「え、あ、ごめん全然分からなかった。」
シオン「呼んでるのにずっとその店を眺めてましたよ?ここなんかあったんですか?」
ベル「…いや、そういえばとおもってね。」
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???「わぁ~可愛い!ベルさんこれ可愛いと思わない?」
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ベル「とある人がこの店のものを可愛いと言ってたの思い出したんだ。」
シオン「そしたら入ってみませんか?」
ベル「え、入るの?!…僕がこの店入るのおかしくないか?」
シオン「おかしいとかおかしくないとかじゃなくて、まずは行動に移すのが大事。ですよね?」
僕の手を握りながら顔を覗いてくる
ベル「…分かった、入ってみるからシオンも来てね?」
シオン「勿論ですよ入りましょ。」
2人でそのお店のドアを開け中に入っていった
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メイド長「おっそーーい!2人共何処に行ってたの?」
ベル「すまないメイド長、少し2人で買い物をしていたらこんな時間になってしまった。」
シオン「ごめんなさいメイド長、楽しく買い物してたらいつの間にか夜手前まで経ってて…。」
メイド長「…んー2人が幸せそうなので許します!」
ベル・シオン『流石メイド長優しい。』
メイド長「皆のメイド長ですから!」
えっへんといった顔を僕達に見せる
僕とシオンはその顔を見て笑みがこぼれた
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