第27話 面白さとは?

☆売れる本の条件とは

 結論:

 面白くて、わかりやすくて、おおぜいの人に読まれる文章。

 何をもって 「面白い」 というのかなあ。

 考えるのがしんどいって人が多いけどさ、

 わたしは 考えるのが 面白い。

 なので、絵本 『りんごかもしれない』 はツボですが

 似たようなのを書きたくとも、「狂気」 が 

 イマイチ 足りなかったりするんですね。

 統合失調症という狂気を持っているのに、

 そこんところ、不便です。


☆突き詰めて考えると突き抜ける

 ある一定のことを、とことん考えてみると、

 見方が変わってくるという話も聞いたことがあります。

 その、新しい見方が、面白さになる。

 笑えたり、ためになったり、

 感動したりする。

 それが 「売れる」 ことにつながっていく。

 一流の人は、そこんとこがうまい。


☆一流の文芸は

 文芸は、比喩に凝っているので、読みにくい場合が多いですね。

 もったりくったり、早く本題に入らんかい! という

 『細雪』 みたいな小説もあります。

 こないだ、室生犀星のホラー 『愛猫抄』 を読んだのですが、

 描写が怖いわ、比喩は凝りまくってるわ、

 ある意味、視野が広がったな。

 それにしても比喩。あれで、いいんですか?

 よくわからないのです(その方面の才能はない……)

 うどんのようによじれた顔……

 どんなんや。


☆自然を観察する

 俳句入門の本を借りてきて、俳句をひねる練習をしています。

 ことばを磨きたいんですよ。いまのままじゃ、描写がしょぼすぎる。

 夫が、歳時記を買ってくれたので、それとあわせて

 読んでいます。

 わたしは、俳句よりはどちらかというと川柳寄りの性格のようです。

 でも、俳句は好きなんです。季語が美しい。

 川柳は、流行をチェックしないとできないところがありますよね。

 その点、わたしは不勉強なのです。

 もう50を過ぎたら、流行はどーでもいいんです(笑)

 美しい季語を勉強したかったので、入門の本や歳時記はうってつけでした。


 まあ、面白さといっても人それぞれってことですね。

 身も蓋もない。

 

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