短い分文章の中に、二人の愛の情景がとてもキラキラして美しい・・・。サクラワールドに引き込まれてください。ぜひ、一読を。
雪の白さが二人の汚れ無き心を象徴していて、とにかく眩しい。 十年もお互いを思い合うってどれほど辛かっただろう。 人は早めに自分の気持ちを満足させるものを欲しがる。 それは悪いことでは無い。だけど、そこには弱さがあり、それを受け入れることの諦めがある。 そうすることなく、二人は気持ちを維持し続けた。 凄いとしか言いようが無い。 こうできたなら、こういう結果になったならいいな、そう思わせてくれた温かい作品でした。
「想い」というのは自分の内に秘められた「私」の一部のはずなのに、どうして私たちはそれをうまく扱えないのでしょう。過ぎた時間は戻らないし、後悔も先に立たない。でも、こんな特別な日だから、私たちはついプレゼントを期待してしまう……。クリスマスの美しい情景とともに描かれる、ピュアで優しい恋物語です。
雪の舞うクリスマスイブ、少女の頃の記憶に想いを馳せる導入部分が印象的。聖夜の奇跡を信じたくなるような素敵なラブストーリーです。