「存在時計」

煩先生

 

神童が護る

惨い定義を

夜の砂場に

封印すれば


僕は回顧を

正しく紡ぎ

悲痛な色も

静観できる


廃人が縋る

脆い自覚を

雨の線路に

散骨すれど


僕は暗示を

空しく択び

錯誤な音も

識別できぬ

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「存在時計」 煩先生 @wazurai

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