第3話 『大虐殺』

気付いた時にはこの暗黒の世界にいた。あたりを見渡しても闇ばかり。


(全く、どこもかしこも真っ暗じゃないか。この前見た夢といい、いい加減イライラしてきたぞ)


そんな風に苛立ちをおぼえ始めた時、突然あたりは真っ白になり、


「うっ、眩しい。一体何が起こっ...た?」


目を開けると先程まであたりが真っ暗だった世界とは反転してそこには世界が形成されていた。世界というかそこは、


「ここは部屋..なのか?でも誰の部屋なんだここ」


そう、今自分は見たことのない生活感が溢れる謎の部屋いた。ベッドに机、絵本が敷き詰められた棚に様々な動物が描かれたカーテン。


(子供部屋だよな、どうみても)


孤児院の子供達を思い出す。そういえば彼らの部屋もこの部屋に比べれば質素であったが、これにだいぶ近い形をしていたと思っていた時、


「レヴィー!朝ご飯できたわよー!起きてらっしゃい!」


唐突に聞こえたその声よりも、聞いたこともない声が自分を読んでいる事に衝撃を受けた。


(今の声、一体誰だ?それにレヴィーって俺、のことだよな。なんでこんな場所で俺の名前が)


幾ら何でもおかしすぎる。この部屋に見覚えなど全くない、加えるならこの世界に朝から俺に話しかける大人の女性などいなかった。

目の前で連続して起きる不思議な現象に頭を悩ませていると、ふと、脳裏にある言葉が浮き上がる。


『君に記憶を返そう』


『これから見るのは君と君の両親の記憶だ』


「そうだ。これは俺の失われた記憶中だ。確か俺はあの時額に指を当てられ、そのままあたりが真っ暗に...」


自分がなぜこんな所にいるのか思い出していたその時、


「はーーい!今から行くーー」


とても元気のある声が真後ろからして振り向いた時には"ソレ"は扉の向こうに走っていった。


(今のは、子供?いや、でも、さっきまでベッドの上には誰もいなかったはず。それに今の子供、孤児院に来たばかりの頃の俺そっくりだった。ってとこは、まさかあれは俺、なのか。つまりさっきの声は...)


考える前に体が動いていた。今すぐにでも確かめねばならない、そう思った。


扉を開ける事に緊張しながらも、ドアノブに手をかけ...れなかった。すり抜けたのだ。何が起こったのかわからずもう1度ドアノブに手をかけようとしたが結果は変わらない。


(どうしてすり抜けるんだ?まさか、俺はこの世界に物理的に干渉できない。そういう事なのか?ということは)


俺の考えが当たっているならと、扉に手を当てる。予想通り扉もすり抜けた。どうやら自分はこの世界にあるものには触れることはできないらしい。

息を飲んだ。扉をすり抜ければ、疑問が晴れる。しかしそれと同時に自分の中にある"何か"がこの先へ行く事を止めている。その"何か"が何なのか、すぐに理解できた。


(恐怖心か。でも、それでも俺は知りたい。俺が何処の誰で、何を背負って生きているのかを)


勇気を振り絞り、扉をすり抜ける。そこには普通ならありえない光景が広がっていた。

目を疑う様な麦畑の様な金髪の美女と全てを飲み込む様な黒い髪をした男と自分が朝ご飯を食べている。


「レヴィ、あんた今日も友達と遊びに行くの?遊ぶことも大事だけど、勉強だってしなくちゃ将来困るわよ」


「わかってるけど、誘われちゃったんだもん。それに勉強してもこの村じゃそんなに役に立たないよ」


「屁理屈言わないの。全く、何かいえばすぐに言い訳する。誰に似たんだか。ねぇ?貴方」


「うるさい。レヴィの教育に関してはお前の担当だ。俺は人間の勉強なんて教えるのは苦手だから、遊び相手になることくらいしかできん。

しかし闇魔法や戦闘技術なら幾らでも教えられるぞ」


「そんなもの、レヴィには必要ありません。この子は普通の人間として生きて行くの。平穏に幸せにね。そのためにも勉強は必要なのに、戦う事しか脳のない馬鹿はこれだから困るわ」


「なんだと、自分勝手な妄想を子供に押しつけるお前には言われたくない。レヴィだって男だ。男なら男らしいく強く生きねばならん。現にレヴィはいつも魔法を教えて欲しいといってるではないか」


「貴方こそ、自分勝手な妄想を押しつけてるじゃない。それに魔法なら少しは教えてあげてるじゃない。回復魔法なら覚えていても何の問題もないわ。下手に戦闘技術なんて覚えて軍に行くなんていったらどうするの」


「いいではないか。男なら誰しも戦う事に飢えている。ありのままの自分をさらけ出し生きてこその人生だ。村の子供達も軍を志望してる者も多いのだろう?回復魔法しか使えないようでは、無駄な争いに巻き込まれた時どう対処する」


「もう、お父さんもお母さんも喧嘩はやめてよ。いつもいつも喧嘩ばかりしてるんだから。よく結婚なんてできたね」


「ごめんなさい」


「すまん」


「それに心配しなくても、僕にはお父さんもお母さんもいるんだから大丈夫だよ。村の皆んな言ってるよ。レヴィ君のお父さんお母さんは強いって、この町の守り神だって。だから誰も僕に何かしたりしないから安心してよ」


「そうね、レヴィには私達がいるもんね」


「そうだな、ならば今のレヴィには戦いの技術など必要ないな」


「うん!あっもうこんな時間。友達と約束してるからもう行くね!いってきまーす!」


「「いってらっしゃい」」


8年前の自分が出ていった後しばらく静寂が続いた。すると突然


「子供に言われるなんて私達もまだまだね」


「あぁ、まさかレヴィに叱られるとはな。だが、あいつはしっかり成長してるようだな。」


自分の両親と思われる2人はさっきまでとは違い苦笑いを浮かべて、自分の子供成長を喜んでいた。


「なぁ、ガヴ」


「なぁに?」


「この生活が長く続くといいな」


夫が言った言葉に驚く表情も見せず、ガヴと呼ばれる母親はただ目を閉じ笑みを浮かべて


「きっと続くわよ。私達がいるんだもの。家族3人いつまでも幸せに暮らせるわ。それにもし何かあってもゼルが守ってくれるでしょ?」


「あぁもちろんだ。お前達は俺が命をかけて守り抜く」


「ふふっ、なら安心!さてと洗濯物を干さなくちゃ。貴方もそろそろ出かけた方がいいんじゃないの?」


「そうだな、今日は王都の現状について大事な会議がある。遅刻するわけにはいかない。」


「そう、なら今日は遅くなりそう?」


「少し遅くなるかもしれん。なるべく早く帰る」


「わかったわ。それじゃ、いってらっしゃい」


「あぁ、いってくる」


そう言葉を交わし、ゼルと呼ばれる父親は家を後にし、母親も洗濯物を干しに庭に出て行った。

だがその瞬間レヴィの瞳からは大粒の涙が流れ、


「父さん、母さん...」


自分が両親にしっかりと愛されていたことを実感し涙が止まらなかった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


そして時は経ち、夜7時を迎えたころ、一日中母親の働く姿見ながら、必死に両親との記憶を思い出す事に奮闘しているレヴィは、いつまでも帰ってこない自分に疑問を抱く。


(幾ら何でも帰りが遅すぎないか?孤児院子供達は午後6時には帰ってくるぞ)


そんな思いが母に伝わったのか、


「レヴィ、遅いわね。いつもなら門限を守って6時には帰ってくるはずなのに」


と呟く母に少しばかり驚いたが次の瞬間玄関の扉がトントンと二回叩かれた。こんな時間に客?なんとなく嫌な予感がした。だがそんな事は気にせず母は、


「はぁ、やっと帰ってきた。全く、夜は危ないから早く帰ってきなさいってあれだけ言ったのに」


そう呟きながら勢いよく玄関を開ける。


「レヴィ!一体いつまで遊んでるの!」


しかし返事はなかった。だが返事の代わりに母の苦しそうな声が聞こえてくる。


「うっ..がはぁっっ。」


昔教科書で見た南西の大陸の民族が使うようなサーベルで、体を突き抜かれ大量の血の塊を吐く母に、レヴィは絶句した。


「さて、まず一匹。我らが悲願まであと一匹。アヒャ、アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!」


赤いローブを身につけ紫の髪にやせ細った体の狂人が高笑いする。そして今気づいたが外でいくつも家が燃えてるのが見える。そして人々の悲鳴と苦しみに悶える声が響き渡っている。目の前の光景に訳がわからなくなり、


「あ、あぁぁ。あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


自分の中で何かが壊れる音が聞こえた。しかしその声も聞かない狂人は仲間、いや部下と思われる赤いローブ姿の人間達に、


「村の異変に気付き、もう一匹の目標が帰ってくるはずだ。お前らは家の中に隠れ目標が隙を見せた瞬間、刺し殺せ。いいな」


「「「はっ!」」」


命令を下し部下を家に配置させる。そしてその時彼らのローブが赤く見えたのは決して生地が赤いのではなく、人を殺した時の返り血によって赤く染まったものだと気づく。


震えが止まらない。目の前に倒れる母に涙が溢れる。そして思い出した。あの悲劇を、自分以外が皆んな死んだ、あの地獄を。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


それから1時間が経ち、恐怖のあまり、部屋の隅で震えていたレヴィの耳に足音が聞こえてきた。

そして、その足音すぐに父のものだと気づく。


「来ちゃダメだ、こっちに来ちゃダメだ!父さん!」


しかしこちらの声など聞こえもせず、軍服に返り血を浴びた父が家に戻って来た。


「ガヴ?おい!ガヴ!しっかりしろ!おい!」


必死に問いかけるも返事をしない母。それでも母の名前を呼び続ける父の背に、いくつもの黒い影が襲いかかる。


「これで終わりだぁぁぁぁ!」


影の1人がそう叫ぶ。しかし、


「貴様らか、貴様らがガヴに手を出したのかぁぁぁ!」


その言葉とともに、襲いかかった全ての影が文字通り爆発した。部屋中が血だらけになる中、父は再び母に問う。


「しっかりしろ!ガヴ!レヴィはどうした?レヴィはどこにいる!」


「ここにぃ、居ますヨォ?」


父の問いに答えたのは母ではなく、子供部屋に隠れていた狂人だった。そしてその背には幼い自分がいた、


「レヴィ!」


「おっと、せっかく寝ているのに。あまり大声出すと起きちゃいますヨォ?」


よしよし、と寝ている自分を宥める狂人に父は、


「貴様ら、一体何者だ」


「ふむ、何者かと聞かれればそうですねぇ、まぁ貴方々に敵対する者ですねぇ」


真剣味のない返答に、とうとう怒りで我を忘れた父はその狂人に襲いかかった。


「おおっとぉ、それ以上動いたらこの子死んじゃいますヨォ?」


「くっ....」


あと一歩のところで動きを止めた父に、狂人は口元を三日月型にし


「大変結構、それでこそエリュシオン王国初代国王です。」


「なっ、貴様どこでそれを」


「私がどこでこの事を知ったのかな、この際どうでもいい。それより私にはやるべきことがある」


狂人が背後に合図を出した。


「目先の事に囚われすぎると後ろからくる死神に、殺されてしまいますヨォ?」


「何っ?くっ、がはぁっ」


後ろから7つの影が父を串刺しにする。


「貴様らぁ、貴様ら..だけ..は絶対..に許...さん。だかせめて、レヴィ..だけ..でも....」


「あーはいはい、いいからとっとと死んでください」


その瞬間、父の頭と胴体が分離した。元々頭のあった場所から大量の血を流しバタりと倒れる父の体を見て、


「遂に!ついについについにっ!我らが悲願が達成されたぁぁ!これでもう、恐れることは何も無い!思うがままに、この国を蹂躙しろぉぉぉ!」


狂人の叫び声に共鳴して外にいた部下達が一斉に雄叫びをあげた。


「我が子を思う父の苦しむ姿ほど美しいものはありませんねぇ。さて、我々の要件も済んだ事ですし。退散しますか。」


「ロフォカレ様、この子供はいかがなされますか?」


部下の1人が狂人・ロフォカレに尋ねた。


「そうですねぇ、殺しておくのが手っ取り早いですかね。なにせあの忌々しき、大天使ガヴロアと大悪魔ゼルネスの子ですから、成長したらこれ以上無い程の脅威になりますし」


「了解しました」


部下の男が懐から父と母を刺したものと同じ刃物を取り出す。


「天使と悪魔には、通常の武器は聞きませんからねぇ。この、天使と悪魔の心臓を材料に使った武器でないと殺せません。あっそうだ!そこに転がっている2人で新しい武器を作りましょう!これ以上無いくらいの上物ができそうです」


ロフォカレの狂った発言に笑みを浮かべながらも、部下の男は刃物を自分に突きつけた。


レヴィはすでに、「あっ、あぁ、ぁぁ」と呻き声に近い声を出す事しかできなかった。


「それでは、我らが"骸"に神の祝福を」


そう唱え、男が刃物を振りかざそうとしたその時、部屋中の窓を突き破って数名の軍人が家に突入してきて、ロフォカレと部下の男を取り囲んだ。入ってきた軍人の胸には、最近よく見たあのエンブレムが刻まれいた。


「そこを動くな!動くようなら容赦無く殺す」


1人の青年が、ロフォカレと男に忠告し、ゆっくりと背後に周り問う。


「我々は魔術師団"アヴァロン"である。貴様らが、最近世界中で王族や貴族を中心に無差別に殺人を繰り返している殺人ギルド"骸"だな?」


「いかにも、私達が"骸"。世界に安寧と平和をもたらす者」


「御託はいい。貴様らを拘束し、王都へ連行する。」


「いやぁそれは困る。非常に困りますねぇ。」


とその次こ瞬間。ロフォカレの体から黒い煙のようなものが放出され、幼い自分にそれが吹きかかる。


「貴様っ、何をっ」


「はぁーい!ちゅーもくでーす!たった今私は彼に呪いをかけましたー!さてさてその内容は?はい!正解わー、彼の命と私の命を融合させる呪いでぇぇす!拍手っ!」


「なっ、馬鹿な。そんな事できるわけ。」


「それができるんですよね、できちゃうんですよこの私には。何せ一応私、"悪魔"なので」


その場が凍りついた。先程まで威勢よく立ち回っていた青年ですら顔を青くしている。


「そうです、その顔を見たかったんですヨォ!その恐怖に絶望するその顔をね。本当はこの場で、私の力を振る舞いたかったのですが、この呪いには大分魔力を使うのでここは退散させたいただきますかね」


「まっ待て、簡単に逃すと思うのか!」


「いいのですか?今貴方々が私に危害を加えれば、そこの子供は死にますよ?救える命を救わないなんて軍人としてどうなんですかねぇ?それに、私もまだ死ぬわけにはいきません」


ロフォカレと部下の男の体が透ける。


「それでは皆様ごきげんよう。またいつかお会いしましょう。」


そう言って2人は消えた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


何も聞こえない。何もわからない。自分が何なのかもわからなくなってしまった。これが、真実?俺の失われた記憶なのか?信じたくない。こんな事なら真実など知らなければよかった。後悔の念が脳裏を何回も通り過ぎる。後ろには父と母の体が転がっている。触れたい、声が聞きたい、しかしその願いは届かない。

周りの団員達は必死に救助を呼んでいる。その時だった。


「レ...ヴ..ィ..」


後ろから自分を呼ぶ声がし、振り向くと母の瞼がうっすら空いていた。美しい美貌は血と砂で汚れてしまっている。すぐさま団員の1人が駆けつける。


「初代女王さま、ご無事ですか?」


「ふ...っ、これ..が..無事に見え..る?」


もはや虫の息だった。駆け寄ってきた団員達は目を瞑り、唇を噛み締めている。


「そん..な事より、レヴ..ィ..は無事..なの?」


「もちろんでございます。レヴィ様は我々が保護しました」


「そ..う、ならよか.っ..た..ゲホッゲホッ」


母は血の塊を吐いた。


「女王様!」


「ねぇ..レヴ...ィのか...おを見せ..て」


1人の女性団員が眠っている幼い自分を、母の元に連れてくる。


「ふふ..、こんな..にぐっすり寝ちゃっ...て、全く..今まで何..してた..のかしら」


母の言葉は続く、レヴィはいつの間にか大粒の涙を浮かべていた。


「ねぇ、アヴァ..ロンの団..員..さん。お願いが..ある

..の。」


「なんでございましょうか」


「私が..死んだら、レヴィ...の今..まで..の記憶を封印して...欲しいの。レ..ヴィ..には私...とゼル..の血...が混ざって..る。だか..らレヴ..ィには計り..知れ..ないほどの魔力が...あるの..だけ..れど、おそ..らくこの子は優しい..から、私達が..死んだ..事を知れば..魔力を暴走させて..しまう。被害は莫大..なもの..になるで..しょう。そんな事、レヴィに..はさせたく...ないの。だから..お願い」


母の目にも大粒涙が浮かんでいる。




「了解、いたしました。このリリス・クロムウェルが責任を持って遂行いたします!そしてこの償いはいずれ必ず」


母はリリスに笑顔を向けた。


「レヴィ、私達の可愛い息子。本当..ならもっとたくさん...お話し...て、一緒に..ご飯...を食べて、お出かけ..した...かった...けど、どうやら..できなさそう...なの。ごめん...ね」


団員達の顔には涙がつたっている。その涙が何を表すのかは今の自分にはわからない。今はもう、自分の事で精一杯だった。


「レヴィ、これ..から貴方...はたくさんの辛い...事、悲しい事..にぶつかる..でしょう。そしてもう、私達..は助ける..事はでき...ない。でもね、例え..どんなに苦しく..ても、決して..諦めないで。諦め..たらそこで終わ..りよ。貴方は..強い..子。だってお父さんの..子なんだ...もの。強いに決まってる。だから、どうか、幸せに..生きて。それ...だけが私達の...望み...だから。私達も..見守ってる。いつまでも、いつまでも。愛してるわ、レ..ヴ....ィ」


母の唇がそっと、幼い自分の額に触れる。


そしてそれが最後の言葉だとわかったのは、団員達が一斉に泣きはじめてからだった。もっと聞きたい、母さんの声が聞きたい。手を母の頬に伸ばす。触れた。最後の最後で触れる事ができた。だがもう母の体は冷たくなっている。母の死を実感した時、レヴィの精神は崩壊し、


「あ、あぁ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


その叫び声とともに再び世界は暗転した。


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