いただきま〜す♪(R15)
「いただきま〜す♪」
可愛い子供たちの声が広場に響き渡る。その様子を眺める親御さんもニコニコと笑っている。
だけど、周りの大人たちは皆見ないようにしているか、見た後に驚いて二度見をし、口元を抑えトイレに駆け込む人しかいない。
何故だろう、ごくごく一般的な食事風景、あるいはピクニックを楽しんでいる家族にしか見えないのに。
気になったのでその家族に話を聞こうと近づいた。
近くにいた人に手を引っ張られ、広場のイスに座らされた。
「君、何してんの??」
あの家族に対して失礼ではないのか??
「……。」
なぜ何も話さないのか、何か訳でもあるのか?? 現にこうしている間も、あの家族は微笑ましい光景を繰り広げている。
「兎に角、あの家族に近づくのは寄せ。」
多分、あの人は事情を知っているのだろう。
私は立ち上がって、もう一回あの家族に近づくことにする。
今度は誰にも止められない。
何だったんだ、あの人は。
何処からか、金属くさい臭いがしてくる。
えっ…、あの家族のあたりから??
ここまで来たんだ、話しかけてみよう。
確かに話しかけようとした。
何だ、この家族は。
何でこの子たちは美味しそうに人を食べている??
「お兄さん!! お兄さんも食べる? 美味しいよ♪」
…
………
……………
「……か、……ますか、聞こえますか。」
そんな声が聞こえてきたのは一週間が過ぎた頃でした。
―――――――――――――――――
楽しい風景に、ちょっとしたグロをどうぞ。
次は楽しい感じにしたいです(・ω・`)
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