思いつきの短篇たち。

黒驢

自己紹介

 自己紹介とは…


 初めて会う人などに、姓名・職業などを述べ自分が何者であるかを説明すること。


 普通は“よろしく”という挨拶の意を兼ねる。その方法は大勢の前での口頭によるもの、名刺を差し出して行うもの、電話で自分の所属・地位・名前を述べるものなど様々である。


 自己紹介が可能な部分はあくまでも自身の認識している範囲内であるため、相手は自己紹介する本人が自分を見る見方を受け取らざるを得ない。基本的に自分の事を知らない人間に自分を知ってもらうための行為である。その相手には、例えば新しい友人や恋人、仕事での同僚や上司や部下、時には新しい家族であることもある。

(Wikipedia参照)


 ということで、自己紹介を書こうと思う。




 ただ、私はここでふと疑問に思った。


「自身にわからない部分があると言うのに、どうやって自己を表現・紹介し、理解を求めるのか。」と。


 結論はすぐに出た。


「正直、相手に理解を求める時点で間違えている。あくまでもアピールに過ぎないのだから、理解されようがされまいが後々のことを考えれば屁ほどでもないだろう。」


 なので、これから私は自己の表現・アピールを行います。


 名前…黒驢クロロ

 性別…男

 年齢…非公開ということで

 職業…学生

 趣味…音ゲー


 ここまで来て、私は違和感を覚えた。


「これ以上書くことがない。」


 そう、所詮は文面だ。

 何かを書き記したところで、それによって自己を特定され被害が及ぶのなら元も子もない筈。

 だから私は、これ以上自分を表現するのを止めることにした。








 会社などから入社or面接前に提供される、記入欄の多いあの忌々しい。どれだけ自分で自分の良い所、悪い所を上手く包められるかの勝負であり、あの自体に大量の情報を投与しても意味もなくバッサリと切られることが多々あるのがこの世の中である。


ならばいっそのこと、どれだけ弁達に自分を表現出来るかにフォーカスを絞った方が良いのではないのかと感じる。

むしろその時間を増やした方がひと他人ひととの区別ができ、自分たちの利と返ってくるのではないのか。


さて、睡眠欲という本能的欲求が我が身に降り掛かってきたのでそろそろ暇としよう。


時間があれば、また会いましょう。


―――――――――――――――――


明日から早速R15を書こうと考えてます。

ですが、私の気分と思いつきで変わるので御情けをm(_ _)m

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