第30話 1/5
「姫様。何かお呼びでしょうか。」
「今日は魚河岸の初競りだったわね。私は今年1番良い鮪を買い占めたいと思ったのに、あーもう、イラついたから。囲碁を打ちましょう。」
彼女は囲碁盤を準備して、執事と共に碁を打つことにした。
「ねぇどうすれば買い取ることが出来る?」姫は言った。しかし、競りに参加できるのは市場関係者のみである。
「恐れながら、競りに参加できるものは商人のみであります。」
「そーなの。つまんないなぁ。個人で勝って私の名前を世の中に知らしめたいと思ったのになぁ。」彼女はイチゴを食べながら溜息をついた。
「なら囲碁はやめるわ。何か案が浮かぶと思ったんだけどね。」
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