キミと想い出。
ソウスケが亡くなって早一月。
思い出されるのは
付き合ってくださいと言われたときのこと
毎日していた通話の内容や声
デートをしたときのこと
誰よりも整った顔
誰よりも紳士的な対応
きっと誰よりも幸せだったであろう時間。
けれど、もう会うことすらできず、
みんなみんな思い出に変わって
大好き と伝えることも
愛してる と伝えることも
あなたと結婚したい と伝えることも
何もできない。
そんなことを毎日考えるうちに
いつの間にか心には大きな穴があき、
ソウスケが守ってくれてきたもの達からは
逃れることができず
いろんなものから孤独になり
ソウスケが亡くなってから
丁度二月経ったある日の朝
私は25階建ビルの屋上に立っていた。
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