第6話 「診察室」
病院に到着した私は何も考えずに病室へ向かった。
手術室に向かった私は部屋の前でなきじゃくるお母さんに声をかけた。
「お母さん、ともみはどうですか?なんでこんな事になってるんでしょうか?」
するとお母さんは震える声をこらえて声を零した。
「轢き逃げにあったんですって....今日妊娠が発覚したから悟さんにはl結婚式までサプライズで黙っておくって.... ベビー服見にいくんだってね...」
私は声を失った
例えようのない怒りと悲しみと悔しさで号泣した。
暫くして手術室の扉が開き先生に状況を説明された。
「一命はなんとかとりとめましたが、旦那様、お母様、心を強く持ってお聞きください......」
先生は残念そうに状況を説明してくれた....。
頭部及び脳の神経脊髄に重度の損傷を受けている為、記憶と言語に障害が出るだろうと...
所謂、植物人間状態でしか生きられないかも知れない....と....
私は絶望した
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