第三章

第三章

一月後。

川田淳が製鉄所に帰ってきた。

応接室

懍「おかえりなさい。」

川田「はい、ただいま戻りました。とても貴重なことを学んできてよかったと思います。本当にありがとうございました!」

懍「表情が変わりましたね。よろしいことです。」

水穂「一体何を学んできたんですか?」

川田「ええ、普通のことが本当に宝物みたいになるひともいるんだなと学びました。」

水穂「宝物?」

川田「はい、杉ちゃん、あ、いや、杉三さんね、彼は、読み書きもそろばんもできない人ではありますけれども、それができるようになった時の感動は、人一倍ある方です。だって、レジでお金を払うことさえできなくて、足りなくて泣いてしまったりするんですよ。だから僕が手伝うと、すごいきれいな顔になるんですよ。僕はずっと、必要とされていたいと思っていて、でも、具体的にどうしたらいいのかわからなくて、この製鉄所に来ても、皆さんと外れていて、本当にダメな人間だと自分を責めるしかできなかったのですが、こういう人を笑顔にすることが、本当に必要とされることなんだなあと学びました。杉三さんは、そういう人です。だから僕は、これからは、当たり前のことを助けてあげられるような人間になりたいと思います。」

水穂「それを発見できた、あなたの心も美しいんですよ。そうしなければ、感動なんて得られませんから。介護現場で事件が多いのは、そういうことなんですよ。本当は福祉って、両方とも喜びを得る仕事なんですけど、変なところばかりが強調されて、だから嫌な仕事になってしまう。」

懍「よいことを学びましたね。それで、なぜ、製鉄所に戻ってきたんです?」

川田「まあ、もう出て行ってもよいと考えていたのですが、ここで実践をしてから帰ろうと思ったのです。ここには、当たり前のことができない人はたくさんいるじゃないですか。」

懍「わかりました。なら、早速のこと、一つお願いをしましょう。あなたが留守にしている間、ある女性の方が、ここに来ました。彼女を、どうにかして、この世界に連れ戻してあげてください。」

水穂「えっ、朝原さんを、ですか?」

懍「ええ。その通りです。」

水穂「しかし彼女は、誰も寄り付きませんよ。この間ボランティアでお手伝いに来てくれた大学生にしても匙を投げたじゃないですか。それを寮生に世話をさせるには、ちょっとハードルが高すぎるような。」

懍「いえ、いずれにしろ、彼女も、帰ってきてもらわなければなりません。」

川田「朝原さんというのですか?」

懍「そうですよ。朝原敬子さんです。症状としては閉じこもりで、きっかけはあるテロ組織と主宰者と、字こそ違えど、同じ苗字だったことによるいじめだったそうです。それは単なる引き金で、もっと他にきっかけはあったと思うのですか、、、。」

川田「ああ、あの宗教団体ですか。」

懍「ええ。まさしく同じ苗字ですからね。あなたの年代ですと、まだ知らないでしょうけど、丸ノ内線の電車の中で、化学兵器をばらまいたあの組織の主宰者です。彼女はその主宰者と同じ苗字だったせいで、進学した高校にも通わず、引きこもりを続けて、遂に37歳になってしまいました。計算すると、22年間、閉じこもり続けたということになります。」

川田「ひどいことをするもんですなあ。」

懍「そうですね。それよりも、彼女をどうやってそとの世界に導き出すことが先決です。お願いできますね。」

川田「わかりました!やります。」

懍「お願いします。彼女は、女子棟の一番奥の部屋にいますから。」

川田「わかりました!」

水穂は、心配そうに彼を見るが、川田は張り切って、自分の部屋に帰り、荷物を置いて朝原敬子の部屋に行ってしまった。

川田「ここか。」

少し考えてドアをたたく。

川田「こんにちは、敬子さん。」

反応はない。

川田「敬子さん、僕は川田淳というのだけど、一緒に晩御飯を食べないか?」

やはり反応はない。

川田「じゃあ、僕、ご飯をここへもってきてあげるよ。」

と、食堂へ移動していき、係の女性たちが用意していた食事を受け取って、盆にのせ、敬子の部屋にもっていく。

川田「敬子さん、ご飯だよ。」

声「そこに置いといて。」

川田「入ってもいいかな?」

ドアノブに手をかけると、ガチャンと音がして、ドアが開いてしまう。実はこの部屋は細工してあり、ドアのかぎが付いていない部屋であった。つまり、症状が酷いものが、ここに入居するのである。

川田が中に入ると、部屋は、衣類や本などが所狭しと置かれている。その床に、髪の長い女性が座り込んでいた。年齢は37歳と懍は言っていたが、その顔はまるで時が止まったような顔で、いつまでも変わらないということを如実に示していた。

川田「ご飯だよ、冷めちゃうよ。」

敬子「あなたは誰?朝原あさはらというのならやめてね。」

川田「僕は絶対に口にしない。川田淳だよ。一緒にご飯を食べようよ。」

と、二人分のご飯を机の上に置く。

敬子「いらないわ。どうせ、私なんか、必要となんかされないんだから。」

川田「でも、生きているじゃないか。」

敬子「きれいごというなら来ないでよ!」

と、川田に殴りかかる。

川田「わかった!いいよ、殴れば!殴ればいいじゃないか!それだけ人が憎いってのはよくわかるから!」

敬子の手が止まる。

川田「いいよいいよ、どうせ僕だって必要となんかされてないんだ。だって、僕は、この製鉄所が、ある事件のせいで危なくなったときに、怒りのせいで、さらに滅茶苦茶にしてしまって、追い出されて、やっと帰ってきた身分なんだよ!」

敬子「でも、私、私は、、、。」

川田「いいさ、何も言えなくなったって。君が、いじめにあってつらいことは、確かなんだから。それは、誰にも代えられないよ!そして、自分で何とかすることもできないんだろ?それも、いけないって言われたんだろ?だから僕には、言っちゃいなよ!一人か二人、そういう人間がいてもいいんじゃないの?早く変われと言われる前に、自分の思いをはく出したいんだろ!そうだろ!」

敬子「私は、私は、、、。」

川田「言葉より、怒りのほうが勝ってしまうのなら、そうすればいいじゃないか!何も言わないから、怒りをとにかく出してしまえ!」

敬子「何をやったって何をやったって同じ!私は、あの悪人と同じ名であるせいで、良いことをしてもほめてもらえなかったし、悪いことをしたら、どうせお前はあの男と同じ名なんだからって言われる!それしか言葉がないのなら、もう人間なんていらない、死ね、死ね、死ねええええええっ!」

といって壁や床をたたきながら泣きはらす。


外では寮生たちが製鉄を行っている。

寮生「またやってるよ。朝原さん。」

寮生「でも、迷惑とは思えないな。彼女はそれだけ傷ついている証拠だ。それだけ、あの組織が悪人だということなんだよ。こうして、二次被害も出るんだもの。」

寮生「でも、川田さんが戻ってきたみたいだし、彼に任せておこう。」

村下「おい!ちゃんと鞴を動かしてもらわないと、鉄ができないぞ!」

寮生「ああああ、ごめんなさい、ちゃんとやります!」


敬子の部屋

叫びすぎて声をからしてしまった敬子。川田は、それをずっと見る。

川田「もう、落ち着いたかい。」

敬子「私は、あの男と同じ苗字であるだけで、人生全部だめにしてる。」

川田「そうか。怒りたいならなんぼでも怒ればいいさ。」

敬子「私は、もう、必要となんかされてない。」

川田「そうか。そうなんだね。」

敬子「だって、何をしても、私を人間として見てくれた人はいなかったわ。」

川田「そうなんだね。」

敬子「いいことをしても、あの男と同じ苗字だからっていう理由で認めてもらえない。悪いことをすれば、あの男と同じ苗字だからって言って、さらに私だけたたかれたわ。これがその証拠よ。」

と左腕を出すと、何十もあざが残っている。

川田「誰にやられたの?」

敬子「教師よ。」

川田「ちょっ、ちょっと待って。なぜ、教師が君をそういう風に扱ったのか、理由を教えてくれる?」

敬子「教えて何になるの?」

川田「知りたいから。」

敬子「教えたって何もならないわ、どうせ、過去を忘れて前向きにとかいうんでしょう?信用しないわよ。そうやって手を差し伸べても、あなたたちが、かっこいい思いをしたいだけだから。」

川田「いや、思わないよ。だって、僕はかっこよくないよ。さっきも言った通り、この製鉄所をめちゃくちゃにした張本人だ。そんな者が、かっこよく見せたいなんて思いをするはずがない。」

敬子「私、大学に進学する意思がなかったの。」

川田「どうして大学にいこうと思わなかったの?」

敬子「だって、大学行ったって、高校の延長なだけじゃないの。それなら、仕事をしたほうがよかったわ。」

川田「仕事ってなんの仕事?」

敬子「うち、農家なのよ。」

川田「何を作ってるの?」

敬子「みかん。うちの父は、みかん畑をやってた。一人っ子だから、みかん農家を継がなきゃいけないって言われてた。」

川田「素晴らしいじゃないか!」

敬子「素晴らしい?いじめられるだけよ。」

川田「いや、食べ物を作れるってのは、素晴らしいことだよ!それのおかげでみんな生きているんだもの。それがなければ生きていけないもの!みんな忘れてるんだよ。大事なことを!君はそれを忘れていないから、素晴らしいじゃないか!」

敬子「そうかしら、私は小さいときから手伝わされて恥ずかしかったわ。」

川田「そんなことないよ!食べ物を食べることがどんなに幸せか。それで生活しているなんて本当に、胸を張っていいんだよ!いいじゃないか、あの凶悪犯罪集団は、何も残さないけど、君は食べ物を作れるんじゃないか!」

敬子「でも、学校へ行ったら途端に不幸になるわ。」

川田「いいんだよ、学校なんか。僕の親友が言っていたけど、学校は百害あって一利なしさ。

じゃあ、いじめている人に対してこう言ってやりな。あなたたちは、私が作っているもので生きているのよって。その食べ物を私が作っているのよって!そうすれば、きっと、君は自信を持てるようになるから!」

敬子「そうなの、、、?」

川田「そうだよ!だって、食べ物がなかったら、誰も生きていけないじゃないか、それを作ってくれるなんて、本当に素晴らしい職業だ!インスタント食品より、よっぽどぬくもりがある食品を作れるじゃないか!」

敬子「ぬくもり、、、。」

川田「そうだよ!それでいいんだよ!だってさ、食べ物は、一人の人生を彩るだけじゃないよ。それを分けてやることによって、他の人も幸せになれる!その感動も与えてあげられるんだよ!考えてみろよ、そんなことができるなんて、どんなに素晴らしいか!そうすれば、自殺なんてしなくてもいいじゃないか!」

敬子「でも、今までのことはどうしたら、、、?」

川田「そんなのどうでもいいじゃないの。少なくとも君をいじめた人たちは、自分たちが食べるものを作ることはできないだろう?でも、君にはできるんだよ!素晴らしいじゃないか!」

敬子「そんなひとを待ってたわ、、、。」

川田「待ってるんじゃないんだよ、目の前にいるでしょうが!」

と、置いてあった鏡を強引にとって、彼女の前に差し出す。

川田「この人だよ!ほら、誰だか君もすぐわかるだろ!」

敬子は、叫び声にならない声で慟哭した。

川田「いいんだよ、いいんだよ、なんぼでも泣けばいいさ!ここはそういうことが許されているところなんだから。そして、また、お宅へ帰って、ミカン農家をやればいい。家が君の進路を用意してくれるなんてほんとに理想的じゃないか!」

敬子「でも、私は、売られた身よ。母が、大金をここに払って私を売っていった。だからもう帰れない、、、。」

川田「態度で示せばいいんだよ!ミカン農家の仕事を普通にやってれば、ご家族も君がもう楽になれたって、すぐわかる。家族であれば、そういうことは一番わかってくれるから!」

敬子「でも、私は、母にも父にも、、、。」

川田「いいんだよ、謝罪すれば!けじめはちゃんとしなきゃいけないさ。さっきも言ったけど、態度で示せば、家族はすぐにわかってくれるから大丈夫だって!」

敬子「でも、私は、もう自信がないの。だって、今まで、私のことを、朝原朝原と呼んで、馬鹿にするか、批判する人としか出会えなかったのよ。だから、そういう風に人生ができてしまってる。だから、もう、これ以上苦しみたくないわ。だからもう、、、。」

川田「いや、それだけはだめだ!」

敬子「やっぱりおんなじことを言うのね!楽にならせてはくれないのね!」

川田「それだけはいけないよ!それはいけないよ!できない人だっているんだから、」

敬子「ああ、やっぱり、私騙されていたんだわ!出てってよ!」

川田「いや、出ていかない!僕はいつまでも受け止めたい!」

敬子「そうやって、最後はかっこよく終わりたい人は本当にたくさんいるから。あなたは、最初はよい人かと思っていたけれど、結局、同じことを言うんだわ!もう、人なんてこういうから信用なんかできないのよ!でてって!」

川田「いやだ!」

敬子「なら、このご飯もいらないわ。あなたにぶちまけてやるから!」

川田「ああいいよ!それだけ人が憎いならその通りにしろ!僕にぶちまけてみろ!」

いうより早くみそ汁が飛んでくる。冷めていたからやけどはしなかったものの、川田の顔はびしょ濡れになってしまう。

川田「ああ、これじゃあ、、、。敬子さん、声、つぶすよ。」

敬子「うるさい!死ね、死ね死ね死ね!死ねーっ!」

と、ご飯も焼き魚も、飛んでくる。川田はそれを避けることもなく、すべて「受け取る」。その結果、服はびしょ濡れ、髪はご飯粒でいっぱいになってしまった。

敬子「出てけ、出てけ、出てけ、出てけ、くそ野郎!」

川田「わかったよ。」

と、残骸を片付けることもせず、出ていく。


廊下。雑巾を持った水穂がやってくる。

水穂「大丈夫ですか?」

川田「はい、、、。」

と、言いかけたが、言葉が出なかった。

水穂「落ち込まないで。僕も、同じことされたのです。だから、青柳教授も彼女には困っているのですよ。仕方ないとはいえ、時間とは本当に重いもので、長時間ため込めばため込むほど、怒りというものは強くなってくるのです。環境を変えることができなかった彼女の場合、もっと深刻じゃないかな。彼女の両親は、世間体を恐れて、彼女を隠そうとしてしまったところが間違いで、それに気が付いたのがおそすぎたのでしょうね。」

川田「はい、、、。僕は彼女を救うにはどうしたらいいのか、分からなくなってしまいましたよ。」

水穂「とにかく、根気よくやるしかないんじゃないですか。彼女だって何とかならなきゃいけないと思っているはずですよ。」

川田「でも、本人から聞いたけど、人身売買と似たような形でここに来たんじゃ、彼女は相当傷ついたでしょうね。」

水穂「本当は、やってほしくないんですけどね。でも、それをする親御さんが後を絶たないのですよ。お風呂にでもはいったらいかがですか?僕が片付けておきますから。」

川田「水穂さんも、怒鳴られてしまったら、、、。それにお体が悪いのに。」

水穂「いえ、あの部屋は鍵もついていませんし、黙ってれば彼女は何も言いませんから。」

川田「そうですか。お願いします。」

水穂「はい。落ち込まないでね。切り替えも難しいかもしれませんが、、、。」

川田「大丈夫です。僕は。彼女を何とかしてみます。」

水穂「あまり気負わないように。」

川田「はい。」

水穂「じゃあ。」

川田は浴室へ、水穂は敬子の部屋へ向かっていく。


翌日。敬子の部屋の入口。

川田「敬子さん、ご飯にしよう。昨日はごめんね、傷つけてしまって。」

返答はない。

川田「敬子さん、たべようよ。」

返答はない。

川田「敬子さん、ここに置いておくよ。」

と、ご飯の乗った盆を、入り口の下に置き、とりあえず自室に戻る。

数時間して敬子の部屋に行ってみると、空っぽになった皿が置かれていた。

川田「敬子さん!食べてくれたんだね、ありがとう。」

返答はなかったが、川田はそれをもって自ら片付けていった。次の日も、その次の日も同じことが続いた。

川田「敬子さんご飯だよ。どうしても謝りたくて、手紙を書いたよ。読んでほしいな。」

と、ご飯のほかに、一筆箋を一枚盆の上に置いた。数時間して食器を取りに行くと、皿は空っぽで、一筆箋はびりびりに破れていた。

川田「敬子さん、読んでくれてありがとう。」

返事はなかった。

翌日も川田は、手紙と食器を彼女の部屋に置くことを繰り返した。手紙は、単にごめんねという言葉だけではなく、その日にあったこともつづっていた。

その日、川田が食器を取りに行くと、その日は、皿だけでなく、一枚の紙きれが置かれていた。

川田「もう、来ないでください。か、よし、返事を書こう。」

と、ポケットから一筆箋を取り出し、手紙を書き始める。

川田「君はとても素晴らしいところに育ったことを忘れないでください。」

と、一筆箋をドアの隙間から入れる。すると、また紙切れが出てくる。

川田「どうして、私を楽にさせてくれないのですか?」

川田は返事を書いて、隙間に入れる。と、また何か出てくる。

川田「私の気持ちをわかる人はいません、みんな自分をかっこよく見せたいだけです。」

川田は返事を書く。

川田「僕は、食べ物を作り、自然や天候を尊敬して、なおかつ謙虚である人を尊敬しているのです。」

と、読み上げてドアの隙間に入れる。

と、返答が止まる。

川田「どうしたの?返答がなくなったから、心配しているんだけど、、、。」

ドアに耳を当ててみると、すすり泣きが聞こえる。

川田「どうしたの?」

川田は思い切って、ドアを開け、部屋の中に入っていく。

川田「敬子さん、、、?」

敬子は、床にうずくまって泣いていた。

川田「敬子さん。」

川田も床に座り、敬子をじっと見る。

川田「僕は敬子さんが好きです。この気持ち、嘘偽りはありません。」

敬子の目は、戸惑ったような、焦点の定まらない目になっている。

川田「それでも、敬子さんは逝ってしまうのですか?」

敬子は、両手で顔を覆って泣く。

川田「もう一度言います。僕は敬子さんが好きです。ミカンを作っている敬子さんが好きです。だから、逝かないでください!」

と、泣いている敬子の両手を握りしめる。

川田「逝かないでください!」

敬子は、静かに顔から手を下す。

敬子「はい、、、。」

川田「やったあ、やったあ!」

と、大きなガッツポーズ。敬子は驚きを隠せないようであるが、川田のほうも涙を流し始める。

川田「救えたぞう!救えたぞう!やったぞ!やった、やったーっ!」

製鉄を行っている寮生たちや、応接室で事務作業をしている水穂と懍にもその声は聞こえてくる。

水穂「教授、うまくいったみたいですね。」

懍「はい。人間を救うのは人間にしかできません。」








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