第4話 氷(こおり)の大地(だいち)




もりおくにあるラシャふゆになるとキーンとつめたくかたまりおとえるとてもしずかなこおり部屋へや




ある魚釣さかなつりに行こうとディケドンはラシャかいました。





「なんてしずかなみずうみだろう」



美しいラシャ湖はディケドンに話かけます。




シャー… ララ…




「ん?」




おとのようなおと

かぜのようなかぜ




いままで、しずかだったこおりのラシャかぜつつまれうごいているように。




こまかなゆき

ふわふわ粉砂糖こなざとう




「これは……」




キラキラとディケドンのまえ

おおきなひかりあらわれて

さーっと七色なないろひかりつつまれます。



ディケドンはポルポのねがごとおも

いそいでグレープタウンにもどりました。



そして、金色きんいろのスカーフを全てすと

ディケドンはこおり大地だいち

ちからいっぱいスカーフを七色なないろひかりのカーテンになげれました。




オーロラのなかひろがった金色きんいろのスカーフはうつくしいにじのマントになり

ゆっくりとディケドンのうでなかちてました。

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