元相棒と初任務会議

「何か今日は最悪の日になりそうだ」

 

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朝起きたらご飯が置いてある。その匂いで僕は目覚める。そんな日がいつか来ると信じて毎日を過ごしていた....

 

「いい匂い....あ、」


「よう!起きたか?ご飯出来たから適当に食べてくれ。生憎お前の好みとか分かんねぇから適当だけどな」

 

「ありがとうございます。」

 

僕はいただきますと言って食べ始めた。来るはずのなかった当たり前が今ここにある。

 

「どうだ?おいしい....え?」

 

正直駿が戸惑うのも無理はなかった。ご飯の感想を聞こうと振り向き祐輝の顔を見た。泣いていたのだ。

 

「だ、大丈夫か?卵焼きに塩入れすぎたか?」

 

だが、帰ってきた返答はそんなものではなかった

 

「いえ、大丈夫です。ただ嬉しくって」

 

その後駿と祐輝は机を囲みながらゆっくりと話をし風雷光に向かった。

 

その時葉月はというと

 

「ふぁーあ、宵さんの薬はよく眠れるなぁ。さてとそろそろ風雷光に向かいますか」

 


「ふんふんふーん」

今日の私は機嫌がとても良かった。なので....

ここまで飛ばして読んだ人に説明しよう!

私森葉月は偶然まぐれで1人の少年を救いとりあえず私の会社に入ることを勧めたのだ。そこはまともな人間など1人も居ない物騒な会社だった。まぁそんな所か?さて、今日のここまでは良かったんだ。たしか....後10秒後には....

 

「げっ....」

 

「『げっ....』とは何だ。『げっ....』とは」

 

「はぁ?そりゃこんな街中でお前の顔を朝から見たら誰だってそうなるだろ。それぐらい分かれよ死にたがり」

 

最悪だ。面倒だ。私の気分はダダ下がりだ。この如何にも頭悪そうな人は私の元相棒山中修だ。と言うか頭悪いのは事実。

 

「それでぇー拷問部隊隊長さんがこんな朝っぱらから任務ですかぁー。社畜の鏡だねぇー」

 

「お前を探せとボスから命令を受けたんだよ」

 

「そんな事ある訳が無いでしょう。君私にそんな見え透いた嘘つくの辞めた方がいいよ。馬鹿らしいから」

 

「そうですかそうですか。俺は二日酔いと徹夜で疲れてんだ。さっさと失せろ」

 

「前半は君が悪いよね。大して飲めないくせに....まぁいいや。今日は気分がいいから帰ってあげるよ。じゃぁねー」

 

誰も大人しく帰るとは言ってないけどね....

 

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自己紹介後の風雷光

 

「さて、祐輝の初任務だが....」


宵を中心に祐輝の初任務をどうするかの会議が行われていた

 

「それなら私が行くよぉ」


率先して手を挙げた梢

 

「何かいい任務あるんですか?」


「私任務受ける専門じゃないから分からないよぉ。けど聞き取り調査なら初任務としてはいいかなぁと」

 

それはいい案ですねと葉月

 

「じゃぁ、それにしようか。その後はあたしと葉月でやればいいし。いきなり敵と戦わせるのも良くないだろう」

 

その後念入りに作戦が練られた


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