自己紹介は平和です?
「おーい。皆いるー?」
「おぉ、葉月ちゃん元気ー?」
「やめて!それ以上来ないで!」
「ご、ごめん」
みんながいるという部屋に来て早々葉月が最も嫌っている人物『河本 駿』を罵倒していた。しかもめんどくさい事に嫌われている御本人は葉月の事を一目惚れしたらしく葉月に話しかけられては怖がり拒否られ続けている。
「あのー。宵先生なんであの人は怖がられているんですか?」
「あー。あいつは能力が精神操作の能力でね。一度暴走して葉月に発動した事があってそれから怖がられ続けてるんだよ。まぁ、本人もそれは承知で話しかけてるんだけどね。報われないねぇ....」
そう説明すると後ろの扉が突然バンっという音をして開いた。
「おはよぉー皆ー。梢出勤致しましたぁー」
「梢さん遅いです。」
「ごめんねぇー。ありゃ?そこの小動物みたいな男の子は誰だい?」
「今から紹介します。なので皆さん席に着いてください。」
「あ、俺は葉月ちゃんの隣に....」
「来んな!!!」
「はい....」
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「さて、じゃぁ、あたしが仕切ろう。じゃぁ、祐輝前に出てきな。」
そういい葉月の目の前の座っていた祐輝が席を立ち宵の隣に立った。
「今日入った新人だ。入った理由だが複雑だからあまり聞かないでやってくれ。まぁ、注意事項は葉月よりちょっと軽いくらいだな」
「えと、古本祐輝と言います。よろしくお願いします。」
「今日から入ったって社長には話つけたのか?」
「大方話したけど正確にはまだよ。まぁ、良いって言うでしょうね。社長なら」
「じゃぁ、次はこっちの自己紹介だな。じゃぁ、そこのうるさいバカから順に行こう」
「誰がバカだ!!!まぁいい。俺は河本(こうもと)駿だ。能力は精神系の能力だ。じゃぁ、次葉月ちゃんどうぞ!!!」
「あんたの次何て嫌。梢さん先お願いします。」
「はぁーい。中川梢です。遅刻常習犯でーす。能力は任務で一緒になった時に教えて上げよう!」
葉月が自覚あったんですねとツッコム
「じゃぁ、私だね。名前は....さっき言ったからいいよね。能力は物理攻撃を無効化する能力。」
祐輝は察した。何故駿が嫌われ、怖がられているのかを
「最後はあたしだな。名前はもういいよな。能力は簡単に言えば花から薬を作れる能力だ。」
全員の自己紹介が終わったその時部屋の扉が開いた
「社長!!!丁度いい所に。この子今日から社員にしても良いですか?」
「それは構わないが家はどうする?」
「家なら私の家空いてますが....その....流石に服とかは無いです。」
「いいなぁー。俺も葉月ちゃんと住みたい!!!」
「駿は馬鹿だなぁー。祐輝君は一人暮らしするんだよ。知らないの?葉月がお家沢山持ってるの」
「知らなかった....逆になんで梢は知ってるんだよ!!!」
「私はねぇー。たまにお泊まりしに行くからその時教えて貰った」
「で、社長服とかどうしますか?このまま外に行けば服でバレますよ。」
「よし、駿。お前の服貸してやれ」
「いいぜ。じゃぁ、今日は俺の家に泊まって明日ゆっくり葉月の家に行くか。」
「あ、駿はついて来ないでね。家知られたくないから」
報われないなぁと会って数時間で感じてしまう祐輝であった。
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