第4話 サクサク濃厚な奴
思えば私はずっと、この日を待っていたのかもしれない……in the 近所のスーパーの惣菜コーナー。
久々の更新なのに、いきなり残念な感じで本当に申し訳ない。
ところでチーズ揚げ餃子、なる物をご存知であろうか?その名の通り、チーズを餃子の皮で包んで、揚げている一品である。
一年ほど前からスーパーの惣菜コーナーで見掛けていたものの、スーパーのお惣菜と言えば出来てから少し時間が経過しているのが相場。チーズは熱々が良いのに、と少し敬遠していた頃の私は損をしていたと言えよう。
きっかけはなんであったか。多分無性にチーズが食べたい時期だったのだろう。
萎びてる餃子の皮でも、固まったチーズでもいいからトリアエズチーズタベタイ。そんな時期。
買ってきて、帰宅して、とりあえず開けて1つ口にする。その瞬間リアルにこう口にしたのを覚えている。
「……天才か?」
天才、と評せるぐらいのものだったのだ。
傍から見ればスーパーでお手頃価格で購入出来てしまうお惣菜の一つに過ぎないというのに。
パリっとした所と、具と時間経過でもちっとした餃子の皮はまあ、普通に美味しい。
私が天才と言えるのはその中身。
クリームチーズなのである。
固まってない、濃厚な、クリームチーズ。
口の中が幸せになる。
まじで開発した人を褒め讃えたい。(そして低下する語彙力)
で、まあ、ここからが本題。
いざ食べたいと思うとこれ、中々売ってないのである。いやー、何ででしょうね?
残暑と呼ぶのすら烏滸がましいほど厳しい暑さの中、陽が陰ってからようやく買物に出掛ける今日この頃。
惣菜コーナーでチーズ揚げ餃子を見つけられたのは僥倖と言う奴ではないだろうか。
早速一個だけ食べて、残りはちょっとレンジで加熱して熱々をいただこうと思ってたのだがなあ。
目の前にある、空の容器。
天才的な発想のスーパーさん、もう少し高頻度に、大っきいサイズで売りませんか?
お昼ごはんの話 礫瀬杏珠 @rekiseannzu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。お昼ごはんの話の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ショートショート/礫瀬杏珠
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 2話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます