ピンク#25
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PG_ユウ6票、シン2票、タキ1票、タケ1票
SG_シン6票、ノリ1票、ユウ1票、タキ1票
F_ヨウ2票、カツ2票、シン1票、ハヤト2票、コウ1票、ノリ2票
PF_ゴウ4票、カツ4票、ヨウ2票
C_コウ10票
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アンはホワイトボードに全て書き終えて
シンの顔を見て、頷く
シン「サンキュアン、んーー、ごめん3番4番が微妙だな…とりあえず、1.2.5はユウ、俺、コウで」
タケ「(1とか2とかってなに?)」
ゴウ「(俺もわかんねえよw)」
エナ「1はPG、2はSG、3はF、4はPFで5がC」
タケとゴウの後ろにしゃがみ込みエナが教える
ユウ「よっしゃ!スタメン取った!
んで、3.4はどうするの?もっかい多数決?」
シン「んーーそうだな、今回は投票って決めたし、もうめんどいから挙手で。ヨウとカツ、ハヤト、ノリの誰かに手上げてー」
メンバーはそれぞれ応えるように手をあげた
カツ、ヨウにそれぞれ3票が入る
シンはそれを見て少し考えた後口を開く
シン「オケ、じゃあそこはちょいちょい見ながら決めるわ、んじゃ明日のゲームはこれでやってみよう、じゃあ終了!」
終わるのを見計らって大城が話し始める
大城「はいお疲れー、あ、女子はもう着替えていいぞー、今度女子もそれやってみるかw
んで男子なんだが俺からプレゼントがある!特注で練習用のユニフォームを学校が作ってくれたんだが0〜99まである、好きなの決めてくれ」
コウ「マジスカ先生!めっちゃええやん!」
カツ「サイズ大丈夫なんですか?」
大城「あぁ、サイズはデカめがいいやつは後で言ってくれれば大丈夫だ、知り合いに頼んであるからプリントするだけなんだよ」
ヨウ「これ普通のユニフォームじゃないんだよな?紛らわしくないか?」
タキ「たしかに…」
高校生になり、初めてもらうユニフォーム、きっと3年間同じ番号を使うであろう
大切な番号になるであろう
皆、少しドキドキしながら悩んでいた
シン「ユニの番号も決めちゃおうか」
シンの一言でスタメン決めの後、ユニフォーム番号決めも行われる
ゴウ「こういうのって自分達で決めるんだな、なんか新鮮だわ、普通監督とかが決めねえ?」
皆の視線が顧問大城に集まる
大城
「そしたら俺が決めようか?」
大城は少し考えた後ホワイトボードに書き始めた
大城「じゃあ
4番ゲームキャプテンはシン、これは文句ないな?
5番はバスケ部に1番初めに入った、男子バスを作ったユウ
次の6番は部長のヨウ
7番は大黒柱のコウ
8番は、、8の数字って左右のバランスが取れているからなハヤト、掛け持ちだしなw
9番は九龍で龍繋がりでタキ、中国の龍な!
10番はエースストライカーだからwゴウ!
11番は高校野球の裏エースノリ
12番は時間、月、正…」
「待って!…俺、14がいいんすけど」
大城の話しを遮ったのはタケだった
タケ「俺、バスケやりたくなったのスラムダンクを読んでだし、やっぱりミッチーが14だから、もし空いてるなら…」
大城「おおー!そうか!全然いいと思うぞ!じゃあタケは14!んで12番がタキ、12という数字は月、時間、正座、全てを表し、全てを包む、そんな性格のタキでどうだろうか」
ユウ「おおー!なんかそれっぽいこと言って、すげえっす先生!」
大城はユウに褒められて満更でもなさそうだ
たしかに、その場の誰もが
この大城の番号の割り振りには納得
感動すら覚えるものもいた
シン「んじゃあ、次に練習用の番号決め、わかりづらければ、ユニフォームと同じでもいいけど、ユウから、どうする?」
皆、各々少し考えて口に出す
ユウ「俺は5!ユニフォームとおなじがいい!」
ヨウ「俺は77で、なんとなく縁起が良さそうだから」
コウ「俺99もらっていい?」
ハヤト「えー?!俺もいいの?辞めずれーじゃん!俺も8で!」
タキ「12」
ゴウ「俺もそのまま10かな」
ノリ「69…」
カツ「24!コービー好きだから!」
タケ「番号なんでもいいんだけどw14でいいや」
ユウ「シンは?」
シン「俺は…3で」
タケ「バスケって4からじゃないんだな?」
タケの言う通り一昔前はバスケのナンバーは4からと決まっていた、しかし今は公式戦でも0からつけることが認められている
大城「わかった。じゃあ今週中には届くと思うから!」
メンバーは大城の話を聞くとゾロゾロと体育館を出る
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ルナ「なんかドキドキするー」
ルナはシンの部屋に入るとどこにも座らず、部屋の中を見て回る
シン「変なもんあっても見て見ぬ振りして」
シンは制服をハンガーにかけジャージに着替え始める
ワイシャツを脱ぐと黒のTシャツからタトゥーが覗く
ルナ「この前チラッと見えたけど、やっぱり刺青入ってるよね?!怖っ!何入ってるの?」
中学卒業間際に知り合いにお願いし倒して入れてもらったタトゥー
まだ若干の赤みが残っているが
一生消えない刻印をシンは指でなぞる
シン「ただのバスケのだよ、見たい?」
ルナ「え、ちょっと見たい!」
シンはシャツを脱ぎベッドに座る
軽く割れた腹筋に華奢な腕
ルナが近づいてくる
シンはルナの腰に手を回しベッドに倒す
シン「1人で脱いでるの恥ずいんだけど」
シンは優しく笑うとルナのシャツに手をかける
ルナ「ちょ、ちょっと…もう、、っ」
ルナのシャツの下から直に腰を触り
左手でシャツのボタンを外す
今日のルナはワイシャツの下に何も着ていない
透けて見えていたピンクの下着、胸元に顔を埋める
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部屋の窓を開けてシンはタバコに火をつける
シン「試合のときに彼氏に殺されねぇかなw」
ルナは裸のままシンのベッドにうつ伏せになりシンに足をバタバタとぶつけている
目を瞑ったまま笑いながら答えるルナ
ルナ「言わないに決まってるんじゃん」
まんまとひっかかったと、シンも笑う
シン「やっぱりバスケ部に彼氏いんのな」
ルナはやべっ!と思い出したように笑った
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山陽高校に向かう途中の電車でシンとヨウとユウ、コウはボックス席に座る
シン「…ってなわけで、山陽は3年メイン、ルナの彼氏は2年でちょいちょい試合出てくるんだってさ」
ユウ「やばー、シンのやってることっていつか訴えられそうw」
ヨウ「初の練習試合でトラブルなよ?女子もいんだし」
同じ電車には女バスのメンバーも乗っていた
コウ「そうだよ!アンちゃんに知られたら嫌われちゃうぞ!」
違うボックス席では
カツとタキがタケとゴウにルールの説明をしていた
ゴウ「え?わかんねぇよ!とりあえず俺は何すりゃいんだよ!」
タキ「大丈夫、落ちてくるボールを拾って、味方に渡すだけ」
タケ「そうそう、ボール拾いなww」
緊張感がない男子メンバーを
女バスの1年メンバー心配そうにみつめる
アン「今日男子初だね。大丈夫かな」
モエ「大丈夫って?シン君が心配?w」
エナと女バスメンバーはアンを揶揄っていた
アンのシンいじりはもはや日課となっていた
アン「別に!?…あの人の心配とかはしてません!」
いつもの
「そ、そんなんじゃないよー」と顔を赤らめる反応ではなく
少し冷たく、怒ったようにも感じるアンの反応に周りは驚く
モエ「あれ?もうシン君ブームは終わっちゃったのアン?」
アンは手首のピンクのゴムをモジモジと触って少し黙る
アン「別にブームとかじゃないもん…」
ハル「まあまぁ、て、てかさぁ、今日男子の分もカメラ撮るんでしょ?」
ハルはアンの機嫌をとりつつ話題を逸らす
エナは大城の横に座り
カメラの使い方を教わっていた
エナ「ったく、なんでウチがカメラなんだよ💢面倒いなぁ、」
女バス1年内でジャンケンをして負けたらしいエナが不機嫌ながらもカメラ使い方を必死に学んでいた
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