第2話「高校最初の身体検査は意外なことになりました」
その後の授業は一切身が入らずに気が付けば一限目の終了のチャイムが鳴っていた。私よりも後ろの席に座っているから、もしかしたらずっと目をつけられていたのかもしれない。
「おーい、榛名」
礼を終えて席にも座らずに教室から出ようとする私を伊古田先生が呼び止めた。
「今日の日直だろ? 丁度いいから伊織に校舎を案内してやってくれないか」
「ええっ! 私がですか?」
何が丁度いいのだろうか、日直だからその日の雑務を任されること自体に不満を覚えているというのに!
「じゃあ、そういうことだから昼休みにでも頼むわ」
そう言い残して、拒否することもさせないまま伊古田先生は教室を去っていった。伊織くんの席を見てみると、すでに何人かの女子生徒が周りを囲んでいてあれやこれやと質問しているみたいだった。ときどき、笑い声も上がって、伊織くんも笑顔を見せている。その様子を見る限り、悪い人じゃなさそうだけど。もしかしたら別人なのかも……。まぁ、昨日の件が本当に伊織くんで私が目撃したのを知っていたら、あんな呑気にしていないか。それは私も同じだけど、ひとまず安心してもいいかもしれない。
とぼとぼと自分の席に戻りながらその光景を眺めていた。
「いやいや、すっかり人気者だな、転校生は」
自分の席に帰ってきた私を見ながら雄二は続ける。
「面倒に感じているならあのなかの女子と変わってくればいいじゃん」
「ムリ。しゃべったことも無いのに、いきなりそんなこと。なんか相手に悪いし。それに」
「それに?」
「あーゆー感じの子たちって、なんか苦手でさ」
流行に敏感で化粧とかもすごく上手で、制服を自己流に着こなしている感じの子とは、話したこともないし、なんか、目をつけられると虐められそう。不満はあるけど、あの席の話にいきなり割り込んで
「ねぇ、楽しそうに喋っているね、よかったら伊織くんの校内の案内、私と変わってくれない?」
と、言ったところで、どちらともほぼ初対面なのに、女子からはいきなり仕事を押しつけてくる女、片や伊織君には自分のことを厄介者だと思っている女。どっちにも最悪の印象を与えてしまう。
「まぁ、お前のことだし、まだクラスの奴とほとんど喋ってねーんだろ。そんな奴がいきなりそんなこと言ったら最悪の第一印象だな」
「う……」
さっきのは口に出していないのに、雄二は本当に失礼なことを平気で言ってくる。
お昼休みを告げるチャイムが鳴り、クラスのみんなはそれぞれにお昼ご飯を食べている。私は特に誰ともお昼を食べる約束をしていないのでスマホでネットサーフィン。スマホをいじる度に思うけど、科学の進化には驚きの連続だ。こんなモノを作った人はどんな頭をしてどんなことを考えているのかとか、私には考えただけで頭が一杯になりそうなことばかりだ。
「さぁ、行くか」
「はい?」
「とぼけんなって」
そう言いながら雄二はスマホをいじっていた私の手をつかむと。
「おーい、転校生」
いきなり伊織くんに話しかける。机の教科書などを片付けていたらしく、きょとんとした顔で見上げてきた。
「昼飯食べる前にさ、校内案内しても大丈夫か?」
「ああ、別にいいけど……」
伊織くんはチラリと視線を私に向けてきた。雄二相手には平気だけど、あんまり男の子と面と向かって話すのは苦手だったりする。今にも「その子は?」的な発言をしてきそう。
「自己紹介してなかったな。俺、赤城雄二。よろしくな」
「こちらこそ、よろしく」
なんかちゃっかり自己紹介しちゃっているし。何考えてんのこいつ?
「で、こっちが」
と言うや否や、雄二は掴んでいた手を強引に引っ張って伊織くんの前に私を持ってくる。
「ほい、自己紹介しとけ」
ええー、ちょっと待ってよ、こういうのって普通自分のタイミングで言うモノじゃないの?本当に何考えてんのこいつ?ああもう、なんか変な空気になってない?もう、最悪。
「えっと……榛名結衣です。よろしく」
「うん、よろしく」
伊織くんはそんなこと意にも介さず笑顔で答えてくれた。やっぱり人違いだ。こんな笑顔の人が昨日の男子と同一人物なんて考えられない。
「さぁ、自己紹介も済んだし。学校案内に出発するか」
「アンタも行くの?」
「なんだよ、二人だけのほうが良かったのか?」
「ばか!」
そんな、くだらないやり取りをしながら廊下を出て、校内の一年校舎から案内をしていく。私もどこにどの教室があるかなんてあんまり覚えてないけど、雄二はまるで自分の家みたいに知っているのでちょっと助かった。案内する側がしどろもどろだったら伊織くんにも迷惑だし。
ふと、雄二が私の背中を軽く叩いてきた。
「変に考えすぎ。お前の悪い癖だぜ、それ」
「なによ、急に」
「知らないふりしようとしたろ? 案内のこと」
「……」
「相手のこととか、気遣うのは良いことだけどさ、お前の場合は変な方向に考えすぎて自分から関わらないようにしてんじゃん。俺らまだ高校生だぜ。そんな難しく生きている奴なんてそんなにいないんだし、もっと気楽に生きていこうぜ」
雄二は本当に失礼なことを言ってくる。でも、まるで見透かしたかのように私が気にしていることも言ってくる。
確かに、忘れたふりしようとしたのは事実。そうすれば、さっきまで話していた女の子の誰かが気付いて、勝手に、代わりに案内してくれるかもしれないって思ってしまった。
いつもそうやって人目を見ながら生きてきて、自分に迷惑が掛からないように生きてきたのかもしれない。こんな自分を変えたいとはやっぱり思う。それを雄二に諭されたのは納得していないけど。
校舎の案内もひと段落ついて、私たちはお昼御飯を食べに食堂へと向かっている
「てか、ちょっと気になったんだけどさ。その細長い布に巻いているの何さ?」
雄二が指差したのは伊織くんが左手に持っているもの。私も気になっていた。
「これか?刀だよ」
「カタナ?」
反復する二人の姿を見た伊織くんは布の先端を軽くほどいて見せてくれた。
「古くからある剣なんだけど、知らない?」
「いや、見たこと無いな。で、なんて言ったっけ?」
「刀」
剣の柄を見せてくれたけど、私も雄二同様見たこともなければ、そんな名前の剣は知らない。なんか独特のデザインだし。というか、その布に収まっているのが全て剣だって言うの?伊織くんの身の丈くらいあるんだけど。
「俺も何か武器でも使ってみようかね。あったら楽そうだし」
高校生になったら、武器の所持を許されている。自己の防衛のためとか自身の鍛錬のためとかで比較的身体が出来あがっているから、らしい。
「もう一個聞いてみるんだけど、その左手の包帯……」
伊織くんの制服の袖からのぞかせている左手には包帯が巻かれている。一部分とかじゃなくて全部。見る限り、腕のほうまで続いているみたい。
「あんまり言うことじゃないけどな、昔に大怪我しちまって、結構酷い傷跡残っているんだよ」
「あ、悪い。嫌なこと思い出させたか?」
「もう、バカ。そういうこと言うのも失礼でしょ」
「良いって、痛みなんてもう無いし。見たいとか言わなけりゃ問題ねーよ」
それからもちょくちょくと雄二は失礼なことを言いながらも、話は弾んでいった。
食堂は時間も時間なので混雑していたが、テーブル席が空いたのでそこに伊織くんと向かい合って座ることにした。雄二はというと「今日は俺のおごりだ」と言い、颯爽と食券機のほうへと走って行った。
座って、そのまま。沈黙が続いている。正直、雄二以外の男子と二人っきりになる状況自体滅多にないので、どういう風に会話をしていけばいいのかさっぱり分からない。しかし、相手は転校生だ。色々と話題は探せばあるはずだ。
「榛名はさ、食堂ってけっこう利用するほうなの?」
「え、えっと……いつもはお弁当作ったりするから、あんまり来ないかな」
「へぇ、弁当作っているんだ。すごいじゃん」
「うん、この学校、実家から遠いから一人暮らししているんだ」
そこからはお互いのことを色々と話し合うことが出来た。案外あっけなかったけど、これが普通なのかも。まぁ、自分からきっかけを作ったわけじゃないからかもしれないけど、次は必ず。
「ちょっと、気になっていたんだけど……」
ふと、伊織くんが目線を横に流す。それにつられて顔を向けてみると、三人組の男子がこちらをチラチラと見ていた。どこかで見たことあるけど。
「何見てんの、お二人さん」
雄二が両手で器用に三人分の料理を持ってきてくれた。全部一緒だった。うどんだ。
「あの三人、同じクラスの奴じゃん」
「ああ、だからか。どこかで見たことあると思った」
「結衣、友だち出来ないぞ?」
「うっさい。やっぱり伊織くんのこと見ていたのかな」
「いやぁ、お前だろ。どう考えても」
「はい? なんで?」
「野郎が野郎のこと見るかよ、気持ち悪い。それにあのなかにいる相沢ってお前のこと気になっているらしいし。だからお前を見ていたんだろ」
むせた。急に変なことを言うから。水を一気に飲み込んで心を落ち着かせる。
「顔はまぁまぁだし、中学のときもランク的には上位にいたらしいぜ」
「いやいや、何その情報?いらないし、興味がわかないし」
「それもそうだな。俺もあんな奴より、ぶっちゃけ伊織のほうが気になっているから」
話を聞きながらうどんをすすっていた伊織くんへと話題を変える。
「伊織さ、中学の最終ランクいくつだった?」
「ランク?」
「変にとぼけんなって。化身のランクに決まっているじゃん」
「ああ、化身の……」
その返事をするのに、一瞬の間があったような気がした。この国に住んでいるのに、まるで化身制度のことを知らない人の反応みたいに感じた。
「俺の中学はすげー小規模な中学だったし、そういう設備も整ってなかったから自分のランクって知らないんだよ」
「へぇ、ちなみに伊織ってどこの区の出身なんだ?」
「俺、区の生まれじゃないんだ。初音村っていう小さな村、百人いるかいないかの」
「へぇ、珍しいな」
それについては私も雄二と同じ意見だった。都道府県制度が廃止されて、主要都市を中心として第一から第三までの区として整備されて何十年と経っている。理由はもちろん化身制度のため。それに伴って、区外に住んでいた人たちも区へと移住して生活しているのが今の日本。もちろん、区以外の場所で生活している人もいるらしいけど、化身制度の対象年齢から大きく離れた人が圧倒的に多い。
「じゃあ田舎者だな」
「そ、田舎者」
雄二には、デリカシーとか言葉を選ぶとか、そういうモノが無い。さっきも私に対して失礼なこと言ったし、知り合って間もない伊織くんに対してもすごく失礼。逆に言えば素直で嘘をつかないさっぱりした性格なんだけど。それゆえ、特に恨まれたりしていないから、ちょっと羨ましい。だから一緒にいれるのかも。私に無いものを持っているから。
それからは、伊織くんに対して持っていた疑問も消えていった。明るい性格だから、次第にクラスにも溶け込んでいけるようになっていったみたいだし、私もちょくちょく話すことが出来るようになってきた。
そして、気が付けば二十日。あっという間にこの日がやってきた。もの凄く気が重い。
身体検査。身長や体重の測定はもちろん行うのだが、この身体検査は一日かけて行われることになっている。
なんで一日かけているのかというと。この国で、特に高校生にとってはある意味、勉学やスポーツなんかよりも力を入れている、政府主導で行われている化身制度の適合率を図るためでもあるのだ。
この国は、世界でも唯一成長を続けている国で、その成長に見合った国民を作るとかで、何十年も前から続いている制度。
私も頭が良いほうではないので、倫理的な観点でどうなのかと思うけど、国民は小学校入学のときに一回だけある薬を注射されて、その薬が体内の組織やら何やらと交わって超人的な力を有する人間が誕生するらしい。
すごい適当に要約するとこんな感じ。だから、目が極端に良くなって遠くのモノを見られたり、もの凄く速く走れたり、大きいものを難なく持ち上げたり。
一体、そんなことをして何と戦う気でいるのだろうかと甚だ疑問に感じているけど、生活の一部として馴染んでしまっているから、特に違和感とかはない。これがこの国では普通のことで、当たり前の日常。
なんだけど、じゃあなんで気が重くなっているのかというと……。
人には得手不得手があるというか、向き不向きというか、個体差、いや個人差か。勉強だって、スポーツだって、そういうモノは存在する。それはもちろん化身制度にもあるわけで。
それが数字に、適合率に現れるわけで、高ければ高いほど超人的な度合いみたいなものが強くなる。高ければ高いほど、将来有望とされてその後の生活にも幅広い選択肢が生まれる。勉強が出来るとか、スポーツが出来るとか、そんなものは圧倒的に二の次。就職先すら、適合率で決まる国。そんな国だ。
私は適合率がそんなに高くはないのだ。AからEまでの五段階評価で言えばD。よいか悪いかで言えば悪い、だ。%表記される場合もあるけど大体40%くらい。
注射された薬の効果が一番顕著に出るのは高校の三年間。高校生で最初の検査なので、ある程度様子見といった身体検査なんだけど、それでもやっぱり自分の低評価を周りにさらされてしまうのは良い気がしない。
指定ジャージに着替えて一年生が校庭に集まる。校長先生の簡単な話から今日一日の具体的な検査内容や順番。高校生になって初めて検査する項目の説明。
一通りの説明が終わった後、私たちのクラスは校庭に残り検査の準備を待つ。クラスのみんなが喋っているのを見ていると余裕があって少し羨ましい。
「そんな落ち込むなって、まだ三年間あるんだぜ。これから頑張ろうぜ」
「なんで終わった時に言うようなセリフを今言うのよ」
茶化してくる雄二にも余裕があった。それもそのはず。雄二は中学校での最終結果でB評価を叩き出したのだ。
「あんたは気楽でいいわよね。羨ましいわ」
「まぁな」
嫌味で言ってみたのに、やっぱり通じていない。
「それよりもさ、やっぱ気にならないか」
「何が?」
「総一郎だよ、総一郎」
……ああ、伊織くんのことか。一瞬誰のことを言っているのか分からなかった。いつの間に下の名前で呼ぶ仲になったのか。
「あいつの話が本当なら、今日が初めての適合率の検査ってことだろ。けっこう楽しみにしているんだよな。なんか朝から近寄りがたい雰囲気しているし」
言われてみれば、伊織くんの顔に笑顔はない。私みたいに余裕が無いからではなく、真剣に、真摯に物事に向き合っている顔をしている。
「あの身長で、俺並みのルックス。負けるわけにはいかないからな」
ひょっとしてギャグで言っているのだろうか。と突っ込みたくなることを雄二は言った。多分、素で言っているのだろう。色んな意味で良い性格をしている。
「ほら、相沢も総一郎のことを敵視しているみたいだし。ちょっとは楽しめそうだぜ」
加えて、すごくどうでもいい情報を教えてくれた。
「お前のこともチラチラ見ているぜ。モテる女は辛いな、結衣」
もっとどうでもいい情報を教えてくれた。本当にどうでもいい。そしてウザく絡んできた。
私には、他人のことを気にしている余裕なんてない。今日、持てる力をすべて出して、良い結果を出す。そして、目指せCランク。それが今日の、私の目標。
その日の放課後。身体検査も無事に終わり、私と雄二は教室に残っていた。窓から夕陽が差し込んでいて教室内を茜色に染めている。
「なに話しているのかな?」
「ん、まぁ……」
いつもは五月蠅いくらいの雄二も真剣な顔つき。歯切れの悪い言葉を残しながら窓から景色を眺めていた。
私たち二人は伊織くんを待っている。身体検査が終わった直後に、担任の伊古田先生から呼び出されて早三十分。
「あんな結果を出したら、そりゃ呼び出しされるだろ」
伊織くんの身体検査の結果。
短距離走 学年最下位。
持久走 学年最下位。
砲丸投げ 学年最下位。
走り幅跳び 学年最下位。
立ち幅跳び 学年最下位。
垂直跳び 学年最下位。
反復横とび 学年最下位。
シャトルラン 学年最下位。
その他もろもろの検査種目 学年最下位。
最初は冗談かと思ったけど、検査のたびに疲れ果てている伊織くんを見ているうちに、だんだんと本気で取り組んでいることが分かった。
それでも、本人が本気でやっていても、周りとの差は圧倒的で。最終結果も平均点を大きく下回る結果となった。
まるで、子供と大人。言ってしまえば普通の人間と変わらない結果だった。呼び出された理由も、たぶんそのこと。理由が理由だけに、自分のことじゃないにせよ、良い気分ではいられない。自分の結果も結局変わらずDランクのままだったけど。
教室の後ろの扉が開く。伊織くんが帰ってきた。
「あれ? 二人ともまだいたのか?」
帰ってきた伊織くんは妙にさっぱりしていた。検査のことで呼び出されたのなら怒られていてそうだけど。
「いきなり呼び出されたから心配したんだよ、なんだったんだ?」
「ああ、検査のことで先生と喋っていたんだけどな……」
「それで、どんな話だったんだ」
「Fランク認定されたって話だった。一番下なんだって。参ったぜ」
その言葉で雄二はもちろん、私も言葉を失った。化身制度のランクにはEランクまでしか存在しない。それは、今までの検査対象者の統計から取られている。つまり、伊織くんは前例のいない化身適応者。
「一般の人間と能力値的に変わらないって言われた。これからの学業とか、すごく大変だけどどうするって話」
当然だ。高校も化身の適応率を上げるため、当たり前の言い方をすれば化身制度のためのカリキュラムがほとんどを占めている。そのなかで、一般人と変わらない人間が普通に過ごせるはずが無い。
「はは、冗談きついぜ、総一郎。そんなジョークじゃ笑えねぇよ」
それまで黙っていた雄二が口を開く。もちろん私だって同じことを思った。
「ほい、証拠。ひと足早く先生がくれた」
差し出した手には検査結果の書かれた用紙。二人でそれを食い入るように見つめる。
伊織くんの言っていたことは本当だった。最終結果の欄にFランクと記入されていて、その横の%表記は0とだけ。
何も無い。優れた動体視力も、驚異的な身体能力も、何も持っていない。この国で、異例中の異例が目の前に存在していた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます