第23話 お二人さん
「ヤッホーみんな、名門会議以来だけど元気にしてやた?」
そこに集まっていたのは、水華、茶紅、那響、風裕貫の4人。
そして、8人の残り二人がいた。
「舞夢ちゃん、樹里ちゃん久しぶりだね。私は元気だったよ」
うん、やっぱり水華はかわいいなあ。私もあんな風に…なれない。
「そういや久しぶりに8人集まったな。なんでお前ら名門会議こなかったんだ?」
お、茶紅の髪がツンツン動いてるぞ!すごい!
あっ、樹里あんたが風吹かせてるだけかよ。
「あーあれかごめんな、こいつが熱出したせいで俺は看病に明け暮れてたよ」
「ごめんなさい…」
「別にいいってお前らも大変だな二人だけってのは」
茶紅は微笑みながら優しく言った。
言われたことに実感がないのか首をかしげてキョトンとした目で雪華はいった。
「そうかな慣れれば結構楽だよ。私はただ雪翔にご飯作ってもらえば満足だし」
それを聞いた瞬間雪翔は呆れたような困ったような顔で
「いや、そろそろお前も作れよ」
とはいうものの大体雪翔が作ってしまうのがこの兄弟である。
その代わりに雪華は掃除や洗濯をしてるけどね。
「いやだ」
と即答した。
「まあまあふたりとも、これで全員集まったんだしそろそろ始めようか」
飛夢はなだめるように手を上下させながら言った。
そういえば私なんで呼ばれたんだろう。このメンバーなら何をしたいのか大体分かるんだけどそこに雪夜が入ってきたせいで全くわからない。
雨道のお二人さんが加わったってことと関係があるのかな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます