七賢人たちの酒

１月はインフル入ったので酒が美味い

日本酒リスト

・山川光男

・繁枡

・辰ラベルＮｏ．３

　年末にインフルに掛かって、文字通り完全寝正月になったのが今年のお正月だった。

　お屠蘇も飲めなかった……というか、まともにお屠蘇を飲んだ記憶がないのだけれど、あれって美味しいもんなのだろうか。

　いま、簡単に作り方を検索してみたけれど、あれはいわゆるハーブ酒の一種らしい。知らなかった。

　ハーブ酒と言えば、日本で有名なのは養命酒だけれど、実は酒と言っても味醂で作られていると言うのを、皆は知っていただろうか。

　養命酒は年配の人が飲む印象が強かったけれど、冬なんかは手足が冷えやすいので去年から私も時どき飲むようになった。

　渋くて苦いイメージがあったけれど、実際には甘くて飲みやすいし、個人的にはけっこう好みの味である。

　味醂は調味料として使われることが多いけれど、かつては氷を入れて夏の飲み物としても人気があったと聞いている。

　特に味醂と焼酎を割ったものは、江戸時代からの伝統的な飲み方で、上方では「柳蔭」、江戸では「本直し」と呼ばれ暑気払いに好まれていたそうだ。

　私は味醂を飲み物として口にしたことはないけれど、一度は飲んでみたいもののひとつである。

　No'１９

【銘柄】山川光男

【酒造】楯の川酒造（山形）

【米種】山形県米

【酒精】１５％

【感想】軽やかだけど、香りの良いお酒。

　　　　さっぱりした感じで、深みはあまり感じないかな。

　No'２０

【銘柄】繁枡

【酒造】高橋商店（福岡）

【分類】中汲み純米大吟醸生生

【米種】山田錦

【酒精】１７％

【感想】吟醸香、味、深みともに優れたお酒。

　　　　ただし、濃い口で飲み慣れない人にはきついかも知れない。

　　　　酸味のバランスも丁度良い。

　No'２１

【銘柄】辰ラベルＮｏ．３

【酒造】辰泉酒造（福島）

【分類】特別純米山廃仕込み

【米種】美山錦

【酒精】１６％

【感想】燗でも冷やでもイケル酒、と酒屋のおじさんに無理を言って選んで貰った。

　　　　ふたを開けた瞬間、すごい吟醸香がした。

　　　　コクと酸味がしっかりしてて美味しかった。