VI 収穫祭-中編

「──」

 レオンハルトは緩やかに瞼を開いた。

 視界を埋めているのは、何の変哲もない板張りの天井だった。

「……ここは」

 上体を起こすと、掛けられていた白い毛布が落ち微かに肌寒く感じられた。寝台の傍に置かれている机の上には、アルスタニア帝国軍の軍服と外套が丁寧に畳まれて置かれている。そこで漸く、レオンハルトは自分がシャツ姿で寝ていたことに気づいた。

 部屋を見渡してみる。広めの部屋の壁に沿って本棚が幾つか置かれ、いずれも本が隙間なく詰まっている。他に置かれているものと言えばレオンハルトが先刻まで横たわっていた寝台と一組の木の机と椅子位のものだが、殺風景な印象は無く、本棚を埋める古びた背表紙が静謐とした彩りを演出していた。

 絹のカーテンが引かれた窓からは、茶色い煉瓦の壁が覗いている。その為、部屋は薄暗い。

 視線の先には下りの階段が見えた。

「目が覚めたかしら」

 間違いなく病院では無い、と結論付けた所で、その階段から黒いものが冷ややかな声を伴って現れた。

「……その幽霊ゴーストでも見るような目を止めて貰えないかしら」

 真っ直ぐな黒髪に、琥珀石を思わせる金褐色の瞳。黒いローブに抑揚の無い声──ティナ・シュレンベルクがそこに居る光景は、少なくともレオンハルトにとっては存在を信じていない幽霊ゴーストとの遭遇に値する驚愕だった。

「……大方、何故お前が此処に居るのかと訊きたいのだろうから先に答えておく。此処が私の家だから。以上」

「お前の?」

「そう。近くで物音がしたから見に行ってみれば、貴方が倒れていた。ついでに言えば、貴方に盛られていた毒は致死性のもので、あのまま放っておいたら間違いなく死んでいた。家の近くに死体が転がっているのも嫌だから拾ったということ」

 淡々としたティナの台詞を聞いて、レオンハルトは漸く自分の状況を理解する。物のように扱われているが、どうやら自分はこの女に救われたらしいと認識する。

 レオンハルトは寝台を降り、机に置かれていた軍服を羽織った。

「何処へ行くの?」

 ティナがのんびりと椅子に腰掛け、釦を止めるレオンハルトを見上げた。

「決まっているだろう。報告だ。あんな奴がまだ街を彷徨いていると言うのに、呑気に寝ていられる訳が無いだろう」

 外套を羽織って出ていこうとするレオンハルトを見て、ティナは感情を見せずに言った。

「そこは心配要らない。あの後すぐにエルミア・オースディン中尉が来て貴方を襲った男を捕らえた。彼女、凄いわね。素手で男を殴って気絶させる女なんてカトレアには居ない。熊とやり合っても勝てるんじゃないのかしら」

「素手で……」

 相手も素手だったのか、それとも何か武器を持っていたのかは知らないが、それでも相当な馬鹿力であることには変わりない。

「貴方が倒れたこともオースディン中尉を通じて首都警備隊の司令官や三番隊の隊員達には伝わっている筈。警備の仕事に関しては赤毛の彼……テオと言ったかしら。彼が取り仕切っているらしいから問題は無い。後は……」

「待て待て」

 矢継ぎ早に説明していくティナを手で遮る。

「話が全く見えないのだが。俺は一体何時間寝ていたんだ?」

 するとティナは氷のような無表情のまま暫く首を傾げ、さらりと言った。

「貴方を見つけたのが昨日の午後三時位。今は三時二十五分だから丸一日と少しと言った所かしら」

「丸一日……」

 レオンハルトは意気消沈して項垂れる。

 油断して敵に遅れを取り、あまつさえ己の仕事さえ滞らせて他人に任せるなど首都警備隊分隊長に有るまじき失態である。レオンハルトは迂闊に行動した己を恥じた。

「さっきも言ったけれど、致死性の毒だったから無理もないわ。解毒薬が効かない可能性だって十分にあった。だから今は生きていることを素直に喜べばいいでしょう」

 その言葉に、レオンハルトはティナを見下ろす。琥珀色の瞳は相変わらず無機質で、何を考えているのか一切読めない。

 しかし、言葉面とは逆にこちらを気遣っているようには到底思えなかった。

「……何、その目」

「……いや」

 レオンハルトは目を逸らす。本音が漏れそうだったからだ。

「まあいい。それよりも」

 ティナは変わらずレオンハルトを見上げたまま、平坦な声で続けた。

「あのナイフに塗られていたのは南方に生えている茸のもので、この国の薬ではまず快癒出来ない。だから解毒薬には私の故郷であるカトレア共和国から持ち込んだ薬を貴方に飲ませた。これが存外と高い」

「待て、南方って……」

「運んだのはオースディン中尉」

 レオンハルトは逸らした視線を再びティナに戻した。しかし、レオンハルトの言葉をティナは歯牙にもかけずに続ける。

「けれど治療したのは私。ならば貴方が今私に言うべき言葉があると思う。なければならない。むしろ言え」

 心做しか、少しだけ早口になっているように思える。レオンハルトは訳がわからず首を捻った。

 が、ティナの顔を見ている内に答えへと辿り着く。

「あー……すまん、忘れていた訳では……あるのだが……ありがとう。助かった」

 幾ら職務のことを考えて焦っていたとは言え、命の恩人への礼を忘れるなど、軍人諸々の以前に人として最低の部類に入るだろう。中々に気まずい。

「貴方は私に対価を支払うべきだと思う」

 レオンハルトの謝罪と礼を完璧に無視する形で、ティナは言った。

「……対価?」

「当たり前だと思う」

「……」

 レオンハルトは押し黙る。確かに、この場合誰が見ても明確に非があるのはレオンハルトだ。よって、何一つ反論は出来ない。

 だが、助けたことに対価を求めるのは違う、とレオンハルトは考える。人助けとは厚意でするものではないのだろうか。しかし、今のレオンハルトにそんな綺麗事を口走る資格は無い。

「……ちなみに、対価とは何だ?」

 覚悟を決めて問うと、ティナは例によって表情を崩さないまま、きっぱりと命じた。

「祭りを案内しなさい」



 数分後、レオンハルトはティナを連れて、商店街の東通りを歩いていた。

 ざわめきに紛れて、様々な店から甘い匂いが漂っている。

「この辺は菓子類を売っている店が多い。甘い物好きの御婦人方には人気らしい。喫茶店が多いのも此処で……おいお前、聞いているのか」

 持てる知識を総動員してレオンハルトが行った商店街の説明は、ある一点をじっと見つめるティナの視線によって中断される。

「……あれ、何?」

 ティナの言葉に、レオンハルトはその視線の先に目を向ける。その先には、昨日エリルが仕事の前にシュークリームを買いに走ったパン屋があった。一日目と同じく、店先には茶色いシュークリームが並べられている。

「何ってお前……シュークリームだ。知らないのか?」

「聞いたことはあるけど、食べたことは無い。美味しいの?」

「甘い物が好きな奴は好きだろうな」

 レオンハルトには見慣れた生菓子だが、ティナには珍しいらしい。じっとそのパン屋を見つめている。

「カトレアではそんなに珍しい物なのか?」

「そんなことは無いと思うけれど」

 ティナは視線をレオンハルトに移した。

「それより、あれ、食べたい」

「……言うとは思っていたがな」

 レオンハルトは溜息を吐き、店番をしていた壮年の女主人に声をかけた。

「あらぁ、レオンハルト君じゃないの。何あの子、もしかして恋人?」

「そんな訳が無いだろう」

 心の底から御免である。

 顔見知りである彼女にからかわれながらもシュークリームを購入したレオンハルトはティナの元に戻った。

 手渡されたそれを見て、ティナはいきなり大きく口を開けてかぶりついた。

 当然、裂けた皮の隙間から薄い黄色のクリームが溢れ出す。

「なっ……馬鹿かお前!?そんな食い方したら手に付くし落ちるだろうが」

 ティナはなんとかクリームが手から垂れないように支えているが、その代わりに指先はクリーム塗れになっている。

「むぐ……美味しい。けれど食べるのは難しい……」

 小動物のように頬を膨らませてシュークリームを頬張る姿は子供じみている。レオンハルトはこの時、人形めいた空気を纏うティナを初めて血の通った人間だと実感した。

「美味しかった。また買う」

 無理矢理口の中に押し込み、指先についたクリームをハンカチで拭き取りながらティナは満足げに言った。

「次。さあ、案内しなさい。」

 暫し呆然としていたレオンハルトだが、早足に歩き始めたティナを見て慌てて黒い背中を追いかけた。



 東通りを抜け、南通りに差し掛かると、ティナはパイの店で足を止めた。

 客引きの声が満ちる中、ティナの視線は店の入口に掛かっている木彫りの魚の頭に釘付けになっている。

「……綺麗に作られているわね」

 ティナは行き交う人を避け、その木彫りの魚の頭をじっと見つめている。

 水揚げされたばかりの魚特有の艶やかな肌、瞳や唇の凹凸まで精巧に表現されている。が、頭だけであり、口の中に釣針のように釘を打ち込み、それに紐を括りつけて吊るしている様はえも言われぬ不気味さを醸していた。

「作ったのはテオだぞ」

「あの人、こんな趣味をしているの?」

「いや、趣味は此処の店主のものだが。頼まれてあいつが作ったんだ」

 レオンハルトは真剣ながらも楽しげに木を削っていたテオの横顔を思い出す。

「彼、器用なのね」

「ああ」

 レオンハルトは頷く。

「口は悪いがな。手先の器用さは異様だ。他にも祭りの為に看板や机なんかを作ったりしている。さっきシュークリームを買ったパン屋があるだろう。あの店の看板は随分と前にテオが作ったものだ」

「他にも作れるものはあるの?」

 問われ、レオンハルトは記憶を辿りつつ指を折っていく。

「この祭りの為に作った看板と机や椅子の他に……建物の修繕も一通り出来るし、銃器の解体と整備も出来た筈だ。後は……その気になれば装飾品も作れるだろう。エリルの誕生日には硝子で指輪を作っていた。その道の職人に弟子入りして一ヶ月掛けて作ったらしい」

「やはりエリルのことが好きなのね」

 言われてみれば、仲が良いとは言え職人に弟子入りまでして女の友人の誕生日に指輪を作ろうとはしないだろう。何故気付けなかったのか。

「そこまで鈍いと馬鹿に思えてくるわね。……ちなみに、貴方の誕生日には何を渡されたの?」

 唐突な罵倒と質問に少々面食らいながらも、レオンハルトは答える。

「木彫りの熊と、鹿と、猫と犬と……そのくらいか」

「……何?それ」

「俺には優しさが足りないから、動物に触れて人心を理解しろ、とのことらしい」

 全く以て意味不明である。握り拳大の木彫りの動物達を渡された時は何かの儀式が始まるのかとさえ思った程だ。が、ティナは「成程」と一人で頷いて納得していた。

 レオンハルトが意味を理解出来ずに追求しようとしたその時、少し離れた背後で大きな歓声が沸き起こった。振り返ると、小さく人垣ができていた。

「何?」

「射撃大会だ。毎年祭りの二日目に開かれている」

 レオンハルトが答えると、ティナは無言でそちらへと近づいていく。

「おい、待てお前」

 ティナを追ってレオンハルトもそちらへ行くと、丁度勝負が終わった所のようで、中心に居る人物に惜しみない賞賛の声が叫ばれていた。

「今年の優勝者は、昨年に引き続き首都警備隊三番隊のエリル・オースディン曹長に決定しました!」

 司会者らしき男の声と、拍手の中心に立つ銀髪の少女を見て、ティナはぽそりと漏らした。

「楽しそうね」

 エリルは嬉しそうに拳を高々と空に突き上げている。その笑顔は輝くように無邪気なもので、他の出場者と思われる者達も共に肩を組み合い笑っている。

 だが、表情こそ変えないものの、ティナの声には一抹の寂しさが混じっていた。。

「……お前」

「彼女は射撃が得意なの?」

 何かを言おうとしたレオンハルトを遮り、普段通りの平坦な口調を取り戻して訊いた。

「あ、ああ。得意だな。普段はあんな奴だが、エリルはこの国でも一、二を争う射撃の名手として有名だ。猟師と共に山狩りに出ることだってある。エルミアはお前も見た通りとんでもない馬鹿力だが、エリルも相当な馬鹿力だ」

 普通、そう言った実力者は帝国軍本部に召し抱えられて出世するものだ。それが何故、首都とは言え一介の警備隊員に甘んじているのかは、解らない。

「意外ね」

 ティナは短く言った。レオンハルトも頷く。

「ああ、意外だろう。俺も未だに信じられない」

「違う。貴方が」

 俺が?とレオンハルトは眉を顰めてティナを見下ろす。ティナは喧騒を見つめながら矢張り短く呟いた。

「仲間のことを語る貴方、誇らしげよ」

 レオンハルトは言葉に詰まる。そんなことは無い、と言おうとしたが、こちらを見上げたティナの視線に声を奪われた。

「私は貴方を冷めた人間だと思っていたけれど、違うと今解った」

「別に」

 レオンハルトは視線を逸らす。

「事実を言っているだけだ。俺の周りには馬鹿しか居ないが、評価できるものは評価すべきと考えているのでな。それがどんな悪人や阿呆であっても」

 それを聞いて、ティナが小さく溜息を吐く。

「頭が硬いわね。正しい考えだとは思うけれど」

「余計なお世話だ」

 この言葉もこの数日で何度使っただろう、とレオンハルトは訳も無く憂鬱になった。

「貴方には、何か得意なものは無いの?」

 しかし、そんなレオンハルトの様子など気にもかけずにティナは更に問いを投げる。レオンハルトはここでも言葉に詰まった。

 得意なもの、と言われると、レオンハルトには思い浮かばない。それはただ単に、自分に誇れるもの、突出した技能が無いと言うだけなのだが、この女にそう思われるのは何故だか癪だった。

「……喧嘩は強い……らしい」

 なので、レオンハルトはこれまでの人生で受けた評価の中で、男として最も無難なものを選んだ。

「……喧嘩?」

 案の定、ティナの瞳が僅かに細まった。

「ああ。元々剣技と殴り合いの腕を買われて首都警備隊三番隊の隊長に抜擢されたようなものだからな。十六の時に、テオと殴り合いをして勝ったこともある。彼奴とは十年以上付き合ってきたからか、二人共遠慮も容赦も無かった」

 理由は忘れたが、軍学校時代に何かを争って殴り合いの喧嘩を繰り広げ、揃って停学処分を受けたことがあった。

「野蛮ね」

 当時の懐かしい思い出を振り返りながら語るレオンハルトの『得意なもの』を、ティナは一言で切って捨てた。

「自覚はある」

 流石に、否定は出来なかった。男同士の殴り合いなど、女のティナから見れば蛮行以外の何でもないだろう。

 レオンハルトが溜息を吐いた時、こちらに気付いたエリルが目を大きく見開き、それから大声で叫んだ。

「レオン!!ティナさんも!!」

 エリルは小動物のようにキョロキョロと周りを見回し、それから人垣の隙間を縫うようにこちらへ向かってくる。走りながら、二つに結ばれた銀髪が大きく揺れていた。

「良かった!目が覚めたんだね!私とテオ、何回も御見舞行ったんだよ?心配してたんだから!痛い所ない?フラフラしたりしてない?」

 エリルの言葉通りの気遣わしげな表情に、言い知れない安堵を覚える。

「……こいつとは大違いだな」

 思わずティナを見て呟くと、ティナは「見捨てれば良かったかしら」と無表情で言った。

「レオン?」

「あ、ああ。もう大丈夫だ。心配かけて悪かったな」

 不安げに見上げるエリルに頷いてみせると、エリルはぱっと安心したように微笑んだ。

「良かったぁ……死んじゃったらどうしようって思ってたんだよ」

「その必要は無いだろう。俺が何処で死のうがお前達には関係無い。」

 まだ死ぬ気は無い。エリルは「心配したの!」と頬を膨らませた。

「この人は石頭だからね。人の言葉をその言葉面通りの意味にしか取れないのよ。つまり人の心の機微なんて解らない薄情な人間」

「流石ティナさん!解ってる!」

 エリルがティナの手を取って深く頷いた。

「一度死ななきゃ治らなかったのかも」

「地獄に落ちて帰って来たら、もっと温かい人になってくれるかもですよねぇー」

「馬鹿は死ななければ治らない、とも言うからね。頭の悪さも筋金入りみたいだし、見捨てれば良かったのかしら」

「寧ろ死んでも治らないかも」

 エリルが手をぶんぶんと振りながら笑うが、ティナは特に振り払うこともなくなすがままにレオンハルトを腐している。

 女二人に好きに罵倒され、レオンハルトは震える拳を抑えるのに必死になる。

「そう言えば、何でティナさんはレオンと一緒にいるの?」

 ふと、疑問に思ったようにエリルは目を瞬かせた。

「助けた対価に案内しろと言われたんだ。人混みは嫌いだとか言っていたような気がするんだがな」

 レオンハルトはじろりとティナを見た。対してティナは、涼しい顔でその剣呑な視線を流している。

「ほほう、つまり、ティナさんもホントはお祭りを楽しみたかったんですね!」

 エリルが確信を得たとばかりに目を輝かせる。

「別にそんな訳では……」

 ティナは否定するが、エリルはそれを遮って喋り続ける。

「ふふん、隠さなくっても良いんですよ?私、素直じゃない人達を相手にするのは慣れてますから!」

「私はいつも素直だけど」

「まずは服装から変えていきましょう!服を変えれば気分も変わるし、折角のお祭りなのに真っ黒のローブなんて勿体無いですよ!近くに綺麗な服を沢山売ってるお店があるから、私が選んであげます!」

「話を聞きなさい。そもそも貴女だって軍服で……こら、ちょっと、引っ張らないで」

 ティナの抗議の声を無視して、エリルはティナの手を掴んで引っ張っていく。

 流石のティナも、眉を顰めつつエリルに引き摺られていく。華奢に見えるが、エリルは馬鹿力である。ティナも華奢だが、こちらは見た目通りの非力な女性らしい。振り払おうとしているのは解るが、まるでエリルの手から逃れられる気配はない。

 レオンハルトはティナの珍しい表情を見られたことに満足つつ、二人の後ろに続いた。

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